
今回のテーマは『人参の葉っぱ』。これって食べられる?
スーパーなどで購入する人参は葉が切られていることがほとんどですが、たまに葉付きのまま売っていることがあります。また、家庭菜園で人参を育てている方もいらっしゃることでしょう。『何だか捨てるのはもったいないな……』という場合どうすればいいのか、簡単に書いていこうと思います。
人参は葉っぱも食べられる


結論から言うと、『人参の葉っぱは食べられる』。
人参は葉っぱも食べることができます。
根菜で同じように葉も食べられる野菜には他に大根やかぶなどがあります。
調理法と注意点
色の濃い野菜(緑黄色野菜)に多く含まれるビタミンAは油との相性が良いため、栄養面を考えるのであれば油炒めやドレッシングを使用したサラダなどがおすすめです。ですがそればかりにとらわれる必要はないので、汁の実や和え物などにしてもOK。

ただ、注意点は下の2点。
まず①について。人参の葉はえぐみがあるというか、クセがかなり強いです。ふだん食べる根の部分自体好みのわかれやすい野菜ですが、葉っぱの場合もこれはこれで好みが分かれやすいと思います。なので、一気に大量に調理しても食べられない、という可能性も考えられます。苦手な方は一回に使う量を少なめにして調整してみてください。(もし大量に家にある、という場合は使い切れる自信がなければとりあえずゆでて冷凍しておいたほうがいいかもしれません。野菜室に入れているとだんだんしおれてきます。葉野菜と同じような扱いと考えていいです)ごまやクルミ、ピーナッツなどでアクセントを加えてもOK。
また、②については人参だけでなく大根やかぶの葉、ほかの葉野菜全般に言えることですが、育ちすぎた葉は若い葉に比べて硬いので注意が必要です。炒め物にする場合、細かくきざんでも普通の炒め時間ではやわらかくならないことがあり、噛む力が弱い人だとちょっと食べづらいかもしれません。もし味見をしてみて硬いなと感じた場合は、水やだし汁など水分を足して炒め煮のようにし、加熱時間を長くするといいでしょう(ただし長時間加熱するとどうしても色が悪くなりやすいのでその点はご注意ください)。やわらかそうな先の部分だけを使うという手もあります。そこはケースバイケースで。
以上、簡単にでしたが、参考になりましたら幸いです。それでは。