『佐藤錦』と『紅秀峰』を比べてみよう!

佐藤錦と紅秀峰 果物

5月も終わりに近づくと、さくらんぼが出回る時期となります。

国産さくらんぼの品種で広く出回っているものはそう多くはありません。その中でも比較的名前を聞くのが『佐藤錦(さとうにしき)』『紅秀峰(べにしゅうほう)』。特に佐藤錦は国産の中でも代表品種となっています。

今回はこの2種類を比べてみた記録になります。

※こちらは2019年にメインブログで公開していた佐藤錦および紅秀峰の記事を再編成したものになります(それに伴いメインブログの記事は非公開にしました)。

まずこちらは『佐藤錦』

果皮はきれいな赤色をしており、つやとハリもあります。

上写真は両方とも佐藤錦です。このように同じ品種でも色の濃さには個体差があり、色がしっかり濃いものもあれば少し薄くピンク(オレンジ)っぽい色をしているものも。

断面はこんな感じ。透き通った果肉は白っぽい色をしています。種の色も薄め。

写真のみずみずしさからもわかるように、果汁は多め。

次に『紅秀峰』

先程の佐藤錦と比べると少し色が薄め。品種的に薄い…というわけではないようなのでおそらくたまたま今回買ったものがそうだったのだと思います。赤いものはしっかり赤いようです。

色のデフォルトとしては両方同じくらいって考えていいのかな~という印象

断面。佐藤錦と比べると少し色が濃い…ように見えます。

ただ、これに関しては果肉の厚さが影響してそう見えているだけの可能性が考えられるため、外側の皮をとった状態で比べたほうがいいのかもしれません(後から気づきました……)。次機会があれば確認しておきたいと思います。

さて、肝心の比較について。

両方並べてみるとこんな感じ↓

紅秀峰、でっかいね……?

そう、紅秀峰は佐藤錦と比べ大粒なのが特徴。多少差はあるとは思いますが大体約2倍ほどの重さがあります。

食感は表面はパリッとしている一方、中の果肉はやわらかく舌ざわりがいい…というのは共通。味に関しては佐藤錦がさっぱりとした甘さなのに対し、紅秀峰は甘さが強め。酸味は両方とも適度にあり美味しいです。

佐藤錦は小粒で食べやすくパクパクいける。紅秀峰は大粒だから食べ応えがある感じだね

どちらを選ぶかはお好みで(一応入手しやすいのは佐藤錦のほうだと思います)。

さくらんぼはお値段が張る上、やわらかさと水分の多さゆえか傷みやすく長期保存がきかないというのは少々ネックなところ。ただ、旬の時期がかなり短く、新鮮なものを食べられる期間は限られています。時期を逃した場合、運良く店頭に並んでいてもよく見てみたら鮮度が落ちてしわができていたりすることもしばしば。もしご興味がある方は時期を逃さないようご注意ください。大体6月くらいがピークなのでそのあたりでチェックしてみるといいかも。

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