いろんなはちみつ~どんな種類があるの?~

いろんなはちみつ

調味料のひとつ『はちみつ』。パンに塗ったり紅茶に入れたりとシンプルな使い方から料理や菓子加工にまで、いろんな食べ物に使える甘味料です。

はちみつと一言で言っても、花の種類によっていろんなタイプのはちみつがあります。

今回は、今まで食べてみたものの中から8種類、簡単にご紹介したいと思います。

あくまで個人的な所感になります。ご了承ください。

はちみつの種類とそれぞれの特徴

レンゲ(蓮華)

色 :黄色
味 :クセがほとんどなく食べやすい
入手:しやすい

まず最初に『レンゲ』。日本でいちばんメジャーなはちみつはコレ。

蜜は飴のようなきれいな色合い、クセが少なく食べやすいオールマイティなはちみつです。

スーパーなど基本的にどこでも売っているので、探すのは難しくありません。ただ見かけるものはほぼ外国産。国産もたまに売ってはいますが価格は高めです。昔は日本にももっとレンゲ畑が見られたそうなのですが、今は減ってしまったみたいです。

ずんだ
ずんだ

先入観かもしれないのですが、個人的には国産のもののほうが少しだけ味が濃い…ような気がします

アカシア

色 :黄色
味 :クセがほとんどなく食べやすい
入手:しやすい(国産だとちょっと難しい)

次に『アカシア』。これもレンゲと並んでメジャーなはちみつ。お店には大抵この2つは置いてあるイメージ。

色はレンゲとそこまで変わらないかちょっと濃いくらい。味はレンゲより少し濃いかな?という印象。これもクセがほぼ無いのでかなり使いやすいです。

やまも
やまも

『アカシア』って書いてあるけど実を言うとはちみつに使われるのは『ニセアカシア』っていう花。……知らないと勘違いしちゃうかも(ややこしいね)

クローバー

色 :黄色
味 :クセがほとんどなく食べやすい
入手:しづらい

『三つ葉のクローバー』として有名なクローバー、日本では『シロツメクサ』と呼ばれています。春先によく咲いているのを見かけることもあるでしょう。そのクローバーの花からもはちみつが採れるようです。

色はアカシアと同じくらいの濃さ、味はレンゲより少し濃い印象。一見珍しいものの、クセがあまり無く食べやすいはちみつです。

ただ、先ほどの2種類と違いどこにでもは売っていないため、入手難易度は高め。

やまも
やまも

違いについては敢えて言えば…くらいの感じ。個人的にはレンゲやアカシアとあまり大きく違いはないかな~と思うよ

りんご

色 :少し濃いめの黄色
味 :甘みが強い
入手:しづらい

おなじみの果物、りんごの花からとれるみつ。ほかのはちみつと比べると甘い香りが強いように感じます。

色はレンゲと比べると少し濃いめ。はちみつはそのまま食べると独特の喉が焼けるような感じがあります(ちょっと例えがうまくないかも……)が、りんごはちみつはそれがちょっと薄い気がします。ただし甘みが弱いということはなく、むしろ強いほうだと思います。

はちみつ単体だとそこまで感じなかったんですが、パンに付けたり、ヨーグルトに混ぜたりして食べたときの味の主張がけっこう強い。クセはそこそこあると考えた方がよさそう。

ずんだ
ずんだ

食べづらい感じのクセの強さじゃないのでそこまで気にしなくていいと思います

甘みが強いため、お菓子作りにも向きそうです。

スーパーなどではほぼ見かけないので、はちみつ専門店で探すのがよさそう。

やまも
やまも

何年か前はスーパーで買えたんだけど、その後お店から無くなっちゃったんだよなぁ

(お店の商品入れ替えだったのかメーカーの終売だったのかは不明です……)

みかん

色 :少し濃いめの黄色
味 :甘みが強い
入手:そこそこしづらい(あるところにはある)

