柿と聞いてみなさんは何色を思い浮かべるでしょうか。大抵は完熟したオレンジ色を思い浮かべることと思います。ですが、たまに緑色の柿を販売しているのを見かけます。この柿って食べられるのでしょうか?
こちらは2019年に購入した緑色の柿に関して、見た目や味・食感、追熟に関しての記述したものになります。
緑色の甘柿
見た目

通常目にするオレンジ色の柿と違い、明らかに緑色です。熟れていないのかな?という印象を持ちます。

断面。中は茶色で、芯の部分を除いてゴマ(茶色いツブツブ)がありました。

断面の色は品種によるかも(品種によってゴマの入り方が違うため)

種も通常であれば濃い茶色をしていますが、これはやはり若いのか、だいぶ薄い色合い。
触感
触った感じかなり硬いです。
香り
切る前に香りを嗅いでみましたが、ちょっとお茶に似たような香りがしました。切った後は、強くはないもののほんのり柿の甘い香りがしました。
訂正(21.09.02)
当初、お茶と共通する成分『タンニン』が香りに影響しているのかもしれない、という予想を書いていたのですが、タンニンは香り成分ではないためおそらく関係は無いと思われます。大変失礼いたしました。
味・食感

か、硬っ………
予想はしていたものの、かなり硬いです。特に芯の部分が硬いので、カットする際は芯の部分を除いた方がいいかもしれません。味は、やさしい甘みがあります。渋みは特になし。
追熟させてみた

もうちょい待ってた方がよくない?

食べられないことはないんですけどね
特に渋いということもなく決して悪くはないのですが、前述の通りかなり硬く、甘みも普通の柿と比べると少し物足りなく感じました。なので、残りの柿をしばらく置いて、追熟を待ってみることに。
そして数日待った後↓


ご覧の通り、オレンジ色になりました。果肉の色も濃くなりましたね。
写真のものは少し待ちすぎてしまったかもしれませんが、結果、やわらかくなり甘みも増しました。
よって、硬くて食べづらいときは少し待ってみた方がよさそうです。
※渋抜き柿編はこちら↓

※太秋柿についてはこちら(品種がはっきりしていることもあり記事を分けています)↓

22.07.11:甘柿と渋抜き柿で一旦記事を統合していたのですが、再度分けることにしました。渋抜き柿につきましては別記事をお読みいただけると幸いです。
22.11.02:太秋柿のリンクを追加しました。