
今日は『しかくまめ』について書いていくぞ!
しかくまめとは?
マメ科シカクマメ属。豆の仲間ですが、一般的にはさやが若いうちに収穫し、野菜として利用します。
熱帯地域を原産とし、日本でも比較的暖かい地域で栽培されているようです。旬は他の多数の豆類と同じく春。
栄養成分
可食部100gあたりのエネルギーは20kcal、水分92.8g。
えだまめやそらまめなどはエネルギーが高く水分が少ない(固形分が多い分、たんぱく質や脂質、炭水化物が多い)のですが、しかくまめはそれらと比べるとエネルギーが低く水分が多くなっています。同じようにエネルギーの低い豆類としてはさやえんどうがあげられます。
しかくまめは三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)は少ないですが、無機質(ミネラル)は決して少なくはなく、特にカルシウムは80㎎と多く含みます。また、食物繊維も3.2gと割と多め。

他の多くの野菜類と同じように、無機質やビタミン類、食物繊維などの供給源として優秀ですね
参考:文部科学省『日本食品標準成分表』6.野菜類
http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm
特徴
見た目
生の状態

ひらひらした形状のさやが特徴的。
表面の色はけっこう濃いですが、中の色は薄いです。

断面。名前の通り、四角形になっています。

ひらひらした部分まで見ると四角というよりバッテンの形だけど、内側の空洞部分をよくよく見ると確かに四角だな…。
(※『四角』がひらひら込みの形からなのか空洞の形からなのかはちょっとわからないです)
ゆでた状態

上が塩ゆでしたもの、下が生のものになります。
少し色が濃くなり、透明感が出ました。

葉野菜や花野菜と同じように、ゆでるときに塩を少し入れるときれいにゆであがりますよ!
味・食感
生の状態 ※おすすめしません
食感は硬く、味は豆というより葉っぱをかじっているような感じ。あまり食味はよくない。
※注意※
豆類は生で食べると食中毒を起こす可能性があります。しかくまめはどうなのか調べてもあまりはっきりとわからなかったため保証ができませんので、個人的には加熱してから食べた方が安心だと思います。(今回は味を見るために少しかじりましたが…)
ゆでた状態
ゆでると、少しやわらかくなり、豆っぽい風味を感じるようになりました。味自体は薄めでクセが少ないため、様々な料理と相性がいいです。
まとめ
しかくまめとは
①四角い形が特徴的な豆。
②野菜として食べる豆の中ではヘルシーな豆。より野菜寄り。
③加熱してから食べよう!
…といった感じで。

因みに、今回ゆでたものはごま和えで食べたぞ!おいしかった!
春になるとけっこう出回ると思うので是非探してみてくださいね。
それでは、また。