柿の果肉が真っ黒い!?これって大丈夫?

柿の果肉が真っ黒 果物

柿を切ってみると、たまにこんな状態になっていることがあります。

真っ黒になっちゃってる

初めて見る人はビックリしちゃうんじゃないでしょうか。

これは虫食いによるものです。

『カキノヘタムシガ』という蛾の幼虫が原因。名前のとおりヘタの部分から入り込むとされています。

今回の写真のものはどこから入ったんだろうと思って後からよく見てみたところ、やっぱりヘタにおかしい部分がありました。

ヘタ全体が黒くてちょっとわかりづらいんですが、

ちょっと明度を上げて拡大。こう見るとヘタにちょっとモコモコしたような箇所があるのがわかります。おそらくココから入ったものと思われます。

さて、気になるのは『食べて大丈夫なのか』という点。

悪くなっているのはこの黒くなっているところだけなので、ココを切り取ってしまえば残りの部分は普通に食べられます。ご心配なく。

今回の写真のものは直売所で数年前に購入したもので、たまたまこういうものに当たってしまったようです。スーパーなどであればもう少しチェックが厳しいと思うのであまり無いかもしれません。

ちなみに、果肉全体が薄い黒(茶色)っぽい柿もあります。

西村早生の断面②

これは『西村早生(にしむらわせ)』という品種の特徴なので今回紹介した例とは別物になります。これは茶色くてもちゃんと食べられます。

西村早生は大体8月下旬から9月あたりの早い時期から出回り始めます

『黒っぽい』と一言で言ってもこのように原因や状態が異なることがあるので、どういうパターンがあるのか把握しておくといいかもしれませんね。

※西村早生についてはこちら↓

『西村早生』ってどんな柿?特徴や味・食感を見てみよう
西村早生。早めに出回り始める柿で、果肉が濃い茶色をしています。シャキッとした食感で、ほどよい甘みがあります。
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