桃にはどんな品種があるの?~7種類の品種を見てみよう~

桃の品種まとめ
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夏から秋にかけて旬をむかえる果物『桃』。イメージはピンクですが、中には白っぽいものや黄色といったものまで様々な品種があります。

今回はその中から私が食べたことのある7種類の桃について簡単にご紹介したいと思います。

《最初に》
・あくまで個人的な感想を基に書いています。
・写真については、撮影場所は同じですがバラバラの時間帯に撮影しているため、写り具合が少し異なります。なので、色の比較をするにはあまり正確ではないかもしれません。ご了承ください。

白桃(はくとう)

まずは『白桃』。桃と聞いてまずイメージするピンク色の桃は白桃に分類されます。

総じてすっきりとした甘みと少しの渋みがあるのが特徴。

やまも
やまも

現状、生食用として売られているものはほとんど白桃だ。

あかつき

よく見かける品種です。色は全体的にピンクで、たまに白い部分もあります。

写真のものだと重さ260gほどありました。大体このくらいが標準的なサイズかなと思います。

果肉の色は白っぽく、少しピンク色も入っていますね。ほかの白桃と比べたとき『白鳳』ほどは白くなく、『清水白桃』ほどは濃くない…中間くらいかな?(※個体差があるかもしれません)種に近い部分が特に色濃く、種ともに赤ワインのような色合い。

白桃らしいやさしい甘みとみずみずしくジューシーでやわらかい食感。酸味はひかえめ。桃独特の渋みが少しありますが気にするほどではないでしょう。

ちよひめ

かわいらしい名前の桃ですね。ほかの品種と比べるとちょっと小ぶりで見た目もかわいいです。写真のものだと145gくらいでした。出回り時期が早め。

舌でもつぶせるくらい、食感はかなりやわらかめ。ほどよい甘さと少しの渋みがあります。酸味はほぼ気になりませんね。あっさりめで食べやすく、パクパクいけます。

やまも
やまも

切った後の果肉の変色(※)はあまり激しくないように思うけど、全く変色しないわけじゃないから、切って少し時間をおく場合は塩水に浸して変色を抑えてみて!

【果肉の変色について】
桃は切った後空気に触れた部分が茶色く変色してしまいます。これを『褐変(かっぺん)』といいます。切って茶色くなる果物によくりんごがあげられますがそれと同じようなものと思ってください。ほか、すももや梨も同様の反応が出ます。塩水に浸けることで褐変を少し抑えることが可能です。ただし完全に抑えられるわけではないのでご注意を。

清水白桃(しみずはくとう)

これもよく見かける品種。桃のイメージだとピンクを想像しがちですが、これは全体的に白っぽいです。果肉も果皮と同じく白っぽいですが、中心(種)に近い部分は淡いピンク色をしています。

大きさは写真のものだと約230gだったのでこちらもまあまあ標準サイズ?

ずんだ
ずんだ

少し透き通ったようなきれいな色ですが、体感褐変までの時間が短いように感じます。早めに塩水に浸けたほうがいいかもしれませんね。

酸味はひかえめで甘みがおだやか。みずみずしくやわらかい食感でクセもなく食べやすいです。

白鳳(はくほう)

こちらも代表的な品種。あかつきなどと同様ピンク色~白っぽい果皮はやさしい色合い。写真のものだと約220g、これも標準的なサイズかな?

甘すぎずすっぱすぎず…と、けっこうあっさりめの味。クセがなく食べやすいです。果汁がたっぷりあり、口に含むと果汁が口の中に広がっていくのを感じます。

やまも
やまも

このときは2個買って、1個目はかなり後に食べたんだけど、追熟したみたいで少し味が濃くなった。味が薄いかな?と思った場合は追熟を狙ってもいいかも。

黄桃(おうとう)

一方、果皮や果肉が黄色い(ものによってはオレンジっぽい)桃は『黄桃』と呼ばれます。缶詰はよく見かけますね。

白桃と比べると生鮮食品のコーナーで見かけることはあまりありませんが、たまに売っていることがあります。

黄金桃(おうごんとう)

