夏から秋・遅ければ冬まで出回る『ぶどう』。巨峰やピオーネといった黒系からデラウェアなどの赤系、シャインマスカットなどの緑系と、様々な種類のぶどうがあります。
今回、『安芸クイーン』というぶどうを食べる機会がありましたので、その特徴について記録しておきたいと思います。
安芸クイーンって?
赤系のぶどう
今回の安芸クイーン。ちょっとわかりづらいんですが右が上です。
色がちょっと薄めの赤系ですね。上のものはちょっと緑色が残っているんですがものによると思います。表面が白っぽく見えるのは『ブルーム』と呼ばれるもので自然にできるものなので特に心配いりません。
ブルーム自体は安全だけど、それはそれとしてぶどう自体の衛生に関しては話が別だから必ず洗って食べよう
ちょっとさっきのだと分かりづらいかもと思って洗って撮影しました。ブルームは水洗いで完全にとれる…というわけではないのですが、洗う前よりも皮の赤っぽさがよくわかります。
こっちはちょっと緑色が残っている方。
ぶどうはよく見ると品種で粒の形状が違います。これはしずくのような形でそこまで細長くも無い感じですね。いくつか粒を量ってみた感じだと1粒が9~10gくらいでした。大体普通買うぶどうと同じくらいかな……。
少し赤みのある果肉
剥いた果肉です。皮が分厚いのと果肉がちょっと皮のほうに持って行かれるみたいで、意外と中身は小さく感じます。
一応先ほどの色の違う粒をそれぞれ剥きましたが、見た目にはそんなに違いは無いように思います。写真だとちょっとわかりづらいのですが、実際手に持って見た感じだと純粋に青っぽい緑というより少し赤みがあるというか、褐色系の入った緑のように見えます。
今まで食べたことのあるぶどうだと『ピオーネ』あたりと果肉の色がちょっと似ている気がしますね……。
すごく甘い!!
さて、いちばん気になるのは食味なのですが、
あっっっま……!!
驚くくらい甘かったです。
赤みの強い粒とまだ緑っぽい粒を食べ比べてみると、やっぱり緑のほうが少し酸味が強い感じがします。ただ比べてみれば、の話なので、緑っぽいほうも十分に甘くて美味しい。
すごく美味しいんですが、正直味が濃すぎて喉に刺激が来るくらいあるので、一気に食べるより1粒ずつじっくりと味わう食べ方が良いかなと思います。せっかく美味しいものですし、ぶどうはけっこうお値段も張るのでもったいないですからね。
果肉の食感はやわらかく、果汁が多く口当たりが良いです。ほとんど噛み切りやすいのですが、ほんの少し弾力を感じる部分もあり。(たぶん粒の芯のあたりじゃないかと思います。)気にするほどでもないですが一応。
皮ごと食べられなくはないのですが、先ほども書いたように皮が分厚く丈夫なので、皮ごと食べるとどうしても皮が後まで口の中に残ってしまいます。皮だけだと渋いので、ちょっともったいないですが剥いて食べた方がよさそう。
あまり見かけないぶどうですがとても美味しいので、もし購入機会がありましたら是非ご賞味ください。