柿の品種にはどのようなものがあるの?~品種ごとの特徴を見てみよう~

柿の品種
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秋の味覚の代表格とも言える果物『柿』。柿にはいろんな種類があり、形や果肉の色、味や食感など個性が強いものが揃っています。

今回はその中から今まで食べた10種類の柿について、感想を交えつつ簡単にご紹介したいと思います。

柿の品種別一覧(五十音順)

愛宕柿(あたご)

ちょっと縦長で尻のところがとがっています。筆柿に似たフォルムですが、それよりも丸みがあります。種は無し。

甘みがしっかりあり、渋みはほぼありません。甘さは後味に残る感じではなくちょっとあっさりした感じで、クセが無く食べやすい。

出回りはじめはちょっと硬いので、その時は追熟を待ってみるとよいかと思います。経験上、ヘタ部分から傷み出すことがあったので(※)追熟させる場合は特にそのあたりは注意しておいたほうがいいかも。

やまも
やまも

※アルコールで渋抜きをする場合ヘタ部分から抜くはずなんだけど、もしかしたらそれも影響しているのかな?(その辺りはあまり詳しくないのであくまで予想ですが……)

きよた柿

愛宕柿ととても似た形状の柿。

甘みがしっかりあり美味しいです。渋抜き柿で、多少皮が緑色でも甘みがあり食べやすいです。

ずんだ
ずんだ

ほかの柿と比べると少し果肉にざらつき感がある気がしますが食べる分には特に気にならないかと。

【追記:23.10.25】
筆柿と間違えて記載していたため修正いたしました。大変申し訳ありません。

次郎柿(じろう)

10~11月くらいから大量に出回り始める柿です。

上から見ると角張っていて少しゴツい形ですが、横から見ると尻の部分がヘコんでいてモコッとしているのが特徴。果肉に少しゴマが入っています。種は無し。

切る時はあまり硬いと感じないのですが、食べてみるとけっこう歯ごたえが強いです。身が締まっているような感じ。追熟させるとやわらかくなります。甘みはしっかりめ。

刀根早生(とねわせ)

上から見ると角張っていて、横から見ると平べったいのが特徴。果肉は薄いオレンジ色で種はほぼ無く、あってもすごく小さいです。平核無(※後の項目にあります)と特徴がよく似ています。

果肉はやわらかく果汁が十分にあり、口当たりがとても良いです。甘みも強め。元々渋柿なのでものによっては少し渋みを感じるかもしれませんが、甘みが強いためほぼ気にならないレベルだと思います。

西村早生(にしむらわせ)

8月下旬~9月あたりから出回り始めます。大体毎秋最初に見かけるのはほとんどこの品種だと思います。

全体的に丸みがあり、切ると断面がハートのような形になります。また、果肉が濃い茶色をしているのが最大の特徴といえます。

果肉がしっかりしていて歯ごたえがあり、甘みはそこまで強くはなくどちらかというとあっさりめ。

※個別記事(熟しすぎたものの写真もこちらに載せました)↓

『西村早生』ってどんな柿?特徴や味・食感を見てみよう
西村早生。早めに出回り始める柿で、果肉が濃い茶色をしています。シャキッとした食感で、ほどよい甘みがあります。

平核無(ひらたねなし)

名前の通り平たく、種が無いのが特徴の渋柿。『たね』は『核』と書きますが、『種』と書くことも。

形は上から見ると四角ばっていて、横から見ると楕円形。果肉はゴマがほぼ無くきれいな色をしています。

出回る時期は刀根早生のほうが少しだけ早いようですが、同時にお店に並ぶこともあるため、大体同じくらいの時期と思っていいと思います。

甘みがしっかりあり、ほどよくやわらかく舌触りがなめらか。

※個別記事(刀根早生との比較あり)↓

『平核無(平種無)』ってどんな柿?~特徴と『刀根早生』の違いについて~
平核無(ひらたねなし)は平たく種の無い渋抜き柿。甘みがしっかりあり硬すぎず食べやすい柿です。入手もしやすいのでオススメのひとつ。

富士柿(ふじ)

『甲州百目(こうしゅうひゃくめ)』という名称があるのですが、逆さにした状態が富士山のような形をしているので『富士柿』と呼ばれています。どちらかというとこちらの名称の方が見る機会が多いのではないでしょうか。

他の柿と比べるとかなり大きく、手に持った時にずっしりと重みを感じます。大きいものだと500gほどあるものも。

やまも
やまも

普通のりんごや梨が大体300gと考えると、かなりでかいのがわかるな……

甘みがつよく、口当たりがなめらか。渋みはほぼありません。

多く出回る時期は少し遅めで11月くらい。

※個別記事↓

『富士柿』ってどんな柿?特徴を見てみよう
富士柿は山のような形でビッグサイズ。渋抜き柿で、甘みはしっかりあるもののくどくなく、口当たりはなめらか。大きいため食べ応えがあります。

富有柿(ふゆう)

柿の代表格とも言える品種です。丸みが強くふっくらとした形をしています。うっすらと果肉にゴマが入っています。出始めの頃は少し青みがあったり薄いオレンジ色だったりしますが、追熟するにつれて色が濃くなります。

果肉はなめらかで果汁が多く、甘みがしっかりあります。クセがなく食べやすいです。

※『松本早生富有』という柿もあります↓

『松本早生』ってどんな柿?特徴を見てみよう
松本早生(まつもとわせ)は富有柿の仲間。ふっくらと丸っこい形で、甘くてなめらかな舌触り。

陽豊(ようほう)

丸みの強い柿。中はちょっとゴマが入っています。

最初に購入したものはちょっと甘みはあっさりめで噛み応えが強かったのですが、2回目購入時はもっと甘くやわらかくなっていました。噛み応えが強い柿というとちょっと次郎柿っぽいかな?

※個別記事(追熟前の写真も記載してます)↓

『陽豊』ってどんな柿?~特徴や味などを見てみよう~
陽豊。けっこう歯ごたえがあります。シャキシャキした食感を楽しみたい人向け。

横野柿(よこの)

ふっくら丸みがあり、尻の部分がへこんだような形をしています。種は無し。

甘みが強くおいしい柿。

※写真は19年度に食べたものなのですが、このときはちょっと熟しすぎていたようです。また購入した際には追記しようと思います。
ずんだ
ずんだ

今まで食べたものをまとめてみると大体こんな感じでしょうか?

今後気づいたことなどがあれば随時更新していきたいと思います。

参考になりましたら幸いです。是非お気に入りの品種を見つけてくださいね。

それでは。

【更新状況】
22.11.09:品種ごとに再度記事を分けてこちらの記事を少し簡素化し、全体的に読みやすいよう調整。
23.09.08:『陽豊』の項目を追加しました。
23.10.25:『きよた柿』の項目を修正しました。
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