
生のパイナップル食べたくて買ったんだけど硬かった…どうすっかな

煮てみます?

おう
※最終更新20.05.15:文脈など少し変更しました(内容はほぼ変わっていません)
生のパイナップル
めったに食べないんだけどたまたま食べたくなって、生のパイナップル(小さいの)を購入。

大きいものに比べるとやっぱり小さく感じますが、これだけで700gくらいあります(※廃棄分を入れた重さ。皮をむくと結構減るけど、それでも食べごたえは十分)。

縦に8等分して、スライスして食べてみたところ、芯の部分がとても硬い…。あと思ったよりすっぱい。
おそらくもうちょっと熟したら甘くやわらかくなるのかなという印象。ただ、パイナップルは追熟しないらしく、長く置いていてもあまり意味はなさそう。
歯が丈夫なら何とか食べれる硬さではあるものの、これが例えば歯の弱い高齢者だと厳しいと思います。せっかくだからみんなでおいしく食べたい。さて、どうしよう。
煮て食べてみる
コンポートっぽく煮てみる
煮たらやわらかくなるかもしれない…という淡い期待を持って挑戦。
少量の湯に切ったパイナップルを入れ、ことことと煮てみる。更に砂糖を加え、ことこと…。
そして味見。味は甘みの中に酸味がきいてておいしいです。
…が、

かったぃ……
やっぱり芯が硬い。普通に煮るくらいではあまりやわらかくならない…?
ジャムにしてみる
もう少し細かくして煮ればいいのでは?と思い実践。ジャムにしてみます。
切る

芯の部分が硬いので、外側の部分と分けます。

外側の部分はスライスしてボウルAへ。
そして芯の部分。

ふふふ…コイツの出番だぜ…

これでゴリゴリとすりおろす!!
…と、思ったんですがここで問題が発生。
この芯の部分、『かむと硬いが、すりおろすにはやわらかすぎる』。
すりおろそうとするとグニャグニャと動いて安定せず、なかなかすりおろせません。

下手するとケガしそうなんでやめました

無念…

観念してみじん切りにしました。こちらはボウルBに入れます。
(別に分ける必要はないんだけど…)

こんなときフードプロセッサーがあれば…

うちにはそんな文明の利器はねぇんだ…
※正直ほしいけど置く場所もない。無念。因みにミキサーは家のどっかにあるはずだけど仕舞ってあってどこにあるか不明()
煮る

鍋にボウルA,Bのパインをいっしょに入れ、火にかけます(ジャムなので水は入れません)。焦げるといけないので弱火でじっくり加熱します。

かきまぜながら加熱していると水分が出てきます。

ふつふつとしてきたくらいで砂糖を投入。量が多いので3回に分けて入れました。これは1回目。

2回目。一応3回目も写真とったんですけどほぼ見た目変わらなかったので割愛。
かき混ぜながらまたしばらく煮ます。

10分ほどでこの通り。
完成

光沢があってなかなか綺麗では?
砂糖をかなり入れているので酸味は控えめ、芯の硬さはなくなりはしないけど細かいのでそこまで気になりません。結構煮詰めたんですが、冷めたときに少し硬いかなと思ったのでもう少しゆるめでもよかったかも。
※分量や、調理前と料理後の重さの変化について
今回使用したのは『パイナップル190g(可食部)、砂糖80g』。
大体パイナップル重量の4割程度です。本当は5割を予定してたのですが、4割でも甘みが強いので結果的によかったと思います。
酸味が強いほうがお好みの場合は砂糖を減らすか、レモン汁を加えるかしたほうがいいかもしれません。(ただし砂糖の少ないジャムは多いものより日持ちがしないと思うのでその点はご注意を)
結構硬めに煮詰め、出来上がり重量が140g。材料の総重量の約半分になりました。このジャム20gでおよそ58kcal※になります。(ゆるめに作ればまた変わってきますが…)
※文部科学省『日本食品標準成分表2015年版(七訂)』の成分値を基に計算しています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm
補足など
後から『凍らせて調理すればどうだろうか』『圧力鍋で煮たらまた結果が変わってくるかも』と思ったので、それはまた次の機会に。また、今回は煮る方法でやわらかく食べる方法を模索しましたが、ミキサーにかけてジュースにしてもよさそうです。各々の家庭でできる方法で色々試してみると面白いんじゃないかと思います。


ごちそうさまでした!!
それではまた!