『ひょうたんかぼちゃ』どんな種類がある?~特徴や食べ方について見てみよう~

ひょうたんかぼちゃ(緑)果菜類

夏から冬にかけて、国産のかぼちゃが出回るようになります。今回はその中から『ひょうたんかぼちゃ』について簡単にご紹介したいと思います。

最終更新
22.06.28:種類についてなど、記事の再構成をしました。

ひょうたんかぼちゃって何?

まず、『ひょうたんかぼちゃ』とは、

『瓢箪(ひょうたん)』のような形をしたかぼちゃの別名(総称)です。

該当する形の品種をひっくるめてそう呼ぶので、これ自体は品種名ではありません。

また、かぼちゃは『西洋かぼちゃ』『日本かぼちゃ』で分類できますが、ひょうたんかぼちゃは『日本かぼちゃ』にあたります。

うめ
うめ

日本かぼちゃは個性的な色や形をしているものが多いよ。例で言うと鶴の首のように上が細長い『鶴首かぼちゃ』や、上から見ると菊の花のような形をしている『菊かぼちゃ』などがあるね。

普通のスーパーではなかなかお目にかかれないのですが、青果を幅広く取り扱うお店や直売所などではたまに見かけます。黒皮かぼちゃはけっこう値段が高いのですが、ひょうたんかぼちゃは割とお手頃なお値段でお買い求めやすさもあります。

ひょうたんかぼちゃの種類とそれぞれの特徴

やまも
やまも

今までに実際に使ってみたひょうたんかぼちゃについて簡単にまとめてみた!

緑①(バターナッツ?)

まず、この緑色のかぼちゃ。皮に白い斑点のような模様があります。

品種は記載されておらず明言はできないのですが、形状から見るにおそらく『バターナッツ』の未熟果かなと思います。

うめ
うめ

表面が白く粉を噴いたように見えるけど、これは『ブルーム』という自然にできる物質。かぼちゃの中でも『日本かぼちゃ』によく見られる特徴だよ。水をはじくけど、丁寧に洗えばとれるよ。

やまも
やまも

カビとか農薬とかじゃないから安心してOK!

断面はこちら。普通使う機会の多い『西洋かぼちゃ』に比べると色が薄く、明るい黄色です。種のある部分は少し色が濃くなっています。種は下の部分(この写真だと横向きに撮ってるので左)にあります。

右写真は果肉をアップで撮影したものですが、色が薄いからか、繊維っぽいものがちょっと目立ちますね。

硬さについては、普通のかぼちゃほど硬くないので切るのが楽です。

種。白く、すっきりした形。また、においが少し青物っぽい(青臭いというか…)。

あくまで主観ですが、ここまでの印象から、けっこう若いかぼちゃと思われます。

緑②(島かぼちゃ?)

こちらも緑のかぼちゃですが、先ほどのものと比べるとヘタ部分が細くなっています。(※全体の写真は下のほうから撮ってしまったので実物より短めに写ってしまいましたが、もう少しスマートな形をしています。)品種はこちらも記載がなく、形状から見るに何となく島かぼちゃっぽい…とは思うのですが、小さめの鶴首のような気もするのではっきりとはわかりません…。

これもまだ若い実のようで、色が明るくやわらかめ。

バターナッツ

こちらはバターナッツの完熟果。通常バターナッツというとこの色のものを指します。

先ほどのものと比較すると斑点が一見わからないくらいに皮の色が薄いクリーム色になっています。果肉は赤みが強くなり、西洋かぼちゃと似たような色合いに。

また、味・風味も先ほどのものより濃厚です。

鶴首かぼちゃ

名前の通り、鶴の首のような形のかぼちゃ。上のほうがグイっと曲がっているのが特徴。

皮の色は薄い茶~オレンジ色なのですでに完熟果ではあるのでしょうが、先ほどのバターナッツと比較すると果肉の色がかなり黄色いのがわかります。

硬さはやはり少しやわらかく切りやすいです。

加熱するとかなりやわらかくなります。素材の味自体はあっさりめ。

※別記事にもう少しだけ詳しく書いたのでもしご興味ありましたらご覧ください↓

『鶴首かぼちゃ』って何?特徴や適した食べ方は?
鶴首かぼちゃは名前の通り鶴の首のような少し曲がった細長い形をしているのが特徴。日本かぼちゃの一種で、西洋かぼちゃと比べるとやわらかめ。崩れやすいですが、気をつければ煮物にも使えます。あとは潰してスープにしたり固めてプリンや羊羹などの菓子の材料にも。

適した調理法は?

