山菜の一種『たけのこ』。春に旬をむかえ、皮付きのままお店に並んでいるのを見かけます。
山菜はアクが強いものが多く、たけのこも例に漏れず。生たけのこを処理する際には米ぬかやとぎ汁といっしょに1~2時間ほど茹でる必要があります。茹でたばかりのたけのこは美味しいですが、皮で生ゴミがかさばるということや下茹での手間を考えるとちょっと面倒かも。
一方、すでに茹でた状態のものも売っています。こちらは時期外でも入手が可能で下茹でがいらないので便利です。
ただ購入時にチェックしておいたほうがいいかなという部分はあるので、今回は『茹でたけのこを買うときに見るポイント』について簡単に書いていこうと思います。
茹でたけのこを買うときに見るポイントは?
期限を見る(※必須)
まず、必ず確認すべき箇所は『期限』。
期限を軸にした場合、販売されている茹でたけのこは2通りに分けられます。
②日持ちがしないもの
①の『長期保存が可能なもの』は密封されており、数ヶ月は保ちます。お店に行った際に一通り確認をしてみたところ、大体出回ってる段階で半年くらいかなという印象。(1年ほどのものも見かけたのでメーカーや出荷日によるかと思います)
品質を落とさないためにpH調整剤を使ってることが多いけど、使ってないものもあるみたい
こちらは日持ちがするよう処理されているのでそこまで気にしなくて大丈夫でしょう。
…で、注意したほうがいいのは②の『日持ちがしないもの』。地元で採れたものをその日に茹でて袋詰めして売っていることが多いです。きちんと密封されていないのはこちらのタイプと思っていいでしょう。
こちらは基本的にその日中に消費すると考えて下さい。おそらくパッケージの日付のところが当日になっているんじゃないかと思います。
たけのこは傷みやすいからできるだけ早く使った方が吉……
たけのこは鮮度が落ちやすく、採ってからすぐに茹でることが推奨されます。また、茹でたものもあまり日持ちせず傷みやすいのです。フレッシュな茹でたけのこが出回るのは春…ちょうど暖かくなってくる時期なので、冬と比べて食材が傷んだり腐ったりしやすくなります。万が一、嗅いでみて変なにおいがしたりぬめりがある場合は、勿体ないですが使うのを避けたほうが無難です。
その時期に採れた新鮮なものなのでそれをアク抜き無しで使えるというのは大変魅力的ですが、この点はよく注意しておいたほうがいいでしょう。
もし、日持ちするほうと間違えて購入してしまったり、予定が変わってその日中に使えなくなったという場合には、使いやすい大きさにカットして冷凍保存したほうが安心。
…といっても出回るの春だけだから他の季節にはあまり気にしなくていいかも
まあ覚えてて損は無いからね
産地と値段を見る(※必要であれば)
次に『産地』と『値段』について。
産地で分ける場合、『国産』と『中国産』に分かれます。どっちかというと中国産のほうがよく見かけるかもしれません(お店にもよる)。国産は中国産と比べるとお値段がちょっと高め。
国産であればそれにこしたことはないのですが、如何せん高いので日常的に使うにはコストがかさむのがネック。個人のこだわりや予算の都合など、いろんな部分を加味して選ぶと良いかと思います。
根元の黒い部分は問題ナシ
ポイントというか補足なのですが、根元部分が黒っぽい(灰色っぽい)場合があります。
たまに見かけるのでそう珍しいことではありません。
たけのこが持つ色素による影響のようで、品質的に問題はありません。
……が、正直ちょっと食欲をそそらない色合いというか、あまり見た目が良くないので、切る時に削りとってから使った方がいいかも。
とりあえず見た目は悪いけどカビてるとかそういうのじゃないから心配しなくていい、ということは是非知っておいてほしい……
まとめ
じゃあ最後に簡単にまとめてみよう
茹でたけのこを買う際は、
-
期限は必ず確認すること(日持ちするほうかしないほうかを見ること)
-
産地や値段も必要があれば確認すること
-
たまに根元が黒いけれどそれは気にしなくてOK
大体この3点を見ると良いかと。
新鮮な茹でたけのこを味わえる時期は限られるので、旬のものを味わいたい人は機会を逃さないようにご注意くださいね。
※古参竹(コサンチク)という細いたけのこは、普通の太いたけのこと違いアクがほぼ無いため、生から茹でても短時間で済みます。もし一から調理したい場合はこちらもオススメ↓