芯の硬い人参~煮ればやわらかくなる?+オマケの話

芯の硬い人参はやわらかくなるの? 人参

先日、普通に晩ご飯のおかず用にと冷蔵庫に半分残ってた人参を切ろうとしたんですが、

え、ちょっと待って…めっちゃ硬……

いちょう切りにと縦半分に切ろうとしても全然刃が通らない。

当時の写真がこちら。切ろうとしたところを見ると芯のところで止まってますね。

あと芯の輪郭がかなりしっかり見えるというか、白っぽくなっているようです。

今までだいぶ人参は使ってきましたが、ここまで硬い人参は初めてでかなりビックリ。とりあえずもったいないし、長めに加熱したらちょっとは変わるかもしれない…という観測的希望を持ちつつ、無理矢理力をこめていちょう切りにしました。(正直無理に切らないといけないほどの硬さなのでこの時点で結果に立ちこめる暗雲)

ちなみに比較対象として前に撮影した普通の硬さの人参のいちょう切りを上げておきます。芯はそこまで白くない。

さて、この芯が硬い人参、加熱するとやわらかくなるのでしょうか?

一応結果から申し上げると

少なくとも普通に煮てもやわらかくはならない

……と、思われます。

今回はスープの具材として使ったんですが、かなり煮たつもりでもどうしても芯の硬さは残りました。

圧力鍋ならちょっとわからないですが、硬い部分はちょっと舌触り的に繊維質な感じだったのであまり変わらないかも(そのへんは試してないので何とも…です)

オレンジ色の果肉部分には普通に刃が通ったことからも、切る時硬くなかった部分は問題無いでしょう。芯も『舌に少し部分的に残る』程度ではあります。気になれば下処理時点で芯部分は除いた方がいいかもしれません。まあ手間ですが……

ただ、不思議な点がひとつ残ってまして。

これ、家族が使った残りの半分なんですね。前の日あたりに先に半分使ってるはずなんです。ただその時は硬いとかそういう話が一切出なかったし私も気づきませんでした。調理法の問題ですかね……?
(『一晩の内に硬くなった』とか『半分のほうは硬くなかった』とかいろいろ説を考えてはみましたがあまり現実味は無いので没)

今回の分だけだとまだわからないことが多いのでまたいろいろ検証してみたくはあるんですが、『芯がここまで硬い人参』に出くわす機会が今まで無かったということは今後もそこまで無いだろうな…と予想がつくので、なかなか難しいかも……。今後機会があれば要検証、ということで。

最後にオマケ。

今回の人参を使った中華風の鶏団子スープです。味はよかったんですが人参の件だけちょっと残念な仕上がりになっちゃったかなという印象。

かなり余談ですが、肉団子をスープに入れる際は肉ダネが緩くてもつなぎが入っていれば特に問題無く作れます※1。手を汚したくない場合はスプーン2本を使って軽く成形しながら湯に落とす※2方法もいいですね。この方法だと手は汚れないのですが洗い物は増えてしまうというデメリットもあるので、最終的には自分がやりたい方法でいいと思います。

※1:丸めるわけではないのでどうしてもミートボールみたいに丸くきれいにはなりません。個人的には多少不格好な形でもこれはこれで味があると思うんですが几帳面な人だとちょっと気になるかも。
※2:大きい肉ダネの塊を高いところから落とすと湯が跳ねて危険なので、できるだけ水面に近い部分で落とすほうがいいです。一方、火力が高いと湯気で火傷するリスクもあるのでその際は無理して手を近づけないようご注意を。

ちょっと最後は話が逸れましたが、何かの参考になりましたらと思います。

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