
今回は『春の七草』について簡単に説明していくぞ!
春の七草
『春の七草』は、一般的に1月7日、粥にして食べる風習があります。理由については諸説あると思いますが、『無病息災を願う』『お正月におせちなどを食べて疲れた胃を粥で休める』などの意味合いがあるようです。
『春の七草』の種類について
普段なじみのある野菜もありますが、こういうときじゃないと食べないようなもの(野草といったほうがいいのかな?)もあります。
ゴギョウ

正式な名前は『ハハコグサ』。
葉はゆるやかな形で丸みがあり、細かな産毛が生えていてうっすらと白いのが特徴。
スズシロ

『スズシロ』は古い呼び方。『大根』のことです。これはおなじみの野菜ですね。
スズナ

『スズナ』も古い呼び方で、『蕪(かぶ)』のことを指します。これもおなじみの野菜。
セリ

鍋物や吸い物にもよく使われる野菜。独特の味や香りが特徴。写真のものは少し丸まってしまっていますが、葉はトゲトゲしています。
ナズナ
『ぺんぺん草』とも呼びます。こっちの名前のほうがピンとくる人もいるんじゃないでしょうか。地域にはよりますが道ばたに生えているようなものなのでそこまで珍しくはありません。
ハコベラ

『ハコベ』という野草を指します。名前はほぼ同じなのでわかりやすいですね。ここであげられる『ハコベ』は『コハコベ』という小さなハコベを指します。

ホトケノザ
※イラストはイメージです
『コオニタビラコ』という野草の別名。写真の物はパック詰めされていたので葉がそろっていますが本来は右イラストのように開いて生えています。ちなみに『ホトケノザ』という名前の全く違う植物もあるため注意。
入手方法は?
家で七草粥を作りたい場合。スズシロ(ダイコン)、スズナ(カブ)、セリあたりは旬ですし単体で売ってるので入手は難しくないでしょう。ただ、他は基本的に野草なので自力でそろえようとするとなかなか難しいです。しかし、この時期になると農家さんが栽培したものが1セットで売っています。そろえて買いたい場合はそちらがオススメ(※お店によっては取扱いがなかったり、少なくて早めに売り切れることもあり)。

野草は素人だと判断がしづらいし、農家さんが育てたものなら安心して買えるな!
もしそういったものが入手できない場合でも、個人的には無理して全部そろえることはないと思います。用意できたものだけ使うか、量や種類が足りないように思えば代用で別の野菜を使うといいのではないでしょうか。

例えば、本来の材料だけだと緑と白しかないから、人参を入れると鮮やかになるね。芋類を入れてもおいしいけど、煮すぎると溶けてドロッとなっちゃうから注意(※それが好きって人もいると思うのでその辺はお好みで)。