カラフルな『もちとうもろこし』~特徴や茹で方などを見てみよう~

いろんなもちとうもろこし
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初夏あたりから出回るようになる『とうもろこし』。甘い『スイートコーン』が主流ですね。

そんな中、たまに小さくてカワイイ『もちとうもろこし』(※または『もちきび』)というものを売っていることがあります。あまり見かけないので『普通のとうもろこしと何か違うの?』『どんな味がするんだろう?』と気になる人もいるんじゃないでしょうか。

今回はこの『もちとうもろこし』について簡単に書いていきます。

『もちとうもろこし』って何?

やまも
やまも

ものすごくざっくり言うと『もっちりした硬めのとうもろこし』

例えば我々の主食である米はご飯になる『うるち米』、餅やおこわ等に使う『もち米』にわかれています。それと同じようなものです。

炊いたもち米がうるち米よりもちもちとして歯ごたえがあるのと似たような感じで、もちとうもろこしは普通のとうもろこしと比べてもっちりとしていて硬いのが特徴です。

『もちきび』と呼ぶこともあります。とうもろこしを『とうきび』とも言うので『もち種のとうきび』という意味合いがあるものと思われます。ただ、それとは別に『黍(きび)』という穀類もあり、それのもち種も『もちきび』と呼ぶため、そちらとは別物となります。
うめ
うめ

ちょっとややこしいから注意してね

いろんな『もちとうもろこし』

もちとうもろこしにもいろんな色のものがあります。

白くてきれいなとうもろこし

これはほぼ真っ白のもちとうもろこし。

茹でるとこのようになります。

ゴールド種のスイートコーンほど濃くはないですが、やさしい透き通った黄色。

※スイートコーンのほうにも白い品種があります↓

白いとうもろこし~特徴や茹で方を見てみよう
白いとうもろこし(スイートコーン)。色は薄いですが、黄色いとうもろこしと同様に甘くておいしいです。茹で方も同じでOK。

インパクト抜群の紫とうもろこし

次はこちら。さっきの白とは一転、濃い紫が印象的。

色が濃いため一粒一粒の輝きがよく映えます。

茹でるとこんな感じです。赤っぽくなりました。

紫系野菜の宿命とも言えますが、色が変わってしまうのはちょっと残念かもしれません。ですが、赤色の中にうっすらと隠れた黄色が透けて見えるところや一粒ごとに色が微妙に異なって模様のようにも見えるところなど、これはこれで美しい色合いだと思います。

変わり種のバイカラー

こちらは白と紫、さらに黄色の混ざった配色。品種は記載されていなかったのではっきりとは断言できませんが↓

【追記20.06.30】もちとうもろこしで『もちもち太郎バイカラー』という品種があるようで、見た目が近いためその品種の可能性が高いのではと思います。

色合いは同じくバイカラーの『ウッディーコーン』に似ているのですが、あちらはスイートコーンですし、もう少し黄色みが強いように思います。

袋に数本入っていたのですが、全体的に白っぽいものもあれば色がかなり混ざっているものもあり、個体差がありました。

何となく鉱石っぽい色合いできれいですね。

やまも
やまも

ちょっと石チョコ思い出す……

茹でたものがこちら。先2つの特徴と一致するように、白や黄色といった薄い部分は濃くなり、逆に紫だった部分は薄い色になりました。

やまも
やまも

グミっぽいというかお菓子みたいな色でこっちもきれいだなぁ

 

味や食感は?

試しに生の状態で数粒かじってみたところ、ポリポリとした食感で、味・食感ともにナッツのようなイメージ。香りはほぼ無臭。

生だとおそらく消化に悪いので非推奨です(今回は個人的な確認のために行いました)。

茹でると、スイートコーンとほぼ同じ香りがします。特に茹でたての香りが良いですね。

食感は名前通りもっちりしていて粒がしっかり硬め。スイートコーンはかなり甘いですが、それと比べると甘みはひかえめ。例えるならちょっと豆っぽいかな?スイートコーンとはだいぶ違う印象を受けます。

スイートコーンの甘みに慣れているとちょっと物足りないかもしれませんが、このほんのりした甘みと歯ごたえがくせになります。よく噛む必要があるため、食べ応えもバッチリ。

うめ
うめ

かぶりつくのが難しい場合は粒の部分をナイフなどで削いで食べてもいいと思うよ。

※色が濃いもののほうが少し歯ごたえがしっかりめかな?と思ったのですがたまたまかもしれません。今後機会があれば確認してみます。

ほか、スイートコーンとの違いは?

一応ものによるのですが、もちとうもろこしはスイートコーンと比べると小さく細身です。

試しに測ってみた上のものは(ちょっと角度の関係でうまく撮れなかったので目盛りがずれていますが)14.5cmくらいでした。よく文房具で使う定規だと15cmのものが多いので大体そのくらいのイメージでしょうか。

あと、粒の並びがちょっと不規則な感じがします。(※ものによるかも)

茹で方は?

実際に茹でた手順を紹介しておきます。※あくまで一例です。

やまも
やまも

とは言っても普通のとうもろこしの茹で方とそんなに変わらないから心配しなくて大丈夫。

鍋に水と入れて茹でる

とうもろこしがかぶるよりも多めの水を入れます。とうもろこしが浮いてしまうので最初は浮かないよう押さえながら水量を確認してみてください。

入れたら火にかけます。

沸騰してから15分ゆでる

沸騰したら、たまに箸で転がしながらそのまま茹でていきます。

途中で塩を少々加えます。

やまも
やまも

スイートコーンならもっと短い時間でいいと思うけど、硬めの品種だからちょっと長いくらいがいいんじゃないかな。

23.07.26追記
茹で時間を15分と記載しているのですが、かなり硬めの仕上がりになるため、もう少し時間を伸ばした方がいいかもしれません。(23年度に再度調整・修正する可能性があります。その際はまたお知らせしたいと思います)

蒸らす

火を止めて、ふたをしたまま蒸らします。今回は40分ほどにしましたがもう少し短くてもいいかも。

やまも
やまも

けっこう前にスイートコーンを茹でたときの失敗談なんだけど、数時間放置してしまって水っぽくなっちゃったんだ。もちとうもろこしでも似たようなことになるかもしれないから注意したほうがいいかも。

 
うめ
うめ

栄養も余分に流れ出ちゃうかもしれないし、特に夏場は衛生面のリスクもあるからあまり長い時間置いておかない方がいいと思うよ。

個人的には長くても1時間くらいかな…と思います。蒸らし終わったらお湯から上げてください。

スイートコーンもおいしいのですが、こういったもちとうもろこしも素朴でおいしいので、見かけたら是非購入して食べてみてほしいなと思います。

最後に。とうもろこしは鮮度が落ちやすいので買ったらできるだけ早めに調理するのが美味しくいただくコツのひとつです。すぐに食べない場合は茹でてから粗熱をとって冷蔵~冷凍するのも良いかと思います。

最終更新
23.07.27:全体的にリニューアル。白と紫のとうもろこしの項目および茹で時間についての補足追加。
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