オクラの新芽(スプラウト)~食味や食べ方は?~

オクラの新芽(スプラウト)
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『スプラウト』というものをご存じでしょうか。

野菜や豆類の若い芽を食用にしたもので、代表的なものに『もやし』『豆苗』『かいわれ大根』などがあります。

中には『オクラ』のスプラウトもあるようで、わたしも今年初めて購入してみました。前までは見かけなかった気がするんですが…単純に見落としかな……?(地域によるかも……)

……というわけで、今回は『オクラの新芽(スプラウト)』について、特徴や味、食べ方(調理)のポイントなどを実際に使った感想を交えながら書いていきたいと思います。

オクラの新芽(スプラウト)ってどんな野菜?

見た目は豆苗っぽいけれど……

見た感じ、豆苗と似ています。ただちょっとやわらかいかな?という気はします。

アップの写真。よく見ると葉や茎に産毛が生えているのがわかります。

うめ
うめ

そういえばオクラって産毛あるもんね

実の産毛は調理時によく塩でこすって取ったりしますね。それと比べると今回のはまだ若いので産毛は硬くありません。特に気にしなくてよさそう。

味はやっぱりオクラ

いちばん気になるのは味なのですが、生でかじってみたところ、

やまも
やまも

あっ…オクラだ……

ちゃんとオクラの風味がします。また、オクラ特有のぬめりもちょっとある(葉のほうがやわらかいのでこっちのほうがよく感じるかも)

一方、加熱すると生の時ほどオクラっぽさを感じなくなる気がします(あくまで個人的にですが……)。クセは無く、粘りもあまり感じません。言われてみればちょっとヌルヌルするかな?というくらい。オクラ系のネバネバが苦手な人でも食べやすいと思います。

豆苗との違いは?

先ほど似ていると言った豆苗についても少し触れておきますね。

やまも
やまも

主な違いは下の3点

  • 全体的なサイズ(特に豆の部分)
  • 香りの強さ
  • 産毛の有無

豆苗は豆臭いというか、香りが強いです。調理後もけっこう匂います。

また、豆苗の場合パッと見れば全体は似ているのですが産毛が特に見られません。つるっとしていてどちらかというともやしっぽい感じ。

うめ
うめ

オクラのようなぬめりは無いけど風味にクセがあるから好みが分かれるかな……

※豆苗の特徴などはこちら↓。他のスプラウトの写真もちょっと上げています

豆苗(とうみょう)ってどんな野菜?~特徴や食べ方のポイントなど~
『豆苗』はエンドウ豆の若い苗。このようなものを『スプラウト』とも呼びます。ちょっとした甘みとシャキシャキの歯ごたえが特徴。豆野菜独特のにおいが強めなのがネックかな?長いままだと調理中絡まるので短めにカットするのがおすすめ。

食べ方は?

オクラっぽさを活かすなら生食

先ほども書いたのですがオクラの風味は生の方がちょっと強い感じがします。あと、加熱してしまうと双葉の部分がしんなりするので見た目にも影響してきます。

生でも食べられるので、生のシャキシャキ感が好みな人や添え野菜としてふんわりとした見栄え良い仕上がりにしたいのであれば生食がおすすめ。

逆に生食に抵抗があるという人やそこまで見映えにはこだわらないという人は加熱してもOK。

洗い方のコツは?

やわらかい分ちょっと傷みやすいのか、たまに葉が黒ずんでいることがあります。ぬめりも出るのでおそらくすぐわかるはず。あと、種部分が葉っぱのほうにくっついていることもあるのでそれも除く必要があります。

やまも
やまも

洗い方の例は下記のとおり

  1. ボールや金だらいなどに水をためる
  2. 根の部分を切った新芽を数本ずつ手に取り、ためた水で洗いながら種や汚れ、傷んだ部分などを取り除く
  3. 最後に流水で軽く洗って仕上げ

ボールに入れてまとめて洗うという手もありますが、種などを取り除くのに勝手が悪いのであまりおすすめしません。多少時間や手間がかかっても丁寧に洗った方が最終的に楽です。また、最初から流水で洗いながらだと水がもったいないのでそれは最後の仕上げのときで良いと思います。

きれいに茹で上げるには?

色よく茹でるコツは

『塩を入れたお湯で茹でる』
『茹ですぎない』

……の2点を気をつけること。

青の濃い野菜は塩茹でにするときれいに仕上がります。また、少し塩味も付くので茹でたらそのまま食べられます。(入れすぎると塩辛くなるので注意)

茹でるなら軽く1分程度でOK。この加熱時間だと茎がまだシャキシャキなので、気になる人はもう少し時間を延ばして調整してみてください。

うめ
うめ

調味料と混ぜるとしんなりして少しやわらかくなるっぽいからちょっと硬めでもいいかも?

輪ゴムで結んで加熱するのは個人的には非推奨です(耐熱温度に不安があるため)。結ばなくてもそこまで散らばらないので大丈夫。

カットのタイミングに注意!

こんな感じである程度形を整えたい場合は、先ほどの写真のように方向をそろえて長いまま茹でるのがおすすめ。多少ちらばりますが、強くかき混ぜたりしなければ大丈夫。

一方、汁や炒め物に直接入れる場合は調理前に短くカットするのがおすすめ。

やまも
やまも

長いままだと絡まっちゃうから……

なので、カットのタイミングはケースバイケース。

クセがないのでいろんな料理に合う

味にクセがなく、ぬめりもそこまで目立たないのでいろんな料理に合います。

茹でてそのままシンプルにしょうゆやドレッシングで食べてもOK。(試しに牡蠣じょうゆでいただきましたが美味しかったです)

一応、試したものと所感については下に記しておきます。

汁物

こちらは味噌汁。他の具は大抵何でも合うはず。

上写真だと『人参』『じゃがいも(ホッカイコガネ)』『油揚げ』との組み合わせ。ほかに青色が無いので添えにもピッタリ。

汁物の場合、茹ですぎないようできるだけ最後に入れたほうがいいです。ちょっと手間をかけるなら、別茹でしたものを上に添えれば見映えもよくなります。

オクラは粘りが強いため、味噌汁に入れると汁全体にとろみが付いて味噌が溶けにくくなってしまいます。今回それを警戒して量をひかえめにしたのですが、そもそも新芽ならば実ほど粘らないのでもっと思い切り増やしてもよさそう。

和え物

こちらはピーナッツ和え。新芽だけだと足りないので茹でた白菜と一緒にピーナッツ粉・砂糖・しょうゆで和えました。

白菜だけより色味が良く、味も良い。

やまも
やまも

…ただ味噌汁や和え物とかだとオクラっぽい感じはほぼ無いかな……

全体量と比べて使った量が少ないというのもあるのですが、他の材料と混ぜたり濃い味付けをするとオクラっぽさはほぼ感じなくなります。ちょっと残念……。

しかし色が濃いので、特に薄い食材と混ぜた場合、彩りにアクセントを与えてくれます。目的をそっち方面に割り切ってもいいかもしれませんね。

まとめ

やまも
やまも

それじゃあ今回のまとめを簡単に……

オクラの新芽(スプラウト)は、

  • 見た目はちょっと豆苗似だが味はちゃんとオクラ
  • オクラのぬめりもあるが実のように粘らない(ちょっとヌルヌルするかな?という程度)
  • クセが無いのでいろんな料理に合わせやすい
  • カットするタイミングに注意

…と、こんな感じ。

特にクセが無く使いやすい野菜なので、まだ食べたことの無い人は是非試してみてくださいね。

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