これもおなじみの果物、みかんの花から採れたみつ。

色はレンゲと比べるとちょっと濃いくらい。香りはりんごほどではないものの少し強いかな?と思います。

みかんというとちょっとすっぱいイメージがあるのですが、はちみつ自体は特に酸味が強いということはないです。甘さの中に柑橘らしさ、果物っぽい風味があります。

りんごはちみつ同様、お菓子作りに使うのもおすすめ。

スーパーなどでもお店によっては売っているのを見かけます。ただし国産は価格はお高め

ひまわり

色 :茶色
味 :少しすっぱい
入手:しやすい

ひまわりからとれたみつ。

このはちみつはほかのはちみつと色が違い、茶色です。

また、味は濃い甘みの中に少し酸味があるのが特徴。ちょっとクセはありますが、飲み物等に混ぜたり料理に使ってしまえばあまりわからないと思います。

ずんだ
ずんだ

一時期よく純ココア+牛乳でココアを作っていたのですが、甘みをつけるのにこれを使っていましたね。酸味は特に気にならないです

スーパーなど食料品を扱うお店だとレンゲやアカシアに次いで見かける印象(※特定の花に限定していないはちみつを除く)。

注意点としては、ほかのはちみつと比べて固まりやすいという特徴があります。もし固まったら湯煎で温めて溶かして使ってください。

※固まったときの対処法はこちら↓

チューブのはちみつが固まった!?そんな時どうする?
チューブのはちみつが固まってしまって出てこない!そんなときは湯煎で温めるとやわらかくなります。お試しあれ。

シナ

色 :黄色
味 :少しクセが強め
入手:しづらい

シナの花からとれたみつ。

見た目は普通のはちみつなのですが、鼻に抜けるような感じがあり、少しクセがあります。慣れれば気にならないかと思いますが、気になる場合はそのまま食べるより何かに混ぜるといいかも。

やまも
やまも

だいぶ前だからどこで買ったかよく覚えてないんだけどたぶんどこかの専門店だったかなぁ

このはちみつに関しては記録を残していなかったため、記憶を呼び起こして書いています。もし今後購入できる機会があればもう少し詳しく記載したいと思います。

そば

色 :濃い茶色
味 :クセがかなり強い
入手:しづらい(ただお店によっては売ってるので探せばある)

そばの花のはちみつ。色がかなり濃く、容器に入っている状態だと真っ黒に見えます。実際はコーヒーのような濃い茶色。ヨーグルトなどに混ぜるとうっすら茶色くなります。

特筆すべきは

『味・においのクセがかなり強い』

……ということ。ほかのはちみつのような甘い香りはあまりせず、ちょっと薬品っぽいような…不思議なにおいがします。味は甘みの中にえぐみと酸味があり独特。甘さ自体はひかえめという印象。

やまも
やまも

手っ取り早く使えるのは飲み物系だと思うからそっちを中心に色々試してみたけど、
・牛乳
・アーモンドミルク
・豆乳
・ヨーグルト
…あたりがオススメかな

ずんだ
ずんだ

逆に
・コーヒー
・紅茶
…は独特の風味が強すぎて個人的にはちょっと苦手でしたね……。紅茶は熱いうちはいけるかなと思ったのですが、冷めたときに風味が主張してきました。このような抽出液系の飲み物はあまり合わない気がします
※上記はあくまで個人的な感想なので、好みによって違うと思います。

何にせよ上級者向けです。そしてお値段もそれなりに張ります。正直に言ってしまうと

・チャレンジ精神が強い
・健康志向が強い
・何が何でも食べ残さない強い意志がある(重要)

……という人以外はあまりおすすめしません。

ただチャレンジする場合はいろいろな食べ方を試してみると面白いですよ。

スーパーの食品売り場ではほぼ見かけないため、探すならはちみつ専門店のほうが確実かと思います。ほかにも、地域の直売所や健康食品売り場にも置いてあることがあるので、気になればそちらも探してみるといいかも。

そばアレルギーの方は危険なので使用を避けてください。

まとめ

やまも
やまも

最後にちょっとまとめ

簡単に分類してみると、

【入手しやすく、クセが少なく使いやすい】
・レンゲ
・アカシア
【入手はしづらいが甘みが強く菓子作りに向く】
・りんご
・みかん
【クセがかなり強く上級者向け】
・そば(※そばアレルギー持ちの人は注意!!

……と、こんな感じです。

一応ほかにも種類があるので、今後食べる機会があれば追記したいと思います。

1歳未満の子どもには決して与えないこと!!

最後に大事な注意点をひとつ。

1歳未満の子どもの場合、ボツリヌス症の発症の危険性があります。絶対に与えないようにしてください。

子育てをされている方、乳幼児に関わるお仕事をしている方であれば既にご存じのことかとは思いますが、くれぐれもご注意ください。

詳しくは厚生労働省のホームページに掲載されていますのでご確認ください(別タブ開きます)↓

ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。
【更新状況】
24.08.26:全体の構成を見直し
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