3~4月くらいに出回る柑橘の一種『清見(きよみ』。オレンジと一緒に買ってきたんで実際に比べてみたぞ!見た目や味に違いはあるのかな?
清見とオレンジの違い
まず、清見(きよみ)についてですが、『清見みかん』『清見オレンジ』などの名前で売られていることがあります。正確には『タンゴール』といい、みかんとオレンジを掛け合わせたものになります。
『タンゴール』という呼び方より『みかん』『オレンジ』という慣れ親しんだ呼び方のほうが世間一般に伝わりやすいから使ってるのかな?という気がするなぁ……
(※これに関してはあくまで個人的に思うだけなので実際は違うかもしれません)
真相はさておき、とりあえず上記のような『清見』と名前の付く柑橘は全部同じ種類です。
では、それぞれの特徴をみていきましょう。
見た目
左がネーブルオレンジ、右が清見です。
オレンジにも種類があるのですが、入手のしやすさ及び国産品があることから今回はネーブルオレンジを選びました。
大きさは規格によるでしょうからあまり比較にはならないかもしれませんが、双方160g前後といったところでした。どちらももっと大きなものもあるので今回はちょっと小さめですね……。
(余談ですが、『清見オレンジ』という名前で販売されているものは比較的オレンジのように大きめなことが多い気がします)
少しアップにしてみました。ネーブルは割と表面がなめらかですが、清見の皮は少しデコボコしています。
断面。清見の断面の形状を見るとどちらかというとみかん寄りかなという気がしますね。
薄皮の硬さ
ネーブルやバレンシアなどのオレンジ類は薄皮が特に薄く、小房に分けるのが難しいため、基本的には包丁などでカットして食べることが多いと思います。清見もやはり皮が薄いのですが、体感オレンジほどは薄くないため、オレンジよりは小房に分けやすいかなと思います。ただ経験上、きちんと分けられたものもあれば、皮とくっついていたり薄くて破けてしまったりして分けられなかったものもあったため、ものによるかもしれません。
清見もオレンジのようにカットして食べると楽です。むくのが難しそうな場合はそちらをおすすめします。
味・食感
食感はどちらも果肉がやわらかく果汁がたっぷりありジューシーさを感じます。
味に関しては、清見はしっかりした甘みとほどほどの酸味があり、一方ネーブルは甘みもさることながら酸味も少し強めで、食べたあとも後に引く感じがあります。酸味と言うよりオレンジ独特の風味といったほうがいいかもしれません。どちらも美味しい柑橘ですが、オレンジの風味は少しクセがあるため、どちらかといえば清見のほうが味が落ち着いていて食べやすい印象です。…とはいえ、好みにもよりますから甲乙付けられるものではありませんね。
どちらも春頃に多く出回るから、是非旬の内に味わっておこう!
少し暖かくなってくる時期なので、絞ってジュースにしたりゼリーなどに加工してもいいですね。
それではまた。