じゃがいもの品種にはいろいろなものがあります。今回はそのひとつ『デジマ』について、簡単に書いていこうと思います。
デジマの特徴
見た目
丸っこい形をしています。少し男爵いもに似ていますね。芽が生える場所もそこまで深い感じは無いので、割と使いやすそうな印象。
断面はこんな感じ。果肉が少し黄色いです。
ちょうど一緒に買っていたので『ニシユタカ』という品種と比較してみました。
皮をむく前はそこまで変わらないのですが、果肉を見るとやはりデジマのほうが黄色いですね。
どんな調理法が合うの?
見た目は男爵いも寄りのデジマですが、男爵いもがほっくり系の芋である一方、こちらはねっとり系。メークイン等のように煮物や汁物に向いています。
実際に料理に使ってみた感想は以下の通り。
上写真は水から15分ほど茹でたデジマ(厚さは大体8mmくらいかな?)。火は通っていますが、肉質がしっかりしており、特に崩れる感じはありません。この後、味噌汁にするため更に茹でましたがそれでも崩れませんでした。
別の日に煮物にも使ってみました。けっこうかき混ぜたためか角や表面は少し煮溶けてしまったものの、これも煮崩れはせず。
こちらは粉吹き芋にしたもの(左)。特に気になるほどではないですが、男爵いも(右)ほど粉が細かくならず潰れてしまいました。やはりこういう料理にする場合は男爵いものほうがきれいに仕上がりますね。
また、マッシュして男爵いもと比較してみたところ(見た目ではちょっとわかりづらかったため写真は撮りませんでした、すみません…)、男爵はほっくりした感じになりますが、デジマはしっとりというかねっとり。とは言え、ポテトサラダにするのであればマヨネーズや具材が入るのでそこまで問題ないのではないでしょうか。
…と、このような感じで、煮たり茹でたりといった料理のほうが向きますが、別にマッシュ系などに使えないというわけでもありませんのでご心配なく。
好きな食べ方で食べるのがいちばんいいと思うよ。
以上、簡単にでしたが、参考になりましたら幸いです。
デジマは他の有名な品種(男爵・メークイン・ニシユタカ・キタアカリ…など)と比べるとあまり見かけないのですが、おいしいじゃがいもですのでお店で見かけましたら是非購入して食べてみて欲しいなと思います。それでは。