夏野菜のひとつ『オクラ』。あのネバネバがたまらないという人もいらっしゃることでしょう。一般的なオクラは緑ですが、中には赤いものもあります。今回は『赤オクラ』について簡単にご紹介したいと思います。
赤いオクラの特徴は?
生の状態

赤というかちょっと赤紫っぽい色です。通常の緑オクラとは全然違いますね。
オクラには五角形の『角オクラ』と角があまりない『丸オクラ』があります。今回のものは丸オクラです。

緑のオクラで出回っているものは大抵『角オクラ』だね。丸はあまり見たことがないかなぁ…直売所とかにはあるかも。


左が縦に切った断面、右が輪切り。色が濃いのは表面のみで、中は白っぽい色をしています。
ゆでてみると…?

さて、ゆでてみるとどうなるかな?
先ほど半分に切ったものを片方ゆでてみました。



ん?右写真のものはうっすらと緑色に……。
もう少ししてから取り出してみました↓



全然色が違うや
見事に緑色に変色しました。表面の色素(アントシアニン)がお湯に溶けたと思われます。今回はゆでる方法しか試していませんが、おそらく他の加熱方法でもこのようになります。
ただ、普通のオクラと比べるとちょっと黒ずんでいるというか、色はあまりきれいではないですね……。ゆでる前の色がきれいなので、せっかくの赤色を活かすなら生でサラダなどにつかったほうがいいと思います。
適した調理法は?
基本的には、通常のオクラと同様に使用できます。
ただ、先ほど記載したとおり、加熱しても元々緑のオクラほどきれいな緑色にはならないため、気になる場合は生食がおすすめです。今回わたしは加熱して使用しましたが、その前に生でかじってみました。粘り気がしっかりあり、サクサクとした食感でおいしいです。

古くなってくると色が黒くなったり硬くなったりするから、生で食べるなら新鮮なものを選ぶといいよ。
そこまで気にしないのであれば加熱調理ももちろんOK。

味噌汁だとぬめりが生の場合ほどは気にならないので、ぬめりが苦手な人でも食べやすいと思います。
以上、簡単にでしたが参考になりましたら幸いです。それでは。
※同じように加熱すると色が変わる紫の野菜について書いた記事(別タブ開きます)↓

