豆の種類のひとつ『そら豆』は、未熟なうちに調理して食べるいわゆる『野菜豆』。本来春に旬を迎えるものですが、早ければ2月くらいに見かけることも。
簡単な食べ方は『茹でて食べる』こと。茹でたらそのままおつまみやおやつにしてもいいし、料理に使ってもOK。
今回は『そら豆の茹で方』について簡単に書いていこうと思います。
『そら豆』を茹でてみよう
準備するものは?
準備するものは以下の通り。
・水:鍋にたっぷり
・塩:適量
・酒:適量
※酒は無くてもいいですができればあったほうがいいです
たっぷりのお湯で茹でるから鍋のサイズは余裕を持って準備したほうがいいよ。そこまで量が多くなければ小さい鍋でもいけるはず
手順とコツは?
手順は簡単、以下の3つ↓
②お湯をわかし、塩・酒といっしょに茹でる
③ざるに上げて粗熱をとる
お湯は豆の処理をしている間に沸かしておけばすぐに茹でられるので楽です。
下でもう少し詳しく解説していきます。
豆を取り出し、洗って切れ目を入れる
枝豆の場合はさやごと茹でますが、そら豆の場合はさやから中身を取り出して茹でます。
豆はボウルなどに入れて洗いましょう。
ここで、上手く仕上げるための下処理のコツをひとつ。
『豆に切れ目を入れる』
これが大事!
洗ったら豆の側面片方にだけ包丁で軽く切れ目を入れておきます。
何故かというと、先に切れ目を入れておくことで、茹でた後に皮がむきやすくなるから。
上の画像のように、青○のところに切れ目を入れるのがオススメです。
一応両方試してみたのですが、赤○のところ(※さやと繋がっていた部分でそこだけ黒い)は他の部分より硬いので包丁がなかなか刺さりません。また、へこんでいるため中身が引っかかってしまいつるんとむけないという点もネック。青○のところであればそこまで硬くなく、きれいにむけます。
ちなみに切らなかった場合どうなるかというと下画像のようになるよ
しわしわ!!
皮がぴったり中身とくっついちゃって剥きづらいんだよね……。
だから、ちょっと手間だけど茹でる前に切れ目を入れておいたほうが後で楽になるよ
お湯をわかし、塩・酒といっしょに茹でる
鍋にたっぷりのお湯を沸かします。できれば、豆の処理をしている間に沸かしておきましょう。
沸騰したら豆と塩・酒を入れて中火で2分ほど茹でます。
ここで2~3つ目のコツ。『塩・お酒(調理酒)を加えること』。
塩を入れることで豆に味が付き、美味しく仕上がります。
酒に関しては絶対入れないといけないということはないのですが、入れて茹でることでそら豆のにおいが緩和されます。
…といっても完全には消えるわけじゃないので苦手な人は注意。
そら豆はちょっと独特なにおいがするからね……
特に湯気が上がっているときは一緒ににおいも上がってきて豆くささがすごいので、窓を開けたり換気扇をつけるなど、換気をよくして茹でることをおすすめします。
ざるに上げて粗熱をとる
実際に味見するか中身に竹串を刺すなどして硬さを確認し、食べられる状態になったらざるに上げます。
粗熱をとって完成。
塩気がほどよく、ほっくりとした仕上がりに。
食べる時に薄皮をむいて食べます。
もし塩気が足りなかったら追加で塩を振るといいかも
薄皮は食べられないの?
ちょっと余談というかオマケ。ここでの茹で方の紹介では薄皮を剥いていました。
何故かというと単純に『硬いから』。
食べられないこともないんだけど…口当たりがよくなくてなぁ……
『薄皮』というと薄くやわらかいイメージですが、そら豆の薄皮はかなり丈夫です。口の中に残りやすいため、やわらかい豆の中身を楽しむ場合は薄皮付きはあまり向いているとは言えません。
ただ、全ての調理法において合わないというわけではありません。
最たる例として上げられるのが『フライビーンズ』。おつまみでよく売っている茶色い豆です。別名『いかり豆』、人によってはこちらのほうがなじみ深い名前なんじゃないでしょうか。
あれはカラッと素揚げしてあるから薄皮まで食べられるんだよね
フライビーンズの場合かなり歯が丈夫じゃないと食べられないので我が家では残念ながら作らないのですが、もしご興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
まとめ
最後に簡単にまとめ。
そら豆を茹でるときのコツは、
②塩を加えて茹でること
③酒を加えて茹でること
おおよそ大事なのはこの3点。
自分で茹でたそら豆はとても美味しいですよ。ぜひやってみてくださいね。
23.12.25:『そら豆に関する記事』から『そら豆の茹で方メインの記事』に方向性を変えて全体的に構成を変更。
24.08.28:全体の構成見直し