
今回は『ドラゴンフルーツ』について!

大きいお店でないとなかなか入手しづらいんですよね…今回は運よく地元産のものを入手できました。輸入物のイメージが強いのですが、日本でも栽培されているのですね。
【最終更新】
20.08.27:栄養成分を追加しました。
ドラゴンフルーツとは?
タイトルにも書いているのですが、正式名称『ピタヤ(pitaya)』といいます。サボテンの仲間です。
ラグビーボールのような少し細長い形状にうろこのような果皮、鮮やかな色が特徴的。よく売られているものは赤い果皮のものですが、黄色いものもあるようです。
栄養成分

栄養成分を見てみよう
※可食部100gあたり | ドラゴンフルーツ、生 |
エネルギー | 50kcal |
水分 | 85.7g |
たんぱく質 | 1.4g |
脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 11.8g |
食物繊維(総量) | 1.9g |
カリウム | 350mg |
マグネシウム | 41mg |
パントテン酸 | 0.53mg |
ビタミンC | 7mg |
出典:文部科学省『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』第2章 日本食品標準成分表 PDF(日本語版)7.果実類
可食部100gあたりのエネルギーは50kcal、炭水化物11.8g。他の果物と比べて割と標準的。
無機質(ミネラル)ではカリウム、マグネシウムが豊富。特にマグネシウムは果物(生の状態)の中でもトップクラスです。これらの成分の働きの例として、カリウムは体の余分な塩分を外に出す役割、マグネシウムは骨を強くする役割などがあります。
パントテン酸も多め。ビタミンBの仲間で、三大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物)の代謝を補助する役割などがあります。
逆にビタミンCは7mgと少なめ。果物といったらビタミンCというイメージもあるのですが、ものによってはこのようにビタミンCが少ないものもあります。

無機質、ビタミン、食物繊維といった成分は不足しがちなので、それを補えるのはメリットといえるのではないかと思います。そこまでエネルギーが高いというわけではないので、特にダイエットで食事制限している人にもおすすめです。(※バランスよい食事が前提となります)
見た目
レッドピタヤ

今回購入したものは『レッドピタヤ』といわれるもので、果皮・果肉共にピンクがかった濃い赤色をしています。

断面。黒いごま状のものは種です。

結構果汁が多いです。服に付かないように注意してくださいね。
果汁も同じ色をしています。まな板は水にぬらしてから使用すると色が付きづらくなります。
(※まな板に付いた場合、何回か洗えばおそらくとれると思います)

皮ははがしやすいです。包丁を少しひっかけてあとは手でむいてみました。
ホワイトピタヤ

こちらは1年前に撮ったものです。『ホワイトピタヤ』と呼ばれます。果皮は似ているのですが、名前の通り果肉が白いです。
こちらも皮がはずしやすく、赤のものと比べると果汁の色が目立たないため、より処理がしやすいです。
味・食感
果肉はやわらかく、果汁が多め。種の食感がプチプチしていて面白いです。
味ですが、前回ホワイトピタヤを食べた際にはちょっと甘みが物足りない感じがありました。しかし今回のレッドピタヤはそれより甘みが強く(特段甘いというわけではなくどちらかというとやさしい甘み)酸味もほどほどにありおいしかったです。
補足:あまり日持ちがしない
因みにドラゴンフルーツは追熟はしないため、長く置いておいてもそれ以上甘くはなりません。あと水分が多いことも関係するのかあまり日持ちがしないようなので(実際前にちょっと長めに冷蔵庫に入れていたらカビが生えてしまったことがあります…)、買ったらできるだけ早めに食べることをおすすめします。

もしあまり甘くないなと感じた場合はシロップ漬けやスムージー等に加工すると食べやすくなると思いますよ
それではまた。