今回のテーマは『南風(なんぷう)』っていう果物について。
特徴
見た目、サイズなど
『南風』は柑橘類の仲間です。
果皮はオレンジ色。表面は凹凸が少なくなめらかで、触った感じもつるつるしています。写真のものはちょっと縦長だったのですが、別の日に購入したものは温州みかんのような形をしていました。
今回の写真のものの重さを量ったところ、約230gでした(3つ購入しましたが、全て似たような感じでした)。ものによるかもしれませんが、よく出回っている『ネーブルオレンジ』もそのくらいの重さなので、大体オレンジと同じくらいのサイズと思っていいでしょう。
ネーブルの話題を出したのでもう一つ。これは南風のお尻の部分。『ネーブルオレンジ』みたいに『へそ』っぽいものがありますね。
今まで見たことある柑橘で『へそ』っぽい窪みがあったものは代表的な『ネーブルオレンジ』を除くとこの『南風』、『アンコールオレンジ』、あとは温州みかんにたま~にあるかなってくらい。
個人的にはそこまでたくさん見てきたともまだ自信を持って言えないと思っているので何とも言いがたいのですが、自分が知っている限りだと『南風』は比較的『へそ』っぽい窪みがあるものが多いような気がします。品種的に窪みができやすいのかな?と思っています。
断面。こう見ると皮はあまり厚くなさそう。手でむいてみたところ、体感、見た目よりも皮が薄く感じました。果肉がみっちりと詰まっているイメージ。
味・食感
味は、甘みがほどよくあり、酸味はおだやか。オレンジ類などと比べると少し味の濃さがひかえめな印象ですが、クセがなく食べやすいです。薄皮が薄くやわらかいため、袋ごと食べてOK。ただし、逆に薄すぎるようで、小分けにしようとすると破れてしまう場合もあります。また、一応手でむけますがくっついていてちょっとむきづらいので、オレンジのようにカットして食べるのも一つの手です。
とは言うものの、実を言うと現段階では南風の魅力を伝え切れてないかもしれない……。