オレンジの基本の切り方~見た目や食べやすさの違いは?~

オレンジのカットとポイント

果物の定番のひとつ、『オレンジ』。2~3月頃に国産のネーブルが旬をむかえるほか、別の時期でも輸入ものであれば簡単に入手が可能です。

大半のオレンジは温州みかんなどと異なり手剥きが難しいため、包丁や果物ナイフで切る必要があります。そこで今回はオレンジの基本のカットについて書いていこうと思います。

ずんだ
ずんだ

簡単なので是非やってみてください

オレンジの簡単な切り方『くし切り』

今回紹介するのは『くし切り』と呼ばれる切り方。名前の通り、髪をすく櫛(くし)のような形になるのが特徴。笑った口のような見た目から『スマイルカット』とも呼ばれます。

同じくし切りでも、最初に縦に切るか横に切るかで見た目や食べやすさに違いが出てきます。また、オレンジも種類ごとに少し特徴が違うため、そこも押さえておくといいかもしれません。

それぞれ切ったらどのようになるのかわかるように数種のオレンジの写真も一緒に上げておきますので、参考にどうぞ。

縦向きベースで切る(図解)

まず、縦切りをベースにした切り方。

①ヘタ部分から垂直に切る
②切り口を下にして切り分ける

中の房に沿って切るような形です。

半分に切ったら切り口が平らになるので、次はここを下にすると切るときに安定します。

やまも
やまも

画像では1/8もしくは1/6になるように記載してるけど、食べやすい大きさでOK

(個人的には1/8のほうが厚さ的に食べやすい気がするので我が家では1/8にしてます)

さらに一手間、切る際に画像のように皮と果肉の間に切り込みを入れると食べやすくなります。また、フルーツサラダなどに使うのであればそのまま切り取る手もあり。

縦向きベースの断面や特徴

やまも
やまも

この切り方でいろんなオレンジを切ってみると下のような感じ。

ネーブル、バレンシア、ブラッド(タロッコ)、ミネオラをこの切り方で切ると上写真のような見た目になります。芯の白い部分はそのままにしていますが、ここを切りとると仕上がりがよりきれいになります。

ネーブルの場合『へそ』のある部分に小さい袋のような箇所があるため、カットしたものすべてに反映される形になります。人によっては気になるかも。バレンシアやブラッドにはそういったものはほぼありません。

また、ミネオラはヘタ周辺がぽこっと飛び出ているので、まずそこを切り取ってから切り分けたほうがきれいにできます。

※ミネオラは正確にはタンジェロなのですが食べ方は大体オレンジと同じ。今回はカットしましたが手でも剥けます。詳しくはこちら(別記事になります)↓

『ミネオラ』ってどんな果物?オレンジとの違いは何?
ミネオラはポコッと頭からコブのようなものが出ているのが特徴。オレンジと同じようにカットして食べます。果汁がたっぷりで甘みが強く、酸味もちょっと強め。ジュースなどにも◎。

切り込みは入れても入れなくてもいいのですが、ブラッドオレンジの場合は皮と薄皮が強くくっついていて剝がしづらいので、切り込みを入れたほうが食べやすい印象。完全に皮を取ってしまえば箸でつまむなり爪楊枝で刺すなりで手を汚さずに食べられます。

ずんだ
ずんだ

切り込みを入れるのは正直手間ではあるんですが食べる時には楽です。手が汚れても別に気にならない場合は特に切り込みは無くていいかなと思うのでケースバイケースでしょうか……

横切りベースで切る(図解)

次に横にカットしてから切り分ける方法。

①ヘタ部分を横にして半分に切る。
②切り口を下にして切り分ける。

ただ最初の入刀の向きが変わっただけで切り方は先ほどと同様です。ヘタの向きに関してはあくまでも例なのでカット位置さえ合っていれば上下左右は気にしなくて大丈夫。

すると、このようになります。先程のカットと異なり、扇子のような模様ができました。こちらもきれいですね。

横向きベースの断面や特徴

やまも
やまも

こっちの切り方でいろんなオレンジを切ると今度は下のようになる

先ほどと同じ種類のオレンジをこの方法で切るとこんな感じ。

こちらの切り方だと(果肉の色や模様は違えども)どの品種も扇形となりほぼ違いが無いように思います。ブラッドオレンジは果肉の色が濃いのでこちらのほうがより見栄えがするようにも見えます。

