
秋~冬にかけて収穫される『ぽんかん』。みかんとすごく似てるんだけど、どこが違うんだ?

よく見るとけっこう違いがありますよ。写真といっしょに見ていきましょう。
『ぽんかん』と『みかん』の違い
まず『ぽんかん』もみかんの仲間です。漢字で『椪柑』。一方『みかん』は一般的に『温州みかん(うんしゅう)』を指します。それぞれ細かく品種がわかれますが、今回は割愛。
見た目の違い
まず、見た目について。並べて写真を撮ってみました。

左が『ぽんかん』、右が『温州みかん』です。

大きさはだいたい同じくらいだな…

まぁそこは品種や規格などにもよると思います。今回は家に買い置きしていた温州みかんがたまたま同じくらいの大きさだったので比較対象としてはちょうどよかったですね。ちなみに直径は大体7cmくらいです。
よく見ると、ぽんかんは温州みかんと比べて少しデコボコしています。

アップで比較。こう見ると皮の表面も違うのですが、大きく違うのはヘタの部分。絞ったような形になっています。この部分は触ってみると硬いです。

皮の質感なんだけど、温州みかんは割となめらかで、ぽんかんはザラザラというか、ちょっとごわついた感じがする。

横から包丁をいれた断面はこんな感じになります。

ぽんかんは真ん中の空洞がでかいな

真ん中の部分が目立ちますが、よく見てみると、ぽんかんは皮と房の間にちょっと隙間がある感じですね。
※ものによっては真ん中の空洞はもう少し狭いかもしれません
味・食感の違い
温州みかんは酸味も甘みも強いことが多いのですが、ぽんかんは酸味が割とひかえめなほう。酸味が少ない分インパクトはあまりありませんが、落ち着いた味でクセがなく食べやすい。果汁はしっかりあります。
食べ方の違い
食べ方に違いは特にありません。温州みかん同様、ぽんかんも手でむいて食べることができます。先ほども書いたのですが、房と皮の間に少し余裕があるので簡単にむくことができます。ただ、皮の厚みはそこまでないものの少し硬いため、ちょっとボロボロとするのが人によっては気になるかも。
房ごと食べることができますが、ぽんかんは少し内皮(じょうのう膜)が硬めです。噛む力の弱い方だと少し厳しいかもしれません。その際は内皮をむいて食べましょう。
※温州みかんもものによっては硬いことがあります。
ちなみに、今回の写真のように横向きに切ってしまうと、皮をむくときに果肉が潰れるためオススメしません。また、オレンジのように実が詰まってないため、スマイルカットもあまり向かないと思います。

ただ、上に書いてるのはあくまで個人的にこういう食べ方が楽かな~って感じなので、別に正解ってわけじゃないぞ!各自食べやすい方法で食べよう!
簡単にでしたが、参考になりましたら幸いです。それではまた。