夏になると『ソルダム』という果物がお店に並びます。今回は『ソルダム』について簡単にご紹介したいと思います。
ソルダムってどんな果物？
見た目
通常のすももは明るい色をしていますが、『ソルダム』は濃い色をしています。大体緑～赤紫といった感じですね。
写真は左は洗う前、右が洗った後。買ってそのままのものは表面が白っぽくなっています。これは『ブルーム』と呼ばれるものですが、特に害は無いので心配はいりません。水で洗うときれいに取れます。
こちらは断面。中は赤色をしています。これがソルダムの最大の特徴と言えるでしょう。
普通のすももは果肉が黄色いです。
比較用に、上写真はすももの代表品種『大石早生（おおいしわせ）』です。全然違いますね。
ちなみに、色が濃いので果汁も濃いイメージがありますが、切ってみると果汁自体は割と薄い色です。ただ、細かい果肉がボロボロと中に混じって濁ったような見た目になります。
※まな板の上に広がる果汁の写真も一応写真は撮ってはいるのですが、何となく絵面がよろしくなかった（見ようによってはちょっとグロく見える…）ので省略することにしました。気になる方は是非ご自分の目でご確認ください。
もうひとつおまけに。こちらもソルダムです。ちょっとまだ時期が早めのもの。まだ緑色をしていますね。最初のものも買ったときには緑色でしたが、冷蔵庫で数日保管したことで追熟してあのような色になりました。
上くらいの色だともう少し待った方がよさそう。
切るとこんな感じ。気持ち少し色が薄いかな？とは思いますが、やはり赤い色をしています。
味・食感
果肉の味は甘く、少し酸味もあります。風味が桃に似ているような、いちごっぽいような…ちょっと他のすももとは違う感じです。ちょっとクセがあるものの、酸味がひかえめなので酸っぱいものが苦手な方にはおすすめの品種。
また、果汁がたっぷりあり、食感がやわらかいです。ただし完熟しているとくずれやすいので細かくカットする際はご注意ください。
