さつまいもの種類や特徴、おいしい食べ方を知ろう

さつまいもまとめ
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秋の味覚のひとつ『さつまいも』。一言で言ってもいろんな種類のものがあり、それぞれ個性が強いのが面白いところ。

今回はさつまいもの種類と食べ方について簡単に紹介していこうと思います。

※個人的な好みの部分もありますので、あくまでひとつの参考程度に見てもらえるといいかなと思います。

さつまいもの種類

さつまいもには様々な品種がありますが、今回は品種というより特色でざっくりと分けていきます。

大まかに分けると下のように4種類となります。

①紅系のさつまいも
②安納芋
③黄金千貫
④紫芋

ひとつずつ、簡単に説明しますね。

紅系のさつまいも

まず、普段お店でよく見かけるさつまいもがこのタイプ。(※紅○○といった名前が多いので『紅系』と呼びましたがわたし個人が便宜上勝手に呼んでるだけなので正確な呼び名ではありません、ご注意ください)

皮が紫~紫がかった茶色で、果肉は黄色です。果肉は生の状態だと白っぽいですが、加熱することで鮮やかな黄色になります。

甘みが強く、肉質はほっくりだったりちょっとしっとりだったり。今回はざっくりまとめてしまいましたが、細かく見れば品種によって違いはあります。例えばシルクスイートなどは明らかにしっとり系でやわらかい肉質を持っています。

また、同じ品種でも食感が異なる場合もあります。気候や鮮度、保存状態などいろんな条件によって変わってくるのかもしれません。

やまも
やまも

下は持ってる写真の中から選んできたやつ

貴方の地元で買えるさつまいもはこの中にありましたでしょうか?地域によってよく見かける品種は違うようですし、同じ県内でもお店で取り扱いがあるものと無いものがあったりします。

うめ
うめ

例えば『紅あずま』は有名な品種だけど、私たちの地元(※九州)ではあまり見かけたことないかな……

やまも
やまも

その時の紅あずまの写真も一応持ってるけど、写りがあまり良くなかったからまた今度撮れたら追記で出そう……

単にお店に行くタイミングにもよると思うんですが、この数年で購入できたのは1回のみでした。なかなかいつもは売ってないみたいです。

焼き芋ほか料理全般に向く

このタイプの芋はオールマイティに何にでも使える感じです。

焼き芋にしてもおいしいし、煮物や揚げ物、汁の実、菓子の材料などなど……。

うめ
うめ

ものによってはちょっと甘みが薄いときもあるよ。そういうときはつぶしてポタージュにしたりお菓子づくりに使うという手もあるね。

当初『水分の抜けた冬あたりのほうがおすすめ』とは言いましたが、新物でも甘いものはけっこう甘いです。なので、そのシーズンに初めて購入した場合はまず1本焼いてみて、その状態から判断してもいいかもしれません。

安納芋(あんのういも)

安納芋(あんのういも)は普通のいもと似ていますが、皮の色が少し薄茶っぽく、果肉はオレンジ色をしています。

強い甘みとねっとりとした食感を持つ人気品種のひとつです。お菓子づくりにもよく利用されています。上記のいもと比べると少しクセがあるので好みは分かれるかも。

焼き芋、菓子作り向き

まず焼き芋がおいしいですね。やわらか系の果肉が好みの方にはたまらない一品。また、その肉質から、つぶして使うお菓子…たとえばスイートポテトや芋羊羹などにも向いています。

一方、料理に関してですが、個人的にはちょっと調理法を選ぶかなという印象です。素材そのもののクセが少し強いので、普通のいもと比べて調味料と若干合わせづらい感じがあります。ただ、調味料の配分にもよるでしょうから全く合わないということは無いと思います。

黄金千貫(こがねせんがん)

皮や果肉の色が薄く、白っぽいさつまいも。焼酎の原料として知られています。
地域によってはスーパーまたは直売所で販売されています。

ネックなのは『味の薄さ』。ほんのりとした甘さはあるのですが、他の品種をイメージして食べるとどうしても物足りなさを感じてしまいます。

うめ
うめ

お酒をつくるのには向いてるけど、食材として使うには一工夫必要みたい。

料理やお菓子向き

味や果肉の特質上、さつまいもの定番である焼き芋には残念ながらあまり向いているとは言いがたいです。決して悪いわけではないのですが、元々の味が薄い上に、焼くと果肉がボロボロします。

ただ、クセが無いので料理や菓子ならば味付け次第でおいしく食べることができます。少しくずれやすくはありますが、レシピによっては普通のさつまいものレシピで応用が可能です。

※黄金千貫については別記事でもう少し詳しく書いています。よかったらこちらもご覧ください↓

さつまいも『黄金千貫』~特徴や食べ方について
黄金千貫(こがねせんがん)は本来は芋焼酎の原料として使われる芋ですが、食用としても売られていることがあります。味が薄いため、焼き芋よりは料理の具として使うのがおすすめです。工夫次第で美味しく食べられます。

紫芋

果肉の色が紫色をしている品種の総称です。皮の色は普通のさつまいもとほぼ変わりません。

味は黄金千貫ほどではないですがほかのさつまいもと比べると甘さがひかえめ。あと、紫芋独特の風味があります。

うめ
うめ

色が濃く鮮やかでインパクトが大きいおいもだよ

お菓子作りに向く

焼き芋はやさしい甘みがありますがちょっと物足りないかもしれません。

鮮やかな紫色はほかのいもには無い特徴です。昔からお菓子作りによく使われています。この独特の風味と砂糖の相性はとても良く、クセになります。ペーストにしてスイートポテトにしたり、餡として使ったりなど、和風にも洋風にもできます。

一方、料理…となると難易度が上がってきます。

上写真のように茹でるとかなり色が出るので、煮物や味噌汁などに使うのは難しいでしょう。また、このような色の料理は日常で食べる機会がほぼ無いですから、人によっては生理的に拒否感が出るかもしれません。

ただ、『使える範囲が限られる』だけで使えないわけではないと思います。乳製品と混ぜれば色もやさしくなりますし、洋風料理ならいけるかも?

実を言うとわたし自身まだお菓子づくりにしか使ったことが無いので、今後いろいろ模索してみようと思っています。その時はまた追記したいと思います。

ざっくりとまとめ

やまも
やまも

ここまで簡単にまとめてみるとこんな感じ

①普通のさつまいも:よく見慣れている芋。他品種と比べると万能。
②安納芋:茶色い皮・オレンジ色の果肉。甘みが強いが少しクセあり。焼き芋・菓子向き。
③黄金千貫:全体的に白っぽい。味が薄く焼き芋には向かないが調理法次第でおいしく食べられる。
④紫芋:果肉が紫。甘みひかえめでお菓子向き。ゆでると色が出るので注意。

正直わたし自身まとめながら『好みによるのでは?』という部分もあったので、あまり全部を鵜呑みにせず各々でいろいろ試してみたほうが良いかと思います。わたしも新たな発見があるかもしれないので今後も使い慣れたものを含めいろんな種類を使ってみたいと考えています。

ご参考までに。

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