夏の野菜のひとつ『ピーマン』。おなじみ緑のもの以外に赤いものやオレンジ色のもの、黄色いものもあります。こういったピーマンを『カラーピーマン』と呼びます。
また、ピーマンとよく似た野菜に『パプリカ』というものもあります。色もカラーピーマンそっくりで、お店で見かけるのは赤もしくは黄色がメイン。
では、この2種は具体的に何が違うんでしょうか。
両方買って比べてみました
小さいほうがピーマン、大きいほうがパプリカ。
同じトウガラシ系の仲間です。ただし品種は異なるので、ピーマンを長く育ててもパプリカにはなりません。
カラーピーマンは普通のピーマンとほぼ同じサイズ。一方パプリカは大きい……というか、横に厚みがあり、どっしりとしています。ヘタも太くしっかりめ。
半分にカット。どっちも断面は似ています。
違う点や使った際に感じたことを写真に書き込んでみました。
ピーマンのヘタは手でも簡単にちぎれます。パプリカはヘタ部分がかなり頑丈で、手でもぐのはちょっと難しいと感じました。無理すると食べられる部分まで一緒に取れてしまう可能性があるので、包丁で切りとったほうがよさそう。
果肉もパプリカがかなり肉厚なのがわかります。
さて、いちばん気になるのは味と使い方だと思うのですが、
……正直そんなに変わらないかな…
あくまで個人的な感想ではありますが…味はほぼ同じです。今回のものだとパプリカのほうがちょっと酸味が強いかな?という気はしたものの、そこは色味とか品種にもよりそうだなという印象。食感はパプリカが肉厚な分食べ応えは感じます。
使用感も似たようなものなので、どちらも代用は可能。厚みが違うので火の通り具合だけちょっと注意したほうがいいかもしれません。
あと違うところといえば……国産かどうか?
カラーピーマンはほぼ国産で、パプリカは輸入物が多い。昔はオランダ産メイン……とどこかで聞いた気がするんですが、個人的には今までオランダ産は1回しか見たことがありません。圧倒的に韓国産が多い印象。ヨーロッパより地理的に近いのでコスト的にそうなるのかなぁと思っています(そのあたりは管轄外なのであくまで予想です、違ったら申し訳ありません……)。お店の取り扱いにもよるかも。
一応、パプリカも国内で栽培されています。スーパーだとあまり見かけませんが、直売所あたりだとたまに見かける印象。もしどうしても国産がいい、という人はそちらを探してみるといいかもしれませんね。
※カラーピーマンは他にこんな色があります。それぞれ味が少しずつ違うのが面白いです↓