2023年、とある直売所でぶどうを発見。

コレ、緑色なんですが『巨峰』だそう。

巨峰って紫色じゃないの?
紫色のぶどうは最初は緑色で、後で紫に変わるみたいです。

ちょっと赤みがかった粒もセットで入ってました。
粒のサイズがまばらでスカスカしていることから、おそらく摘房したものなのではないかと思います。

摘房ってのは野菜で言う『間引き』みたいな感じと思ってOKです
そういえば直売所に売っているぶどうってたまに赤みが薄いものもあったりします。これも同じように摘房したものなのか、色づき的に規格が合わなかったものなのかなと予想しています(※あくまで一消費者の予想なので実際はわかりませんが……)

緑色の粒と少し赤い粒の断面と果肉の比較。皮が赤いほうは果肉にも少し赤みが出ています。緑色はほぼ色が変わらないきれいな緑色。ちょっとマスカットっぽい印象。
さて、気になる味についてなんですが、

美味しい!
緑色の方は何となく酸味が強そうなイメージがあったんですが全然そんなことはなく、まろやかな甘みがあります。皮はやわらかく、パリッとした食感。皮ごと食べてもそこまで口に残りません(ちょっとは残りますが通常のものよりは全然気にならない)。
一方、少し赤い方は明らかに味が異なります。より巨峰っぽい味。緑のものも甘いんですがこっちは一気に甘みが強くなった印象。皮は緑より丈夫で、そのまま食べると口の中に残ります。紫色になる過程で皮も分厚く硬くなっていくのかもしれません。
なにはともあれ、どちらも美味しいぶどうでした。

ここまで違うものなんですねぇ
とても面白い経験だったと思います。ごちそうさまでした。
こういったものは購入できる機会がなかなか無いですが、地元の方が栽培していれば直売所などで入手できるかもしれません。しっかり色づいて立派なものには及ばずとも、このレベルならば十分美味しいと思います。値段も高いぶどうと比べれば少し安価で買いやすいので、ご興味がありましたら是非食べてみてくださいね。