豆といえば貴方は何を思い浮かべるでしょうか?煮豆にする乾燥豆、大豆、実えんどう(グリンピース)、スナップえんどう……と挙げればいろんなものがありますね。
その中のひとつ『そら豆』は、未熟なうちに調理して食べるいわゆる『野菜豆』。本来春に旬を迎えるものですが、お店を見るともっと前から出回っていることもあります。
簡単な食べ方は『茹でて食べる』こと。茹でたらそのままおつまみやおやつにしてもいいし、料理に使ってもOK。
今回は『そら豆の茹で方』について簡単に書いていこうと思います。
『そら豆』を茹でてみよう
準備するものは?
準備するものは以下の通り。
・水:鍋にたっぷり
・塩:適量
・酒:適量(※なくてもできるけど、できたらあったほうがいい)
たっぷりのお湯で茹でるから鍋のサイズは余裕を持ってたほうがいいけど、そこまで量が多くなければ小さい鍋でもいけるはず。
手順は?
手順は簡単、以下3つ。
②お湯をわかして塩・酒と茹でる
③ざるに上げて完成
下でもう少し詳しく解説していきます。
豆を取り出し、洗って切れ目を入れる
枝豆の場合はさやごと茹でますが、そら豆の場合はさやから中身を取り出してから茹でます。
さやを開いて中の豆をボウルなどに入れて洗います。
下処理のポイントは
『豆に切れ目を入れる』
こと!
洗ったら豆の側面片方にだけ包丁で軽く切れ目を入れておきます。
何故かというと、先に切れ目を入れておくことで、茹でた後に皮がむきやすくなるから。
上の画像のように、青○のところに切れ目を入れるのがオススメです。
一応両方試してみたのですが、赤○のところ(※さやと繋がっていた部分でそこだけ黒い)は他の部分より硬いので包丁がなかなか刺さりません。また、へこんでいるため中身が引っかかってしまいつるんとむけないという点もネック。青○のところであればそこまで硬くなく、茹で上がった後にきれいにむけます。
※わたしはそちらのほうがやりやすかったのですが、黒い方を切る方もいらっしゃるようなので人によります。やりにくくなければどちらでも良いと思います。
ちなみに切らなかった場合どうなるかというと下画像のようになるよ
しわしわ!!
皮がぴったり中身とくっついちゃって剥きづらいんだよね……。だから、ちょっと手間だけど茹でる前に切れ目を入れておいたほうが後で楽になるよ。
お湯をわかして塩・酒と茹でる
鍋にたっぷりのお湯を沸かします。沸騰したら豆と塩・酒を入れて中火で2分ほど茹でます。
ここで2つ目のポイント。絶対入れないといけないということはないのですが、酒を入れて茹でることでそら豆の匂いが緩和されます。
…といっても完全には消えないし特に湯気があがっているときは匂いが強いので、苦手な人は換気をよくするなどの対応をおすすめします。
そら豆はちょっと独特な匂いがするからね……
ざるに上げて完成
実際に味見するか中身に竹串を刺すなどして硬さを確認し、食べられる状態になったらざるに上げます。
粗熱をとって完成。
塩気がほどよく、ほっくりとした仕上がりに。
食べる時に薄皮をむいて食べます。
もし塩気が足りなかったらちょっと塩を振るといいかも
皮は食べられるの?
食べられないこともないんだけど…皮は硬くて口当たりがよくないんだよなぁ……
皮ごと食べたい場合は塩茹でじゃなくて素揚げのほうがいいかも。よく『フライビーンズ』って売ってるけど、あれはそら豆を皮ごと揚げたものだよ。あれはあれでかなり硬いから好みは分かれちゃうけど、あれもおいしいよね。
フライビーンズの場合かなり歯が丈夫じゃないと食べられないので我が家では残念ながら作らないのですが、ご興味がある方は是非挑戦してみてください。
オマケ:そら豆の選び方は?
ツヤがあり、濃い緑のものを選ぶとよいです。
ちなみに今回購入したもの(10本分)を測ってみたところ、下のような結果でした。
→長さ12cm前後
重さ25g前後
豆
→小さいもので2~3g
大きいものは6~7g
ちょっと小さいかな?という感じがします。写真のものは1月購入でちょっと早めだったので、時期が遅ければもう少し中身もしっかりしてるかも?(※別時期に購入してまた確認してみます。その際はまた追記しますね)
ちなみに、そら豆やグリンピースなどの豆野菜は大体春が旬だね。枝豆は夏が旬だからちょっとずれるよ。
調理済の惣菜などでも美味しいものはたくさんありますが、たまには旬のものを茹でたてでシンプルに食べるのもいいものですよ。
以上、参考になりましたらと思います。
23.12.25:『そら豆に関する記事』から『そら豆の茹で方メインの記事』に方向性を変えて全体的に構成を変更。