
今回は『そうめんかぼちゃ』について書いていくぞ!

『金糸瓜(きんしうり)』っていう別名のあるかぼちゃだね。『ペポかぼちゃ』と呼ばれるかぼちゃの仲間。『ペポかぼちゃ』は観賞用が多いけど、この『そうめんかぼちゃ』みたいに食用にするものもあるよ。他に有名なもので『ズッキーニ』が上げられるよ。
特徴等
生の状態

見た目はウリのように楕円形、果皮は黄色。

断面。こう見るとやっぱりかぼちゃ。種も薄く、普通のかぼちゃと同様の形状です。

あとめっちゃ硬いぞ…

かぼちゃだもんね…
切るのにかなり力がいります。(因みに私の場合、自力で切ることができず家族に切ってもらいました。)

種とワタをとったものが上写真。ある程度手でとって、あとは大きめのスプーンでえぐりとりました(もちろん最初からスプーンでとってもOK)。
ところでこの断面、よく見るとつぶつぶとした模様がありますね。
拡大してみるとこんな感じ。

ちょうど手でくずれそうな部分をちょっとくずしてみました。硬く、色味も相まって乾燥パスタみたいです。
ゆでてみる

半分に切ったものをゆでてみました。鍋で沸騰したお湯にかぼちゃを投入。ぐつぐつとゆでます。

ゆで途中のものですがある程度くずれてきたので写真をとってみました。

アレに似てるよな、ホラ、刺身の横に添えてある白いの…アレ…

『ツマ』のことかな?

それだ!!
色は黄色いですが似てますね。しかし自然にこのような形になるのはやっぱり不思議というか…自然の神秘というか。
※因みにここで言っている『ツマ』は大根のことですよ。

※上の写真ではけっこうくずれてますが、私が箸でいじりながらゆでたせいなので、ゆでただけではあまりくずれないと思います。
25分ほどで火をとめました(本当はもう少し長くゆでたかったのですがお湯が蒸発してしまいちょっと足りなくなってしまったのと、あまり食事まで時間がなかったのでここでストップしました)。

今回小さめの鍋を使ってしまったせいで、お湯があふれかけてしまったのは失敗だったかな…。上記のお湯の蒸発のこともあるし、鍋は大きめのものをおすすめするよ。

水にさらしながら繊維をくずします。お湯がしみこんでいるため、水にさらしてもなかなか熱が逃げません。ヤケドしないようにご注意ください。

軽くしぼって水気をきったもの。名前の通り麺っぽいです。長めにゆでましたがそれでも食感はシャキシャキとしています。味は薄めで、いろんな味付けに合いそう。


皮に近い部分は繊維質というより普通のかぼちゃに近いような肉質でした。この部分は内側より甘みがあり、かぼちゃっぽい風味があります。
※酢の物にしてみた


簡単なレシピをつけておくよ
材料
・そうめんかぼちゃ …1/2個
・きゅうり …1本
・りんご酢 …大さじ2
・砂糖 …大さじ1
・うすくちしょうゆ …大さじ1
・塩 …少々
※自分が酸味が強いものが苦手なのでりんご酢を使用しましたが、もちろん穀物酢などでもOKです。ただ酸味が強くなってしまう可能性があるので、味をみながら入れた方がいいかもしれません。
手順
①そうめんかぼちゃはゆでて水にさらし、しぼっておく。
②きゅうりは細切りにし、塩を少々ふって水分を抜く。10分ほどたったら流水で洗ってかるくしぼる。
③そうめんかぼちゃときゅうりを合わせ、調味料を混ぜる。
④完成
今回は和え物として使用しましたが、クセがないのでいろんな料理に使えます。別の日に家族が炒め物を作ったのですがとてもおいしかったです(ゆでてしぼったものをハムとぶなしめじと炒めたもの)。色々チャレンジしてみると面白いんじゃないかと思うので、何かほかに作ったらまたご紹介したいと思います。
余談
ところで、割った時にコレが出てきました。


何コレもやし?


め…芽が出てる…
最初もやしか?と思ったんですがちょっとびっくりしましたね。買ってちょっと時間をおいたのでその間に生えたのかもしれません。
ちょっと調べてみましたが、そうめんかぼちゃに限らずたまにこういったことがあるみたいですね。
この場合品質にどう影響するのかははっきりわからないのですが、個人的にはあまり気にしなくてもいいんじゃないかなと思ってます(腐ってたりしたらまた別ですが)。もやしもどきはさっさと捨ててしまいましたがこの機会に味もみとけばよかったかなと後から思ったり…いやでもあまり食べる気はしないな…。

何にしても、夏は特に傷みやすいということもあるので、買ったらすぐに食べたほうがいいと思うよ。保管するときはきちんと冷暗所で!
それでは、また。