『スイートスプリング』って何?特徴や食べ方を見てみよう

スイートスプリング
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暖かくなるまでの期間、たくさんの柑橘がお店に並びます。『スイートスプリング』はそのひとつですが、地域によってはあまりなじみがないかも。今回は『スイートスプリング』について、どんな特徴があるのか、どういう食べ方をするのか等、簡単に書いていこうと思います。

スイートスプリングの特徴は?

デコボコした果皮

まず、すぐわかる特徴として、『果皮がかなりデコボコしている』ということがあげられます。見慣れるとこの皮の形状を見ただけで『あっ、スイートスプリングだな』とわかります。

一応、表面がボコボコしている柑橘は他にもあります。例えばよくお店で見る『はっさく』や『甘夏』などもですね。

ただ、これらと比べるとスイートスプリングのほうがよりゴツゴツしているというか、粗いような印象を受けます。

緑色のものからオレンジ色のものまで

皮の色は緑が強いもの、少し緑がかっているもの、黄色いものなど様々。

こちらは少し黄色みのあるオレンジ色。試しにネーブルと比べてみたのですが、それより黄色かったです(物によるとは思いますが……)。22年の2月に撮影したものです。最初に上げていた写真もオレンジ色ですが、あちらは23年2月。2月あたりだとだいぶ色づいたものが多いんじゃないでしょうか。

こちらは18年の12月に撮影したスイートスプリング。ちょっと時期が早めだからか、緑色がまだ濃いです。

緑のものをむいてみました。果肉も少し色が薄いかな?という感じ。一見熟れていないように見えるので心配になるかもしれませんが、ちゃんと食べることができます。

中身がたっぷり詰まってる!

果肉は黄色みが強いきれいなオレンジ色。瑞々しくきれいです。

ぽんかん・みかん・ネーブルの断面と比較してみます。ぽんかんやみかんなどは赤みが強く、中心に隙間が空いています。一方オレンジは中心まで詰まっていますね。スイートスプリングはオレンジ系の柑橘ではないのですが、中身の色合いや構造はちょっとオレンジに似ているようです。

※今回は写真を撮るためにこの切り方をしましたが、皮を剥くのが難しくなるので、普通に食べる時はあまりおすすめしません。

甘くて食べやすい!

甘みが強く、酸味はひかえめです。酸っぱいものが苦手な人でもかなり食べやすいと思います。また、みかんより少し大きめの柑橘…たとえば『はっさく』や『文旦』、『甘夏』などは、特有の苦みがあるものが多いので苦手な場合はつい身構えてしまいますが、スイートスプリングの場合、苦みはありません。

果汁が多く、果肉の食感もやわらか。薄皮はやわらかい…とは言いがたいですがそこまで硬くもないため、袋ごと食べることも可能です。少し種があるので、飲み込まないようにご注意ください。

簡単な食べ方は?

普通にむいて食べる

一番気軽に食べられるのは手でむいて小房ごと(薄皮ごと)食べる方法です。皮が分厚いので、むくのが難しい場合は最初にヘタ周辺を切り落としたり、十字に切り込みを入れるなどしてからむいてみてください。薄皮はあまり硬くないので、通常の噛む力があればそのまま食べることが可能です。ただし、オレンジ類ほどはやわらかくないので、噛む力が弱い方だと袋ごとは難しいかもしれません。その場合、下の写真のように切り込みを入れ、むいて中身だけ食べるという手もあります。その場合は果汁で手が汚れやすいので、手を洗うのが状況的に難しいときはあらかじめお手拭きやウェットティッシュ等を準備するとよいでしょう。

薄皮にも栄養があるのでもったいなくはありますが、噛む力が弱いとどうしても食べづらいですからね。薄皮も割と丈夫なので破けることはありません。一応、切り込みだけでなく全部薄皮をむいてしまってから食卓に出す…という方法もあります。ただ、文旦やグレープフルーツなどは果肉がしっかりめなので形がくずれにくいのですが、スイートスプリングの場合果肉がかなりやわらかいため、これが可能かどうかはものによります。

試しに2個むいてみました。1個目(上写真のもの)は少しボロボロになったものの何とかむけました。ですが2個目は果肉がつぶれてしまい無理でした。実際切ってみないことには判断がつきづらいので、最初から全部むくのではなく、切り込みだけ入れておいて食べる時にその都度むいたほうがいいかもしれません。

くし型に切る

オレンジのように、くし型にカットして食べるという方法もあります。カットが楽で均等に分けることができるというメリットがあります。ただし、先程も申し上げた通りオレンジほど薄皮がやわらかくないため、噛む力が弱い方だとおそらく食べづらいです。薄皮ごと食べることのできるくらい歯の丈夫な方であればこの方法でも大丈夫だと思います。

ずんだ
ずんだ

どの食べ方が正解というわけでもありません。自分にとって食べやすい方法で食べてくださいね。

やまも
やまも

果汁が多いし皮もしっかりしてるからお菓子作りにもよさそう

おいしい時期を逃さないようにご注意くださいね。それでは。

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