調味料のひとつ『はちみつ』。
大きなビンで買う人もいれば、お手頃サイズのチューブを選んで買う人もいるでしょう。
チューブで買ったはちみつを使っているうち、中身がまだ入っているはずなのに押しても出てこなくなることがあります。パッケージでよく見えないので外してみると……
あっ…………
……と、このように固まっているのがわかります。
すでにこの状態だと逆さにしてもびくともしません。
初めて見た人はビックリしてしまうかも。
『まだ使えるの?』
『食べて大丈夫?』
……と心配になる人もいるんじゃないでしょうか。
はちみつにはよく見られる現象なので心配はいらないですよ
気温が下がる冬場に常温保存していると特に固まりやすいです。一応固まっただけで成分そのものが変わるわけではないので、ちゃんと食べられます。
ただ液状じゃないと使いづらいし、そもそもチューブから出てこないというのはそれ以前の問題。ではチューブを切って中身を出す……?いえいえ、少々お待ちを。そのようなことをしなくても液状に戻す方法はあります。
その方法とはズバリ、
温めること!!
はちみつは冷えると固まりますが、実は可逆的な変化なので温めれば元に戻ります。
はちみつを温める方法は?
オススメの方法『湯煎(ゆせん)』のコツ
温める方法はいろいろあります。その中で特にオススメの方法は『湯煎(ゆせん)』です。
その手順(例)は以下の通り。
↓
②チューブごとお湯に浸ける
↓
③中身がやわらかくなるまで待つ
これだけです。
お湯は給湯器で沸かしてもいいし、水を入れたボウルに沸かしたお湯を注いで調整してもOK。火傷しないよう注意してください。
上手く湯煎するコツというかポイントとしては、
・チューブの口部分がお湯に浸からないようにする
お湯の量が少ないとすぐ冷めてしまうため、はちみつの量が少量であっても浸かるより多めのお湯を準備したほうがいいです。また、万一お湯が中に入るといけないので、チューブの口部分は浸からないよう上向きにすることをおすすめします。
元々逆さにしていてフタ側にはちみつが溜まっている場合や元々下にフタが付いているタイプのボトルの場合は、ビニール袋に入れてから浸けるといいでしょう
※袋にお湯が入らないように注意してくださいね
はちみつの量にもよりますが、この方法ならば数分でやわらかくなり、チューブを逆さにするとフタ側のほうに流れてくるはずです。
湯煎をすすめる理由
何故上記のような方法をおすすめするかというと、
『失敗しづらく、安全性が高い』
ためです。
湯煎は鍋で直接やる方法もあるのですが、ガラス瓶ならともかくチューブボトルはそこまでの高い耐熱性は持っていないと思われます。鍋で湯煎するとうっかり高温にしすぎてしまうリスクが0とは言えず、途中の様子を見たりと気をつかわなければいけません。
一部のメーカーさんから出てるはちみつだとパッケージに湯煎の推奨温度が書いてあるんだけど、どれも大抵50~60℃みたいだからそのくらいの温度なら大丈夫なんじゃないかな
最初から決まった温度で温めていれば、煮沸してしまうような心配もなく安全です。
容器を変えることも検討
せっかく湯煎で溶かしても、その後冷えるとまた固まってしまいます。
使うたびに湯煎をしなければいけないのも大変です。
瓶に移しちゃうという手もある
ガラス瓶であれば固まってもスプーンで掬うことができるので、チューブのままよりは使いやすいです。湯煎してやわらかくなっているうちにきれいな瓶に移してしまいましょう。
大きすぎる瓶だとスプーンが届かないため、小さめのビンがいいと思います
わたしが前にはちみつを温めた際には、市販のジャムの瓶が家にとってあったため、それを再利用しました。
ガラス瓶自体はホームセンターにも売っているのでそこから購入してもOK。料理好きな人で、もし邪魔でなければ何個か持っておくと役に立つこともあります。手作りジャムやピクルスを入れることもできますからね。もし人に何か送る場合も買った瓶のほうがいいでしょう。
……ということで固まったチューブはちみつの対処法についてでした。参考になりましたら幸いです。
※はちみつの種類についてはこちら↓
24.08.27:全体的に構成見直し