
今回は紫色のカリフラワーについて紹介するぞ!茹で方についても書いているから参考にどうぞ!
22.01.20:画像をアドレス入のものと差替。また、不確定情報があったため最後の項目に追記いたしました。大変申し訳ありません。
紫カリフラワーの特徴
見た目や味


※カメラの関係で実際より青っぽく写ってしまったのですが、肉眼ではもう少し赤い紫色です。
※買ってちょっと経っているせいでところどころ色が濃くなってしまいました(おそらく圧迫された部分)。新鮮なものだともっとキレイだと思います。
見ての通り、紫色です。内側は薄い色をしています。この色はアントシアニンによるものです。

アントシアニンはポリフェノールの一種で、赤や青、紫の植物に含まれているよ。例えば野菜なら『なす』『紫キャベツ』、芋なら『紫芋』、果物なら『ブルーベリー』『ブラッドオレンジ』などがあるね。
他の色のカリフラワーと比べるとかなり色が違うのがわかります。



黄色・紫色はあまりお店で見かけることはない気がします。一方、一見めずらしい『ロマネスコ』は人気があるのか近年いろんなお店で見かけますね。
肝心の味や食感についてですが、個人的には普通のカリフラワーと大きくは変わらないと思います。カリフラワーはどの色も基本的にあっさりした味です。食感は生だとポリポリしており、ゆでるとホッコリ感が出ます。(ロマネスコの場合は形が特殊なため食感も異なりますが…)クセのない味なのでいろんな味付けに合う食材です。
きれいに茹でるには?
カリフラワーは生でも食べることができるのですが、どちらかというと茹でて食べる人が多いのではないでしょうか。カリフラワーをきれいに茹でるためのテクニックとして『お酢を加えたお湯で茹でる』というものがあります。白や黄色のカリフラワーでも有用な方法なのですが(※ロマネスコだけ実際にやってないのでちょっとわからないですがおそらく有用と思います)、特に紫カリフラワーだと大きい効果が期待できます。実際にやってみました。
そのまま茹でてみる
まずは何も入れていない普通のお湯で茹でてみます。

茹で汁が青くなります(紫でなく青)。ちなみに、試しに茹で汁をペーパーに垂らしてみたのですが特に色は目立たなかったので、茹で汁の色は見た目ほど濃くはなさそう。
お酢を加えて茹でてみる
次にお酢を加えたお湯で茹でてみます。※酢が蒸発してちょっとにおいがするので苦手な人は注意してください

茹で汁だけ見ても明らかに色が違います。赤紫色です。
アントシアンを含むものが酢と合わさると、このように明るい色になります。

例えば別の野菜だと、紅い大根はちょっと紫っぽい色なんだけど、酢漬けにすると鮮やかなピンク色になるんだよな。これも同じ原理。
比較してみよう

簡単に図にしました。
そのまま茹でると暗い青色になります。決して悪い色ではないのですが、せっかくの色が変わってしまうとちょっともったいないかなと思います。一方、お酢を加えて茹でたものは生のものとそこまで色が変わることがありません。
※ただし、茹でて青くなったものでも、後から酢をかけると反応して変色するみたいです(ドレッシングをかけたところ色が赤っぽくなりました)。

茹でた直後だと水分が多いからか色がぼやけたような感じがあるんだけど、時間がたつと落ち着いた色になるというか、ちょっとだけ色が濃くなる気がするよ。
お酢は少量であればできあがりの味にはあまり影響はないと思いますが、入れすぎるともしかしたらすっぱくなってしまうかもしれないので注意してくださいね。
ちなみに、オレンジ色のカリフラワーの場合は紫と比べると元々の色が薄いのでここまで大きく色は変わりませんが、お酢を入れた方がやはり明るい色になります。
オレンジ色のカリフラワーに関してはこちらの記事に少し詳しく書いています↓。

『紫カリフラワー』と『紫ブロッコリー』の違いを見てみよう
たまに混同されてるパターンをお見かけするのですが別物です。


一見似てるのですが、紫カリフラワーは紫ブロッコリーと比べると白っぽい紫色をしています。一方、紫ブロッコリーはかなり濃い色をしています。
また、カリフラワーの場合は先ほどの写真のようにゆでると色が抜けることはありません。ですがブロッコリーの場合、ゆでると変色し緑色になってしまいます。料理の色味にも関係すると思うのでこの件に関しては調理前に把握しておいたほうがよいかもしれません。
紫ブロッコリーについてはこちらに書いています。↓