日本かぼちゃは西洋かぼちゃより水分が多いため、くずれやすく、味があっさりめなのが特徴。ひょうたんかぼちゃも例に漏れずそのような特徴を持っています。

どちらかといえば、煮物など形を残す調理法よりもスープやプリンなど潰して使う調理法のほうが向きます。とはいえ全く使えないということはありません。例えば、日本かぼちゃのひとつ『黒皮かぼちゃ』は日本料理店で使われているという話をよく聞きます。

おいしくない、という声もあるようなのですが、おそらく西洋かぼちゃと比較して水分が多いので水っぽく感じる、味が薄く感じるというのが原因にあるのではないかと思います。なので、そう感じる場合は気持ち味付けをしっかりめにしたほうがよさそうです。

やまも
やまも

実際に調理してみた記録・感想を書いてみたのでご参考にどうぞ

くずれやすさなどに関しては個体差や時期的な違いもあるかもしれませんので、あくまでひとつの目安程度に見ていただけると幸いです。

煮物(※緑①)

面取りをし、砂糖・濃口しょうゆ・和風だし(顆粒)と煮ました。

味はやさしい甘みがあり、食感はねっとりとなめらか。西洋かぼちゃとは全く違う食感になります。

思ったよりはくずれなかったなという印象。箸でつかむときもそこまで力を入れなければ大丈夫でしょう。ただやわらかいにはやわらかいので、煮るときは落とし蓋をしたほうがいいと思います。あと、加熱のしすぎにも注意。

うめ
うめ

濃口しょうゆを使うと出来上がりの色が濃くなるから、ちょっと西洋かぼちゃと似た色になるよ。薄い色に仕上げたい場合は淡口しょうゆのほうがいいかも。お好みでどうぞ。

鶴首かぼちゃはもう少しくずれやすいかな?と感じました。また、これや鶴首はそこまでなかったのですが、緑②のかぼちゃはちょっと皮に弾力があるように感じました。とは言え、皮を取ってしまうと完全にくずれる可能性が高いですし、そこまで気になるほどでもなかったのでやはり皮ごと煮たほうが良いと思います。

スープ(※緑①)

ペースト状にしたかぼちゃと牛乳でポタージュスープにしました。まったりとした風味でとてもおいしいです。小さいお子さんでも食べやすい味だと思います。今回はコンソメと塩で味付けしましたが、鶏がらやこしょうなど色々アレンジがききます。もっと濃厚に仕上げたい場合は生クリームやチーズを使ってもよさそう。

マッシャーなどでつぶす場合、ただつぶすだけだと塊が残って浮いてしまうため、見た目がきれいになりません。特に牛乳の量が多いと全体が白いため目立ちます。きれいに仕上げたい場合は一度ザルや濾し器を使って濾すのがおすすめ。

ようかん(※鶴首)

茹でてつぶした果肉をゼラチンで固めた『かぼちゃようかん』。上品な甘さでおいしいです。

※レシピは先ほどご紹介した鶴首かぼちゃの記事に載せています。

まとめ

やまも
やまも

ここまでの簡単なまとめはこの3点。

①ひょうたんのような形のかぼちゃをまとめて呼んだもの。
②分類は日本かぼちゃ。
③スープ(ポタージュ系)やプリンなどの固める調理に向く。

ひょうたんかぼちゃは普通に使う西洋かぼちゃや黒皮かぼちゃと比べると目にする機会があまりありませんが、いろんな種類があるので実際に調理してみると意外と新しい発見があり面白いです。

調理法についてなど、もっといろいろ試してわかったことがあればまた追記したいと思います。

それでは。


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