26年7月、お店でちょっと変わった野菜を見かけました。

『ダビデの星』という名前のオクラ(※買って少し経ってから撮影したので一部黒っぽくなってしまいました。本来はもっときれいです)。

こんなに太いオクラ見たことないなぁ……
実というよりつぼみみたいな形で面白い。

普通のオクラと並べてみました。違いは一目瞭然。太く短く、白っぽい色をしています。
表面にはやわらかい産毛があり、触ってみるとふわふわした質感。普通のオクラにも産毛はありますが、心持ちちょっとだけこちらのほうがやわらかいかなという気がしました。ヘタ周辺は少しトゲっぽい。

こちらは輪切りにしたものです。

あ~、なるほど、星形だ!

普通のオクラはきれいな五角形(※ものによっては星形のようなのですが、わたしが持っている写真はすべて五角形なので品種によるのかもしれません)になっているのに対し、トゲトゲした星のような形をしています。
ちなみに、ここで言う星の形というのは普段わたしたちが想像する五角形の星形とは異なります。元々『ダビデの星』という六角形の星形が存在し、今回あげているオクラは断面がそれに似ていることからそのまま同じ名前が付けられたものと思われます。
大きさもさることながら、果肉が分厚いのもポイント。種のサイズは意外とそこまで変わらないかも(※後日切った別のダビデの星の種はもう少し大きく感じたのでものによるかもしれません)。

後日切ったものは風車みたいにちょっと曲がっていました。これもこれで個性があって良いですね。
さて、気になる食味についてですが、

案外普通のとあまり変わらないかも?
まず生の状態。普通のオクラは果肉が薄いのでパリッとした食感である一方、ダビデの星は肉厚ゆえに少しサクサクしているように感じました。ただ、ずっと噛み続けてるとそこまで変わらない印象。粘り気もダビデの星のほうが若干強いかな……という気はするんですが実際はそこまで違わないように思います。果肉の硬さも食感が違うものの同じくらい?

茹でると少し明るい色になります。

ちょっと色味はロマネスコっぽい
加熱後はすごくやわらかく、種の硬さも気にならないくらい。味はそこまで濃くなく、クセが無いです(けっこう茹でたのでもう少し時間を短くすれば食感を残せると思います)。
ただ、汁にすごくとろみが出ます。

上写真のものは鶏ガラの素と淡口醤油でスープに仕立てました。味噌汁の場合、オクラのとろみが邪魔をしてしまい味噌が溶けづらいので注意が必要です。

お湯600~800mlくらい?に丸々一本入れるととろみが強いなと感じました。そこは好みにもよるとは思いますが……
一応いろんな食べ方があるとは思うのですが、個人的には
・硬さが気になる場合は加熱してスープや温野菜など
・硬さが気にならないなら生食でサラダなど
……が向いてるかなぁ、という印象です。基本、新鮮なら生食のほうが良い気がします。
加熱調理は切った後だと形が崩れやすいので、せっかくの星形を活かすなら生のまま使うのが無難。やわらかく仕上げたい場合は加熱したほうが食べやすいです。特に種は生の状態だとちょっと硬いので噛みづらいという人は加熱したほうがよさそう。
ただし、先述のように汁物の実に使うとかなりとろみのある汁になるのでとろとろしたあんかけ系が苦手な人は注意が必要。また、加熱後和え物にしたい場合はできるだけとろみや栄養分が茹で汁に流れないように丸ごと茹でてから切ったほうがいいでしょう。

レンジで加熱もできなくはないと思うんでレンジ調理に慣れている人はそっちを使ってもいいかもしれません(わたしの場合はレンジ調理はあまり慣れていないので鍋で茹でています。あと普通のオクラとはサイズも違うので茹でるほうが失敗リスクが低いかなと思います)
オクラは産毛が痛いのでよく板ずりをしますが、これに関してはおそらくあまり必要ないのではないかと思います。実際今回は生食でもスープでも板ずりはしていません。産毛はやわらかい印象でしたし、そもそも形状的に難しいので……ただ、どうしても気になる場合は多少やってもいいかもしれません。あまりやると削れそうなのでそこにはご注意を。
珍しいオクラ、ダビデの星。もし機会があれば是非ご賞味ください。

