2020年に『やまびこ』という名前の柑橘を食べたという話を前に書きました。
コレ↑
そして4年の月日が流れ2024年。やっとお店で見かけたので、久しぶりに購入。
結局全容(?)については相変わらずわかってないんだけど、どうやら日向夏系っぽい?ということはわかった
わかったというかお店のポップに書いてあったんでたぶんそう……(信じる)。
日向夏といえば、皮の分厚い黄色い柑橘にしてはワタが苦くないのでワタごと食べられるという特異な柑橘。その仲間ということはコレもワタが苦くないってこと……?と試しにワタだけ食べてみました。確かに苦くない。
これなら日向夏と同じ食べ方でいけそうです。
日向夏の切り方は
②ワタの付いた果肉を削ぎ切りもしくは乱切りにする
これが一般的な切り方になります。これと同じように切ってみます。
(※やまびこの剥いた写真を残していなかったようなので日向夏の写真で代用しています)
せっかくなので普通の日向夏も切って並べてみました。
色が薄い左のほうが日向夏、濃い右のほうがやまびこです。写真だとだいぶわかりづらくなってしまっていますが、肉眼ならもっとはっきりと色の違いがわかるはず。
さて、肝心の味についてですが、日向夏とやまびこでは味が全く異なります。
日向夏はけっこう酸味が強く、すっきりとした甘みもあってシャキッとした味。
やまびこは日向夏ほど酸味は強くなく、どちらかというと温州みかんとかそっち系に近い味かなぁという印象。すっぱさがあまり無いので甘みをより強く感じます。ただ前も書いたんですがやっぱりちょっと日向夏と比べると薄皮が硬い気がします。
『食べやすい』のは酸味がひかえめなやまびこかなと思いますが、そこは好みによるでしょう。
ちょっと個人的に気になった点としては『ワタごと食べたときの味』について。日向夏はワタごと食べることで酸味がちょっとおだやかに感じるというか、ほぼ無味のワタが果肉と一緒に食べることで何となくいい感じに味がまとまるのでワタごと食べるほうが美味しく感じます。やまびこの場合、果肉そのものが甘いので少なくとも食味に軸を置く場合あまりワタごと食べるメリットを感じないかな……という気がします。せっかくの味がちょっとぼやけてしまうという印象。どっちかといえばオレンジのようにカットしたほうが果肉の味を純粋に楽しめるので個人的にはそちらのほうがおすすめ。
とは言ってもあくまで個人的な感想だし好みの問題もありそうだから、気になる人は両方試してみてほしいな……
…と、今回の感想はこのへんで。参考になりましたら幸いです。