中が黒っぽい柿!?食べても大丈夫?

中が黒い柿 果物

秋になると旬の果物『柿』が出回り始めます。年によりますが早ければ8月下旬あたりにも購入が可能になるでしょう。

そんな柿、切ってみると中身がこのようになっていることがあります。

通常はオレンジ色のはずの果肉が黒(茶色)っぽくなっています。

これを見て『食べて大丈夫?』と心配になる人もいるかもしれません。

ですがご安心を。これはこういう品種の柿です。

西村早生(にしむらわせ)っていいます

柿には『甘柿』と『渋柿』があります。甘柿の場合、よく見ると果肉に多少の黒い斑点が見られます。

上は甘柿の例。少し茶色っぽいツブツブした模様が見えるのがおわかりになるでしょうか。

これは『ゴマ』と呼ばれています。

西村早生はほかの品種と比べてこのゴマがかなり多く、果肉も濃い色合いとなっています。

西村早生特有の特徴と言っても差し支えない…かな?

もしかするとわたしが知らないだけでほかにもこういった品種があるのかもしれませんが、少なくとも幅広く流通している柿でこのような特徴を持っているのは西村早生だけです。とりあえず『このような特徴のある柿は西村早生だろう』と考えて良いと思います。

決して状態が悪くなっているわけじゃないので勘違いで捨ててしまわないようご注意くださいね。

ただし、『一部だけ真っ黒い』場合はまた話が変わってきます。おそらく虫食いが原因と思われますのでそこは除去してください。

ちなみに、熟しすぎると下写真のように更に黒くなってしまいます。

ここまでくるとブヨブヨして口の中にすじも残りやすく食味があまりよくありません。柿の場合、切らずとも表面の色が明らかに黒っぽくなるので切らずとも割と状態はわかりやすいはず。

西村早生は果肉が硬めなので少しやわらかくなるまで追熟を待ってもいいんですが、油断するとやわらかくなりすぎてしまいます。追熟させる際にはくれぐれもご注意ください……

※西村早生についてはこちら(メインブログのほうに飛びます)↓

『西村早生』ってどんな柿?特徴や味・食感を見てみよう
西村早生。早めに出回り始める柿で、果肉が濃い茶色をしています。シャキッとした食感で、ほどよい甘みがあります。
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