『カプサイシン』という名前、おそらく聞いたことがあるでしょう。
赤くて辛い『トウガラシ』に含まれる成分として有名です。
……では、『カプサンチン』という名前は聞いたことがあるでしょうか?

カプサイシンと違うの?
こっちはカプサイシンと比べるとあまり聞き慣れないので
『同じものの表記揺れじゃないの?』
『名前間違えてるんじゃない?』
……と思ってしまうかもしれません。
実はこの2つ、名前は似ていますが同じものではありません。別物です。

ざっくり言えば↓のような違い
カプサイシンは辛味の成分(味と関係する)
カプサンチンは色素の成分(色と関係する)
カプサンチンは色素の成分(色と関係する)
カプサンチンはトウガラシの赤い色素のこと。辛味の元となるカプサイシンとは別の成分なのです。名前はよく似ていますけどね。

実を言うとわたしは別物ということは知ってたけど名前を間違えて覚えてたもんだから一時期カプサイチンって言ってた……(幸い自力で気づけました)
特にこういう話題が人と話す機会に出ることはそうそう無いでしょうが、とりあえず別物であるという点は覚えておいて損は無いと思います。頭の片隅に置いておいたらどこかで役に立つかもしれませんね。