『輸入ぶどう』にはどんなものがあるの?国産ぶどうとの違いは?

輸入ぶどうってどんなものがあるんだろう?
スポンサーリンク

夏から秋、遅くて冬まで味わえる果物『ぶどう』。ですが国産のものはそれ以外の時期には出回りません。その間をとりもってくれるのが海外から輸入されるいわゆる『輸入ぶどう』です。国産ぶどうと時期の被らない春あたりに多く出回るイメージですが、最近は割と同じ時期にも見かけますね。

今回は輸入ぶどうにはどんなものがあるのか、国産ぶどうと何が違うのかを簡単に書いていこうと思います。

『輸入ぶどう』の主な品種

まず、輸入ぶどうの品種について今までわたしが食べてきたものを一部上げてみます。

レッドグローブ

まず『レッドグローブ』。輸入ぶどうの定番ともいえる品種で、スーパーなどでよく見ることができます。

『レッド』と名前が付く通り、赤系のぶどうです。粒は大体15gくらいかな?

皮付きの断面と皮をむいた果肉はこんな感じ。皮は剥こうとするとちぎれやすく、完全には剥けないので果肉に少し残ってしまいました。果肉は透き通った薄い色をしています。

種有りの品種です。

身が締まっていて、しかし硬すぎず食感が良い。見た目通りみずみずしく、酸味は少しありますが甘みもちゃんとあってバランスよく、美味しいです。

クリムゾン

こちらも赤系のぶどう。粒は大体7~8gでちょっと小さめ。俵型というか細長い形をしています。

皮付き断面と果肉はこんな感じ。

こっちも身が締まっていて食感がいいです。酸味は若干強いかな?という感じですが甘みもしっかりあり、全体的に味が濃い印象甘さがけっこう後味に残りますね。

皮ごと食べられるんですが、レッドグローブと比べるとちょっと皮が硬いのか、口の中に残る感じがあります。気になる人は剥いてから食べた方がいいかも。

スカーロッタ

名前からして赤系かな?というイメージはあるんですが見た感じ黒ぶどうみたいです。

上写真のものは大体8~10gでした。大きさとしては中型くらいかな……?

 

皮付き断面と果肉はこんな感じ。種はありません。果肉がちょっと赤みがかってるかな?

甘みが強めで、酸味もほどよくあります皮ごと食べるとパリっとした食感、皮を剥いて果肉だけでもサクサクとした食感です。皮はそこまで剥きづらくはない。

やまも
やまも

白ぶどうも出回ってるはずなんだけどちょっと写真に手持ちが無いから、今後食べたら追記予定

だいぶ前に食べたような記憶がうっすらあるんですがたぶん品種名が書いてなかったから記録に残していなかったかも……(有名なのだったらトンプソンとかそのあたりかなとは思うんですが確証がないので……)

国産ぶどうとの違いは何?

やまも
やまも

国産のぶどうとはけっこう違う部分が多いぞ。
わかりやすい主な違いは以下の通り。

【国内で生産されているぶどうの特徴】
①皮が厚く、皮ごと食べるのが難しい。※品種によります
②果肉がやわらかい。またはもっちり感がある。※品種によります
③価格が高い。
【海外から輸入されるぶどう】
①皮が薄く、丸ごと食べられる。
②果肉が硬く、しっかりしている。
③比較的安価。

ざっとまとめるとこんな感じでしょうか。

下の項目でもう少し詳しく書いていきます。

国産ぶどうの特徴

国産ぶどうは皮が厚いものが多いです。本来は『皮ごと食べられる』果物であるぶどうですが、皮が厚いものは口の中に残りやすくなります。そしてそういった品種の皮は渋みがけっこう強いため、大体の場合は剥いて食べることが多いと思います。皮が厚い分、剥きやすくスルンと剥けるのは利点といえます。分厚い皮に守られた果肉はやわらかくジューシー。弾力があるものも。

ずんだ
ずんだ

国産でいえば代表的な『巨峰』『ピオーネ』が上記にあたりますね

ただこれは品種によるので全てがそうというわけではありません。例えば白系のぶどうは皮が薄くそのまま食べられるものが多い印象。果肉も割としっかりめ。

あと、全体的に値段が高めです。品種や地域などにもよると思いますが大体1パックが700~1300円くらいでしょうか?多く出回る巨峰やピオーネなどでも特に出始めの頃は高め。予算を考えるとなかなか日常的に食べるには厳しいお値段です……。

輸入ぶどうの特徴

輸入ぶどうは皮が薄く、果肉がしっかりと締まっていて硬いのが特徴です。『皮ごと食べる』本来のぶどうの食べ方に沿うものとなっています。甘く、皮ごと食べるとパリッとした食感。ただちょっと皮が口に残ることも。

かなり丈夫なようで、両手でけっこう強めに転がして洗っても形を保ちます。輪切りなどカットも可能で全然崩れません。

ただ皮が薄いゆえに剥くのは困難です。品種によっては何とか剥けるものもありますが、ちぎれてしまい果肉に残ってしまうことも。剥いているうちに果肉が爪でえぐれてしまうこともあります。皮を剥きたい派の人にとってはネックな点。

やまも
やまも

皮が薄く身が締まってる、皮ごと食べられるという点は国産の白系のぶどうに特徴が似てるかな。

あとはお値段でしょうか。国産のものより手に取りやすい価格となっています。

輸入ぶどうは安全?

輸入物なのでいちばん気になる点はやはり安全面なのではないでしょうか?

例えばオレンジやグレープフルーツなどの柑橘全般には防カビ剤やイマザリルといった薬品が使われている(※輸入品として受け入れるのに必要なことです)のは有名です。そのイメージが強い人もいるかもしれません。

さて、ぶどうはというと、輸入にあたって上記のような農薬は使われていないようです(栽培のための農薬は別ですが地元の人も食べるものに強い農薬は使わないと思われます)。ただし衛生面の観点からよく洗った方がいいと思われます(これに関しては輸入に限らず国産も同様です)。房から実を取り外し、一粒ずつ丁寧に洗うことをおすすめします。硬いので多少力を入れて洗っても問題ないでしょう。ただどうしても心配…という人もいると思います。気にしながら食べるのも精神衛生上良くないでしょうから、その場合は皮を手で剥くか、無理そうならちょっと可食部は減るでしょうがナイフで表面を削って中身だけ食べてもいいと思います。せっかく美味しいぶどうですので、自分が良いと思った方法で食べるのがいちばんです。

最後に。果肉は丈夫ですしある程度は日持ちするとは思いますが、実が密集してる関係上カビが生えたり傷んだりということは考えられますので買ったら早めに食べることをおすすめします。また、お店のものも万一傷んでる…ということも可能性として0ではないので(お店のほうでもチェックはされると思いますがどうしても人間のすることなので見逃しも考えられます)、買う前に状態をよく確認してから購入してくださいね。

※国内栽培のぶどうはこちらにまとめています↓

ぶどうにはどんな品種があるの?11種類のぶどうを見てみよう
ぶどうにもいろんな種類があり、黒・赤・白(緑)という色の違いだけでなく粒の形状や大きさも異なります。貴方のお気に入りの品種が見つかるといいなと思います。
タイトルとURLをコピーしました