皮の赤いじゃがいも『べにあかり』~特徴や適した調理法は?

べにあかり
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春から夏にかけて、新じゃがのおいしい時期。

今回はじゃがいもの品種のひとつ『べにあかり』について簡単にご紹介します。

本記事は19年8月に書いた記事を少し直したものになります(購入・使用は7月でしたがまとめるのが遅くなったので8月になっています)。

べにあかりの特徴

赤っぽい見た目

名前に『紅(べに)』と付く通り、皮が赤っぽい(赤紫っぽい?)じゃがいもです。写真のものはちょっと色が薄いかなという気がします。おそらく比較的新しいものだったのではと思います。(19年7月購入のものなのでちょうど新じゃがの季節でした)

しばらく寝かせて水分を抜いたものだともう少し濃くなるのかもしれません。もし別の時期に購入機会がありましたら追記したいと思います。

形は丸っこく、あまりゴツゴツしておらず目が浅いです。男爵はちょっとゴツゴツしてたりするのでそれほどは剥きづらくないんじゃないかと思います。

中身は白っぽい

断面。皮の色の濃さに反し、果肉は白っぽい色をしています。

やまも
やまも

外側が濃いから中も濃いのかと思ったんだけど、必ずしもそうじゃないんだ……

うめ
うめ

逆に皮の色が薄くても果肉が濃いっていうパターンもあるよ。

品種によって形や色が大きく違うのがじゃがいもの面白いところだね。

どんな調理法が合うの?

べにあかりはほっくり系(粉質)のじゃがいもです。男爵いものようにマッシュポテトや粉吹き芋といった料理に合います。

実際にポテトサラダを作ってみたのですが、つぶした直後はしっとりと水分が多そうだったものの、時間が経つとほくほくとした質感になりました。

つぶしたじゃがいも
やまも
やまも

アップにしすぎてちょっとわかりづらいかもしれないんだけど、つぶした写真はこんな感じ。

この時、けっこう長めに茹でたということもありかなり煮崩れしてしまいました。きっちり水分を切れば潰して使う分にはそこまで問題は無いと思いますが、若干水っぽくなってしまう可能性はあるので茹ですぎには注意したほうがいいかも。

煮物は長時間加熱することが多いので、それを考えると煮物やカレー、シチューなどにはあまり向かないと思われます。(中には煮溶けたものが好きという方もいらっしゃるかもしれないのでそのあたりは好みによりますが……)

うめ
うめ

ちなみに煮物に合う定番のじゃがいもは『メークイン』だね。長く煮ても崩れにくいから形がしっかり残りやすいよ。

ただ、味噌汁を作る時にも使ってみたところ、そこまで煮崩れる感じはありませんでした。おそらくあまり長時間茹でなければある程度は大丈夫なのではないかと思います。何度も温め直したりかき混ぜたりすると崩れるかもしれないのでご注意ください。

やまも
やまも

べにあかりを使ったポテトサラダのレシピはこちら↓

【レシピ】りんご入りポテトサラダ
りんご入りのポテトサラダのレシピ。ハムを加えて旨味をアップします。

※23年には同じく皮の赤い『アンデスレッド』を使ってみました。一見似ているのですが、べにあかりとはまたちょっと違う特徴を持つようです。詳しくはこちらに記載しています↓

赤いじゃがいも『アンデスレッド』~特徴や食べ方を見てみよう~
皮が赤いじゃがいものひとつ。果肉は黄色く、ところどころ赤紫色が入っているのが特徴。かなり粉質みが強く、ホロホロとして舌触りが良いマッシュポテトが出来ます。ただし煮溶けやすいので煮物や汁物だとかなり厳しめなので注意。
【最終更新】
23.08.01:画像に品種名を記入しました。またアンデスレッドの記事へのリンクを追加しました。
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