『ビタミン大根』ってどんな大根?~特徴や辛い場合の美味しい食べ方は?~

ビタミン大根ってどんな野菜?

だんだん気温も低くなり、『大根』のおいしい季節が近づいてきました。

大根にもいろんな種類があり、いつも食べている青首大根のほか皮や中身が赤い大根なども。

今回はその中から『ビタミン大根(青大根)』について簡単にご紹介したいと思います。

ビタミン大根ってどんな大根?

全体が緑色(青色)をしている小さな大根

サイズはかなり小さめで細いです。ものによるとは思いますが、写真のものだと大体10cmほど。
(といっても赤い大根なども短めなものが多いので、むしろ普段使ってる青首大根が大根の中でも大きいと考えたほうがいいのかもしれません)

ビタミン大根の最大の特徴は

『大根全体が緑色(青色)』

…という点。抹茶のような深い緑色をしています。

この色合いから『青大根』とも呼ばれています。

葉っぱが付いていないので分かりづらいですが、写真のものは色が濃い右側が上です。

上の部分が濃い色で、下は少し薄い色合いになっています。

やまも
やまも

切って中身を見てみよう

下に近い部分と上に近い部分の断面の比較写真。皮の色が濃い上の方が中の果肉も濃いようです。

あとこう見ると皮もけっこう分厚いのがわかります。触った感じは割としっかり硬いんですが、皮が剥きづらいという感じは特にないので案外下処理はしやすいかも。

うめ
うめ

同じ野菜でも部位でここまで色が違うのは何だか面白いね

ちなみに切る前はあまりにおいはしないのですが、切ると大根特有のちょっぴり辛そうなにおいがします。

やっぱりビタミンが多いの?

ビタミン大根というからには、他の大根と比べてビタミンが多いのでしょうか。

実際『ビタミンが多いことからビタミン大根と呼ばれる』……とは聞いているのですが、実際に何がどのくらい多いのかというデータを持っていないため大変申し訳ないのですがここでは明言しかねます。念のため食品成分表のほうを確認しましたが、こちらには通常の大根(青首大根)しかデータが無いようです。なので仮に栄養計算をする場合は通常の大根の数値で計算することになると思われます。

…あくまで個人的な予想の範囲で言うならカロテン(ビタミンA)またはビタミンCあたりなのかな、と勝手に考えています。

緑色の濃さはおそらくクロロフィル(緑の色素)によるものと思われますが、緑の濃い野菜はカロテンも多い傾向にある…ということからの予想です。

ただ本当に個人的な予想にすぎないのでこれに関してはあてにしないほうがいいと思います。

やまも
やまも

まあこれだけ色が違えば栄養成分に違いも出るかな~とは思ってるけどね……

味や食感、硬さなど

さて、いちばん気になるのは食味についてでしょう。

ビタミン大根は辛味が少ない…とよく言われています。

……が、

やまも
やまも

あああああーーー辛ぁぁぁぁぁ!!

どうやらものによるようで、辛いものは辛いです。実を言うとわたし自身、数回購入しているのですが、毎回辛いものに当たってしまっているようで、辛くないものにまだ出会えていません。運かな……?

うめ
うめ

一応料理に使う前に少し切って味見してみたほうがいいかもね

やまも
やまも

そうね……

あまり辛くない、という情報から生食前提でメニューを組んでしまうかもしれませんが、こういうこともあるので使う前にまず味見して確認したほうがいいと思います。

あと、果肉は硬くしっかりしていて、薄く切ってもけっこう歯ごたえがあります。辛くない場合は生食でこの食感も活かせるでしょう。

辛いものに当たってしまった場合は?

さて、もし今回のように辛いものに当たってしまった場合はどうしたらいいでしょうか。

多少辛い程度であれば玉ねぎのように水にさらす、という手もありますが、正直この方法だと限度があります。

やまも
やまも

念のため『切ってから冷蔵庫で冷やす』『水にさらす』…といった方法も一通り試してみたんだけど、やっぱり辛かった……

辛い大根の辛味を無くすいちばん手っ取り早い方法は『加熱する』ことです。

熱を加えることによって辛味がほぼ気にならなくなります。加熱や茹でこぼしなどで失われてしまう栄養成分も幾分かあると思いますが、生で無理して食べるよりは加工して美味しく食べたほうが良いだろうと私は考えています。

ずんだ
ずんだ

ちなみに、玉ねぎやからし菜系などの辛味成分のある野菜の多くは同様に加熱することで辛味成分が飛びますよ

私が実際調理してみた所感だと、まず味噌汁の実として使った場合は普通においしく食べられました。青首大根と比べると少し歯ごたえが強い気がします。次に『茹でてからサラダにする』というのも試してみました。味噌汁だとあまり気にならなかったのですが、茹でると辛味が無くなるかわりに大根特有の苦みが前面に出てくる印象。和え物にするのであれば少し味付けを濃いめにしたほうがいいかもしれません。人によって感じ方は違うかもしれませんが、ご参考までに。

まとめ

やまも
やまも

じゃあ簡単にまとめよう

ビタミン大根は、

  • 全体が濃い緑(青)色をした小さい大根
  • 辛味が少ないと言われているので辛くなければ生食に向く
  • 辛いものに当たる場合もあるのでその時は加熱調理で辛味成分を飛ばすのがおすすめ

なかなかお目にかかれない大根なので、ご興味がある方でもしお店で見かけましたら是非購入して食べてみてほしいなと思います。私も今後見つけ次第購入予定ですので、そこで辛くないビタミン大根に巡り会えれば、また追記したいと思います。

【更新状況】
22.11.16:文章の全体の構成を見直し
25.11.28:全体の構成の見直し
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