『ふじ』(ニュージーランド産)実食レポ②~2024.10~

ニュージーランド産ふじ24.10 りんご

秋になり、国産のりんごもたくさん出回る時期になりました。今の時期であれば『きおう』『トキ』『早生ふじ』あたりを見かけますね。

先日、お店に行ったところニュージーランド産のふじを見かけたので、『今の時期でも売ってるんだな~』と思い購入してきました。前回は夏に購入してます。

ちょっと影ができてしまったので色が暗く見えてしまいますが、肉眼だともっと明るい色です。けっこう色付きのいい方から撮影しました。反対側は色ムラあり。サイズは大体150gと小ぶりで、よく見るほかの輸入りんごと同じくらいの大きさ。

貼ってあったシールを確認したところ、3年前に購入した輸入ふじと同じ会社でした。

ニュージーランド産ふじ21.09

3年前の輸入ふじと比較。

こっちのほうが色づきがいいね

当時色ムラのあるふじ(サンふじ)しか見たことが無かったので『ここまで色のきれいなふじがあるんだなぁ』と思った記憶があります(何故か味の記録は残ってなかったんですが……)。今回購入分はどっちかというと国内でよく見るサンふじっぽい感じですね。見慣れてる見た目なので色ムラはあれど違和感は無いです。

サンふじは袋をかけずに栽培した『ふじ』。日が当たるので色ムラは出ますが、味は良いとされています。同じく『サン』が名前に付くりんごも袋無しで栽培されたものを指します(例として『サンつがる』『サンジョナゴールド』『サン北斗』など)。
ニュージーランド産ふじ24.07

ちなみに今年7月に購入したふじはこちら。これはたぶん別の会社だったかな?

赤と言うより茶色に近く、平たい形。ちょっと皮あたりに青っぽさが残っていたのでまだ時期が早いのかな~という印象でした。それ以外は普通に美味しかったですけどね。

『ふじ』(ニュージーランド産)実食レポ~2024.07~
ニュージーランド産のふじりんご。まだ7月で時期が早いのか、色が薄めで平たい形をしていました。食べた感じは普通のふじとそこまで変わりなく、シンプルに美味しい。クセが無く食べやすいです。

さて、今回のふじの話に戻ります。

断面。果肉の青みは特に無く、しっかり熟れた薄黄色。

時期が早いものは何となく緑っぽい感じがあります。今回は大丈夫そうだね

切った触感はしっかり硬く、皮を剥く際にもシャリシャリと良い音がします。

褐変を防ぐために塩水に浸け、皿に盛ったところ。少し茶色いところはあったものの比較的きれいです。

気になる味や食感はどうかというと、

何だろ、まろやかな甘みというか……

甘みはしっかりあるんですが、何となくまろやかさがあります。酸味は比較的落ち着いてる感じがするので、理由はそこかもしれません。

りんごは古くなってくると酸味もひかえめになっていきますが、全体的な風味も落ちて味がぼけるし、食感もやわらかくほろほろになっていくので『あっ、これはもう古くなってるな』とわかります。今回の場合は特に味のぼけた感じもなく、食感はしっかりシャキシャキサクサクで果汁もたっぷりあったので劣化はしていないかな…と思います。

とりあえず、この時期(10月)でもしっかり美味しいということがわかりました。

ん~、でももう国産りんごが出回ってる時期だから特段輸入物を選ぶ理由もそこまで無い気はする……

値段の差は…どうでしょう、サイズも異なるし可食部の計算とかしっかりしないと比較はしづらいかなと思います。ただ今年はけっこう国産りんごも割高ではあります(というか野菜も果物も何でも高いんですけどね……)。

国産の『ふじ』りんごはまだ時期的に出回っていないので、ふじが好みという人にはこっちを選んでもいいんじゃないかと思います。早生ふじは出てるのでどちらを選ぶかはお好みで…といったところでしょうか。ご参考までに。

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