秋から冬にかけて旬をむかえる果物『りんご』。りんごとひとことで言っても、品種によって色や大きさ、味・硬さなどが異なります。
さて、今回書いていくのは『シナノピッコロ』という品種。あまり見かけないりんごですが、いったいどんなりんごなのでしょうか?
『シナノピッコロ』ってどんなりんご?
サイズの小さい赤りんご

赤りんごの一種。今回の写真のものはちょっと薄い色なのですが、本来はもっと色づきが良いようです。
※26年11月現在この写真しか手持ちに無いため、今後色の濃いものを撮影できれば差替したいと思います
小さく、かわいいサイズなのが特徴的。実は最初は規格が小さいだけなのかと思っていたのですが、実際はこれがデフォルトのようです。量ってみたら大体230gくらいでした。普通のりんごだと250~300gくらいはあるはずなのでやっぱり小さい。
よく数個入りで売っている紅玉など規格の小さなりんごもこのくらいだったはずなので、そちらをイメージするとわかりやすいんじゃないでしょうか。
ちなみに『ピッコロ』という名前の響きも何ともかわいらしいですよね。イタリア語で小さいものを意味するそう。おそらくそこから名前が付いたと思われます。

何だろ…『ピッコロ』って聞くと3種類くらい頭に浮かぶ気がする……

世代にもよるでしょうけど違うものを連想する人も多いでしょうね……
(ちなみにわたしの場合最初に連想したのは楽器でした)
あまりベタつきはない?
りんごを触ると表面にベタベタした油みたいなものが付いていることがあります。これはりんごから出る成分によるもので、農薬などではないので心配しなくて大丈夫。『油上がり』と呼ばれています。
品種によってベタつきが強いものとあまり強くないものがあります。

よく知ってる品種だと『ジョナゴールド』はベタつきが強く、『ふじ』は弱いかな
シナノピッコロの場合、手触りは割とサラサラでベタつきはあまり感じませんでした。感触としてはふじに似ています。ただ全然無いわけではなく、特に水で洗ったあとに触るとちょっと油っぽい感じがしました。乾いてる時点だとわかりづらいようです。
少し黄色みのある硬めの果肉

半分に切ってみました。けっこう硬めで力がいるので、果物ナイフよりは包丁のほうがよさそう。
切ると一瞬ふわっとりんごの香りがします。
果肉の色は(写真だとちょっとわかりづらいですが)少し黄色っぽい。
果肉の硬さは個人的に秋映(あきばえ)あたりを彷彿とさせるのですが、あちらと比べると断面のデコボコはあまり目立たないため、そこまで果肉は粗くないのかな……という印象。
甘みはしっかり、でもクセは無い
さて、気になる味や食感について。
甘みは割としっかりあります。酸味はそこまで強くない。とりわけ味が濃いとわけではないものの決して薄くもない、ほどよい案配です。クセが無く食べやすいと感じます。『如何にもりんごらしい風味』という印象。

ふじりんごをちょっと濃くしたような感じかなぁ……?
(※あくまで個人的な感想です)
食感はシャキシャキかつサクサク。果汁もしっかりあります。
小さいながらも噛み応えがありますし、満足感が得られます。たくさん食べる人だとちょっと物足りないかもしれませんが、ちょっと食べたいなという人にはちょうどいいかもしれません。
ひとつ、敢えてネックな点をあげるとすれば『果肉の硬さ』でしょうか。普通に何でも噛める人なら問題ないものの、そこそこ硬いので噛む力の弱い人だとちょっと食べづらいかもしれません。その場合は薄めに切ったりすりおろしたりなどといった工夫をしてみることをオススメします。
塩水に浸けた方がいい?
補足をひとつ。りんごといえば『切ると茶色くなってしまう』という特徴があります(桃やすもも、梨なども同様)。塩水に浸けるとしばらくは変色を防ぐことができます。
シナノピッコロの場合、切ってしばらく経っても、あまり変色している感じはありませんでした。おそらく多少は変色しているが目立つほどではない……という感じ。よって、すぐに食べるのであれば塩水に浸ける必要はあまり無いかな……と個人的には思います。もちろん心配な人は浸けてもOK。

時間が経ちすぎるとどちらにしても変色してしまうので、切ったら長時間置かないように気をつけてくださいね
まとめ

じゃあ今回の内容を簡単にまとめて終わろう
・シナノピッコロは赤くて小さいりんご
・しっかり甘く、酸味はそこまでない。クセがなく食べやすい。
・果肉が硬め
・切った後の変色はあまり目立たない(心配な場合は念のため塩水に浸けたほうがいい)
…というわけで今回はシナノピッコロについての話でした。あまり見かけない品種ですが、小さいながら美味しいりんごです。購入の機会がありましたら是非ご賞味ください。
※ほかのりんごの品種まとめはこちら↓

【更新状況】
26.11.02:全体的に文章構成など見直し


