『ロマネスコ』ってどんな野菜?~特徴や食べ方について

ロマネスコ
やまも
やまも

今回のテーマは『ロマネスコ』。見た目や味、食べ方について簡単に説明していくぞ。

 

 

【最終更新】
22.01.19:画像をアドレス入りのものと差し替え、及び全体的に少しリライトしました。

ロマネスコって何?

ロマネスコはカリフラワーの一種。『カリブロ』『カリッコリー』などの名前で呼ばれることもあるとか(ただ個人的には『カリブロ』と呼ばれているのはたまに見かけるものの『カリッコリー』呼びはたぶん見たことがないです。お店によるんじゃないでしょうか)おそらくカリフラワーとブロッコリーを掛け合わせような見た目なのでそのような名前なんだと思いますが、現段階ではっきりと証明されているわけではないようなのであくまで一説には、と考えておいた方がよさそうです。

【追記:21.01.27】
当初『実際はかけあわせではない』と記載していましたが、『かけ合わせである』という説もあるようなので訂正いたします。失礼いたしました。

元々はイタリアの野菜。日本ではあまりなじみがないのですが、作っている農家さんもけっこういらっしゃるようで、スーパーによく並んでいるのを見かけます。また、他のブロッコリーやカリフラワー同様、家庭で栽培することもできます(自分も1回育てました。詳しくは後述にて)

やまも
やまも

カリフラワーは白以外にオレンジ色や紫色のものもあるけどなかなか売ってないんだよな。どっちかというとロマネスコの方がよく見かけるイメージ。もちろんお店がどのような野菜を取り扱っているかにもよるけど……。

 

ロマネスコとカリフラワー(白)の違いを見てみよう

やまも
やまも

せっかくなんで比較してみよう

見た目の違い

やまも
やまも

色や形は全然違うなぁ……

カリフラワーはもこもこした形で、クリーム色がかった白色をしています。一方ロマネスコは渦のような模様とトゲトゲした形、薄い黄緑色が特徴。

断面の写真です。カリフラワーは丸っこく横に広がるような形をしており、色は少し緑がかった白。一方ロマネスコは三角形で、表面近くは緑ですが内側に行くほど色が薄くなっています

やまも
やまも

中身も全然違うんだなぁ

ロマネスコのアップ写真を下に上げますが、人によっては苦手かもしれないので注意してください。苦手な人はお手数ですが見ないようにパッと飛ばすか目次から次に飛んでください。



ロマネスコの拡大写真(※ちょっと注意)

拡大すると上のような感じ(先の部分が黒くなってしまっていたので少し削りました)。螺旋を構成する突起に更に螺旋の突起があるのがわかります。『フラクタル』と呼ばれるのですが、なかなか面白いです。


においの違い

生の場合、カリフラワーは少し青臭いようなにおいがします。ロマネスコはカリフラワーほどにおいはないように思います(むしろちょっと甘いにおいがするような気がします)。

味・食感の違い

まず生でかじってみました。カリフラワーもロマネスコも、花蕾部分はぼろっとした食感、芯の部分はシャキッとした食感です。

やまも
やまも

生のキャベツに似た風味がある

花蕾部分や芯の上の部分は辛味やえぐみをほとんど感じませんでした(あえて言うならカリフラワーの方が少しえぐみがあるかな?と思います)。ただ下の部分は硬く、ちょっとえぐみがありました。

茹でると、食感だけでなく味もやわらかくなり、甘みが出て食べやすくなります。カリフラワーと特に大きく味が違うわけではないかなぁ…と個人的には思うのですが、あまり好きじゃないという人もいるようです。人によっては少しクセが強く感じるのかもしれません。あと食感がゴツゴツしていて普通のカリフラワーより食べづらい…というのもあるかも。好みによりますね。

食べ方など

切り方・洗い方

カリフラワーやブロッコリーもですが、そのまま丸ごと洗うと、細かいすき間の汚れがとれない可能性があります。なので、小房に切り分けてから洗うほうが楽です。ロマネスコは芯に沿ったように花蕾がびっしりとついているので、切り離す際にちょっと勝手が悪いのですが、芯に沿って包丁を入れると切り分けやすくなると思います。

茹で方

やまも
やまも

生でも食べられるけど、茹でたほうが食べやすくなるよ

上写真は左が生のもの、右が塩茹でにしたものです。鍋にたっぷりのお湯を沸かして塩少々を加え、その中にロマネスコを入れて茹でます。そこまで時間はかからないと思うので、食べられる硬さになったらザルに上げます。尖った部分は崩れることなくしっかり残り、カリフラワーとは違う食感を楽しむことができます。また、写真は残していないのですが、このときは芯の部分もスライスして一緒にゆでました。芯までおいしくいただけます。

今回はブロッコリーなど緑の野菜を茹でる方法にならって塩茹でにしています。一方、カリフラワーの場合、お湯にお酢を少々加えると鮮やかに仕上がるという特徴があるため、お酢の場合はまた違う色合いになる可能性もあります。これに関してはまだ試してないので試してから追記したいと思います。

レシピ例:ロマネスコのマヨサラダ

花野菜はマヨネーズと相性がいいのですが、ロマネスコも同様に相性がいいです。今回はレシピをひとつご紹介。

材料(3~4人分)

・ロマネスコ    …1/2個
・カリフラワー   …1/2個
・にんじん     …4㎝
・マヨネーズ    …大さじ2強
・淡口しょうゆ   …小さじ1
・塩        …少々
うめ
うめ

今回は一緒に購入してたから半分カリフラワーを使っているんだけど、もちろんロマネスコ1個でもOKだよ。

調理手順

①ロマネスコ、カリフラワーを一口大に切り分ける。にんじんは1~2㎜厚さの短冊切りにする。
②鍋に湯を沸かし、①の材料を茹で、ざるにあげる。
③粗熱がとれたらマヨネーズ、しょうゆ、塩を混ぜ、完成。
うめ
うめ

②についてはレンジでチンしてもOK。あと、今回のように色の白い食材のときに使うしょうゆは濃口より淡口のほうが色が付きにくいよ。

茹でたものをそのままマヨネーズやごまみそで食べてもおいしいです。手軽に食べたい場合はそちらもオススメ。

オマケ:家庭菜園で栽培してみました

ちょっと前に1株育ててみました。

結果がこちら↓

やまも
やまも

こ…こいつは……

うめ
うめ

崩れちゃったね……

肥料の分量がよくないのか、時期がよくないのか(たぶん肥料が足りなかったのかな)…よく見るとかろうじて原型はわかるものの、丸っこいモコモコになってしまいました。なかなか難しいですね……これはこれで愛着がわくのですが……。

勉強しなおして次の機会にまた育ててみたいなと思っています。うまくできたらまた追記いたしますね。それでは。

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