ただしネーブルのへその部分やミネオラのこぶ部分はあまりきれいにならないのでその点は注意。

縦ベースの場合は切り込みを入れていましたが、こちらの切り方の場合、種類によっては切り込みを入れる難易度が高くなります

やまも
やまも

切り込みを入れる向きに対して薄皮が垂直になってるから刃が引っかかって果肉が潰れやすいんだ……薄皮も2枚重なった状態だから1枚のときより頑丈なのが追い打ちをかけてる感じ

例えばブラッドオレンジは他と比べて薄皮が硬いので、引っ掛かりやすくなかなか難しいです。

バレンシアであれば薄皮が薄いので特に引っかかりは感じませんでした。

決してできないというわけではないものの、縦ベースの切り方と比べるとちょっと気をつかうかも。

どっちの切り方が食べやすい?

さて、2通りのくし切りを紹介しました。果たして食べやすいのはどちらなのでしょうか?

結論から言えば

やまも
やまも

…人によるかな……

…何とも中途半端な解答になってしまったかもしれませんが、これに関しては正解が無いと思います。

ですが、せっかくなのでわたし個人の見解を書いておこうと思います。

両方試してみた感じだと、個人的には皮付きに関してはA(縦ベース)のほうが食べやすかったです。さらに皮を外して果肉(と薄皮)のみ、となればより食べやすくなると思います。また作業する側として考えると、果肉と皮の間に切り込みを入れたり完全に切り離そうと考える場合はAの切り方のほうが薄皮が引っかかるリスクが少ないため楽。

Bの横ベースの切り方も、房ごととれやすいのでその点は食べやすいです。…が、懸念点としては『食べるときに薄皮の向きが垂直になるため、歯の間に挟まる可能性がある』ということがあげられます(というか自分が食べた時に引っかかりました……)。挟まるとけっこう…痛いんですよ……。なのでわたしのように食事時に歯の間に食べ物が挟まりやすい人は注意したほうがいいかなと思います。

ただ、家族にも聞いてみたところ、Bの切り方のほうが食べやすいと答えた人もいて意見が割れました。聞いた人数が少ないので何ともなのですが、おそらく人によって感じ方が違うと予想されます。結論として『人による』と言った理由はそこです。

あくまで上記は個人の見解なので、実際にやってみて、自分にとって良いと思える方法を選んだほうが良いと思います。

オマケ:ほかの柑橘も同様にカットしていい?

最後に。今回は『オレンジの切り方』として書きましたが、この切り方はほかの柑橘でも活用できます。

ただし、向くものと向かないものがあります。

やまも
やまも

これは『セミノール』。温州みかんに見た目が似ているのが特徴

セミノールのように皮が薄い・皮が内側とくっついていて手で剥きづらい柑橘はこの切り方が有用です。

一方、文旦やグレープフルーツなどの皮が分厚いもの、または薄皮が硬めの柑橘の場合あまり向きません。前に試してみたのですが、皮が厚い上に薄皮が丈夫なので噛み切りづらく、食べづらい印象を持ちました。このような薄皮が硬い柑橘は丸ごとカットするより、皮を剥いてから小房ごとに薄皮を取り除いたほうが食べやすいです。

※文旦やグレープフルーツ、伊予柑(いよかん)、八朔(はっさく)などの薄皮の剥き方についてはこちらに書いています。ご参考までに……↓

オレンジは飾り切りなど可愛い切り方もあるので、慣れてきたらそちらも試してみると楽しいと思いますよ。

【更新状況】
26.02.02:全体的に構成の見直し
タイトルとURLをコピーしました