焼き菓子作りの注意点!!~牛乳は温めて使おう~

焼き菓子のタネに冷たい牛乳・卵はNG 菓子作り

ケーキやマフィンなどといった焼き菓子のレシピを読んでいると、『牛乳は(人肌に)温めておく』などといった表記がされていることがあります。

あれにはきちんと理由があります。

何故かというと、バターや卵を混ぜたものに冷たい牛乳を注いでしまうと、

ずんだ
ずんだ

あら、これは……

このようにバターが冷えて固まり、分離してしまうのです。せっかくバターや卵を室温に戻しておいてここまできれいに混ざっていたとしても、後から冷たい牛乳を入れてしまうとこうなります。

やまも
やまも

牛乳だけじゃなくて卵も同じ!

クッキーの場合は牛乳を入れることはあまり無いと思いますが大抵卵は使います。冷たい卵を使った場合もバターと混ざらず分離します。

パンづくりの時にも人肌に温めた牛乳を使いますが、あちらはイースト菌を働かせるためなので理由が異なります。

久しぶりに菓子作りをしたのですっかり忘れており今回失敗してしまいました。

分離したタネをそのまま使ってしまうときれいな仕上がりにならないため、このまま使うわけにはいきません。

さて、ではこうなってしまったらどうにもならないのでしょうか?

ずんだ
ずんだ

ご心配なく。

ある程度のリカバリーは可能です

今まで何回かやって失敗と言えるほどの仕上がりになったことは無いのでそこまで心配することは無いかと思います。

その方法は簡単。

湯煎で溶かすこと。

別のボウルにお湯(※触ってみてちょっと熱いと感じるくらいの温度で大丈夫)を注ぎ、タネを入れたボウルの底をお湯につけ、温めながら混ぜるだけ。

やまも
やまも

手順は簡単だけど注意点もあるから気をつけて

①お湯が多いとボウルを上から浸けたときに溢れてしまうので、加減がわからない場合は最初は少なめにしてみて調整してください。
②お湯が直接タネに入らないように注意してください。

先ほどの写真の分離したタネが、5分ほどで溶けてなめらかになりました。
※かかる時間は分量や気温などで異なります

分離しているところが無くなったのを確認したら粉類を入れ、また手順通りに進めます。

ずんだ
ずんだ

ちなみにこれはマフィンのタネだったんですが、出来上がりはこちらです。
まあまあ上手くできた……かな?

…ということで、もし分離してしまっても慌てなくてOKです。

とはいえ、手間が増えてしまうのは確かです。多少面倒かもしれませんが、言われている通りに温めておいたほうがいいでしょう。

牛乳の場合、室温に長時間放置すると傷む可能性があります。個人的にはレンジで軽く温めることをおすすめします。もし熱くなりすぎたら粗熱をとってください。焼き菓子に使うくらいの量であれば粗熱をとるのにそこまで時間はかからないと思います。
ずんだ
ずんだ

皆さんもお気を付けくださいね……

この記事は22年9月17日にメインブログで上げていた記事を編集し直したものになります。
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