19年12月、直売所にて見たことの無い果物を見つけました。

『フェイジョア』と呼ばれる果物。大きさはおそらく個体差があるとは思いますが、当時購入したものは鶏卵ほどかそれよりちょっと小さいくらいでした。
果皮は少しデコボコした感じ。
分類は『フトモモ科』、その中で割と耳にするものに『グァバ』があげられます。個人的にグァバと言えば果物よりお茶のイメージ。

グァバの実の写真をネットで見てみたんだけどう~ん、似てるといえば似てる…気もする……(※同じ分類でも見た目は全然違うなんてことはよくあるのでその辺で判断するのは難しいかもしれません)

断面。ヘタは4方向にプロペラのように分かれています。
中身は白く、粒のように小さい種が見えます。周りの果肉は少し黄色みがあり、ブツブツと目が粗いように見えます。

ヘタ部分の断面をちょっと拡大。やっぱりブツブツした見た目。
香りはそこそこ強いように思います。南国果実らしいというか、独特な香り。
さて、肝心の食味についてですが、

何て言うか、サイダー食べてるような感じの味……?
他の果物とは明らかに違う風味があるので表現しづらいんですが、あくまで個人的に例えるならそんな感じ。
酸味がけっこう強く、甘みもあり、ちょっとえぐみもあります。
食感はザクザク。最初は内側の白い部分がそうなのかと思ったんですが、よく確認してみたら外側の果肉の部分でした。あのブツブツした果肉の構造がそのような食感を生んでいるのかも。

ちょっと梨っぽい感じかなぁ
ちなみに、硬いうちはまだ酸味が強いようです。まだ切ってないものをしばらくおいておいたところ、少し酸味が落ち着きました。それでも割と強く感じましたが……。
『他の果物と比べるとかなりクセが強い』ように思います。食べ慣れていないからなおのことそう感じるのかもしれません。
残念ながら日本ではまだまだ普及していない果物のようで、普通のスーパーなどではまず売っていないようです。(もしかすると地域によっては売っているのかもしれませんが、少なくとも私の地域ではまず見ない)
今回紹介したものも、普段滅多に行かない遠出した先の直売店でたまたま見つけたものでした。おそらく地域の方が栽培してお店に卸していたのでしょう。あれから数年経ちますが、未だ見つけられずにいます。
一応苗木から育てることもできるようなので、果樹の栽培に興味のある方はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。