買い物に行くと、たま~に見慣れない野菜と遭遇することがあります。
2022年の10月に直売所へ行ってみたところ、このような野菜が販売されているのを見つけました。

黒キャベツという野菜。

正確には『カーボロネロ』っていうらしいです(ちょっと覚えづらい……)
イタリア発祥の野菜だそう。イタリアの野菜といえばほかに『ロマネスコ』が思い浮かびますが、そこそこ見かけるロマネスコと比べればこれは珍しいんじゃないかと思います。少なくともわたしはこの時初めてお目にかかりました。
※ロマネスコについてはこちらにまとめています(メインブログのほうに飛びます)↓


さすが『黒キャベツ』と呼ばれるだけあって黒っぽい濃い緑色が目を引きます。普通見かけるキャベツの薄緑とは全然違う印象。
ここまで色が違えば栄養成分にもけっこう違いがありそう。
また、葉の表面がモコモコとして絞りのようになっているのも特徴的。このような形状の野菜は広く出回っているものの中には無いように思います。あえて言えば東北で栽培されている『ちぢみ雪菜』の葉部分はちょっと形状が似ているかなと思います(わたしは九州在住なので実物を見たことは無いのですが……)。

裏はこんな感じ。
生でかじってみたところ、ちょっと歯ごたえが強いと感じました。えぐみというか、少し苦みも強い印象(※不快なものではないです)。
通常のキャベツより味が濃い感じがしますね。
茹でてみると、他の葉野菜と同様甘みが出ました。生で食べるより加熱したほうが美味しく食べることが出来そうです。

味噌汁に使ってみました。
葉柄の部分がまだちょっと硬いかな…と思ったものの、食べる頃になるとそうでもありませんでした。味噌との相性も悪くなく、美味しいです。変色が心配でしたが、少なくとも作りたてであれば変色する様子は無さそうです。ただ時間が経つとどうかわからないのでできるだけ残らないような量で作った方がいいかも。

洋風料理にも使ってみようとスパニッシュオムレツにもしてみました。他の具はトマトとツナ。

コレ色がちょっと……
具を炒めている途中まではそこまで色は悪くなかったはずなのですが、卵を入れたからか加熱しすぎたからか、ちょっと黒っぽくなってしまいました。少し焼きすぎたかも……。
ただ、見た目がちょっとアレなだけで芯の硬いような感じも無く、味はとてもよかったです。わたしの作り方が悪かっただけで上手い人が作ればもっときれいにできるはず。
炒めてみた感じだと、柔らかくなるまでに時間がかかるかなという印象でした。歯ごたえを楽しみたい人なら問題無いと思いますが、やわらかめに仕上げないと食べづらいという方は少々長めに時間をとったほうがよさそうです。
葉がしっかりめなこともあるのか、冷蔵庫に入れておくとけっこう日持ちがします。ただ、やっぱり葉ものなので、できるだけ早めに使うのがベストかと思います。

今回はこの2つしか試せなかったので、次の購入機会があれば他にもいろいろ試してみたいですね