果皮はやさしい黄色、果肉は明るめの黄色です。黄桃と比べると違いは一目瞭然。

種と周辺の部分はちょっと濃いめの赤ですが、カットすればきれいな黄色の部分だけが残ります。

あっさりめの甘みを持つ白桃と比べるとこちらはまったりとした濃厚な甘み。果肉の硬さもしっかりめで、カットする際につぶれたり形がくずれたりというリスクが少なく切りやすいのもメリット。

色が濃いからか、白桃ほどは色の変色が目立たない気がします。

ずんだ
ずんだ

同じ黄金桃でも少し赤っぽい色をしているものもあります。食べても全然問題ないですしおいしいですよ。

※こちらには比較的黄色がきれいなものを載せましたが、赤っぽいものはこちらのほうに載せています。↓

『黄金桃』ってどんな桃?~黄色い桃の特徴を見てみよう~
『黄金桃(おうごんとう)』。薄い黄色の見た目に果肉は鮮やかな黄色が特徴(物によっては赤みがかっています)。果肉がしっかりめで味が濃厚。白桃もおいしいですが、こちらもまた違ったおいしさが楽しめます。

ほか

最後に、『白桃とも黄桃ともちょっと違うかな…』という桃について2種類書いておきます。

やまも
やまも

どちらも個性的で面白いし、美味しいぞ!

ワッサー

果皮は黄~紅色。一見、色の濃い白桃のようです。

ですが、切ると果肉は黄色をベースに赤い放射状の線が入った独特の模様に度肝を抜かれます。この色の濃さからか、切ってからも変色があまり目立ちません。

白桃や黄桃と比べるとだいぶ果肉が硬いですが、そのおかげでくずれにくく切りやすいという点はメリットと言えます。

甘みが強く、酸味もほどよくあります。総合して味が濃い印象。食感は硬めで、少し弾力を感じます。味の濃さや果肉の硬さから桃というより『すもも』のイメージにちょっと近いのですが、しかし風味はやはり桃。特有の渋みも少しあり。

やまも
やまも

他の桃に比べるとしっかりかむ必要があるけど、その分食べごたえはバッチリ!

※ワッサーについての単独記事はこちら↓

『ワッサー』ってどんな桃?特徴を見てみよう
ワッサーは色が濃く紅っぽい見た目、果肉は黄桃に似た黄色(オレンジ色)に赤っぽい模様があるという一風変わった桃です。果肉がしっかりしており、濃厚な味わい。どちらかといえば黄桃寄りかも。

ネクタリン(油桃)

『油桃(あぶらもも)』とも呼ばれるちょっと不思議な桃。

果皮は少し黄色~濃い赤色。通常の桃と明らかに違う部分として、『表面の産毛が無く、つるつるしている』という点があります。触った質感は何となくりんごっぽいでしょうか。ちょっとすももっぽくもありますが、剥いてみればやはり中身は桃です。切る前からも、桃の良い香りがします。

ずんだ
ずんだ

ネクタリンと一言で言っても品種で若干違いがあるようです。

先ほどのものは果肉が黄色でしたがこちらは白っぽいです。

食感は割としっかりめ、味は適度な酸味・甘みに加えてほんの少しの渋みがあり、美味しいです。少し酸味が強いかな?という感じもあるのですが気にするほどじゃないと思います。

ちなみに皮が薄いためそのまま食べることも出来ます。試しに皮付きで食べてみたところ、あまり口の中に残りませんでした。例えると皮付きのりんごを食べた時のような感じでしょうか。飾り付けなど、場合によっては皮付きのままのほうが見映えが良いこともあるかと思いますので、そこはお好みでどうぞ。

ずんだ
ずんだ

今後別の品種を食べたらまた追記しようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

【更新状況】
22.08.19:『黄金桃』および『ワッサー』の記事を個別に分離させました。
23.08.22:構成を少し変更、ネクタリンの画像を追加。
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