2019年の2月、『コールラビ』という野菜を購入しました。
あまり見かけない野菜なので、どんな風に使うんだろうな?と思う人もいるんじゃないでしょうか。
今回はコールラビの特徴や食べ方について簡単に紹介していこうと思います。
コールラビってどんな野菜?
カブに似てるけどカブではない
さっきの写真のものはてっぺんに葉が付いていたので切り落としました。
皮は緑色をしていますが、形状はわたしたちが冬場によく食べる『カブ』と似通っています。
でもカブじゃないみたいね
カブと違うところをざっくり上げれば、
……の2点になるかなと思います。
まず、コールラビのこの丸い部分は根ではなく茎が肥大したもの。念のためネットでコールラビの畑の様子を調べてみたのですが、土には埋まっておらず地上に出ていました。
赤い丸で囲んだ部分、黒っぽくなっています。ここは本来葉が生えていた場所です。日数が経ったため切り口が古くなり黒くなったと思われます。切ったばかりであれば、てっぺんの切り口のようにきれいな色をしているはず。
本来生えていただろう葉をイメージで描いたのが上の図。かなり葉が大きいらしく、販売する際には邪魔になるので大体においては切ってしまうのでしょう。
次に表面の色について。コールラビは薄い緑色をしています。少なくともわたしが知っている限りでは皮が緑色のカブはありません。…仮にあったとしてもかなり希少な品種でしょうしあまり出回っていないのではないかと思います。
というわけで、カブとは異なる野菜なのですが、分類はカブと同じ『アブラナ科』なのでざっくり言えば親戚みたいなものかな?という感じ。
ちなみに今回のものは葉や皮を除いた状態で300gくらいでした。けっこうずっしり。
中身は白い
断面はこちら。果肉は白っぽい色ですね。
パッと見た感じだと中身もカブに似ている気がします。ただよ~く見ると果肉の質感がちょっと違うかな……という印象。
触った印象も違ったかもしれないんだけど書き残してなくて覚えてないのよね……次買えたら確認してみますね
特にクセのない味
生の状態だと、けっこう硬めで噛み応えがあります。辛味や苦みは特に無く、少し甘みを感じる程度。
一方、茹でるとほっくりした食感になり、甘みも増します。
どちらも特にクセも無く、食べやすいように思いました。食感のアクセントが欲しいのであれば生、噛みやすくするなら加熱…といった感じで使い分けができそう。
そのへんは好みかなぁ
どこで売ってるの?
さて、この珍しい野菜、一体どこで売っているのでしょう?
……実を言うと、コレに関しては何とも答えづらいなと思います。あまりお店に出回っていないのです。これを今書いているわたしも、19年に1回購入してそれ以降お店で見かけた記憶がありません(もしかしたら買い出しのタイミングが悪かっただけで売ってはいたのかもしれませんが……)。
運良く地元の農家さんが作っていれば直売所などで見かけることができるかもしれません。あと、家庭菜園も可能なようなので、もし栽培できる環境があれば自分で育ててみるのも手かなと思います。
ちょっと調べてみたけど、少ないながらネット通販でも売ってるぽい。
どうしても食べてみたいって人はそっちから探してみてもいいかも
(※信頼できるところから購入してくださいね……)
調理例:コールラビとトマトのツナサラダ
最後に。実際に当時わたしが作ってみた料理のメモを置いておきます。
・コールラビ …1/2個
・トマト(大) …1個
・ツナ缶(油漬) …1缶
・うすくち醤油 …小さじ2
・塩 …少々
※あくまで目安なので配分は調整してみてください。
1.コールラビは皮を剥き、さいのめ切りにする(※硬いのでむくときに注意)。
2.鍋に湯をわかし、コールラビを入れ、やわらかくなるまで茹でる。茹であがったらザルに上げ、粗熱をとる。
3.トマトも皮を剥いてさいのめ切りにする。
4.コールラビとトマト、ツナ(軽く油をきる)を混ぜ、醤油と塩で味付けする。
コールラビはやわらかく仕上げたかったから今回は茹でたけど生でもいいと思う
(その場合は塩もみして水分を抜いておくことをおすすめします)
あとできるだけ白っぽく仕上げたかったのでうすくち醤油を使っています。濃口だと色が濃いので茶色っぽくなってしまいます。ただ濃口とマヨネーズも相性が良く美味しいのでそこは好みで変えてもいいと思います。
トマトが皮を剥いたため少しつぶれましたが、やわらかく、美味しく仕上がったと思います。
(写真は撮ったのですがちょっと写りが悪かったので省略させてください、すみません……)
ちなみに、残り1/2個はスープに使いました。
こちらも美味しくできました。素材の味が素朴なので、豚肉やベーコン、ウインナーと組み合わせると旨みやコクが出るのでおすすめ。
ほかにもいろいろアレンジはできると思います。ご参考までに。