大橘(おおたちばな)ってどんな果物?特徴を見てみよう

大橘(サワーポメロ)

春頃にかけて『大橘(おおたちばな)』という名前の柑橘が出回るようになります。

サワーポメロ

大きく、黄色いのが特徴。

ちなみに『サワーポメロ』『パール柑』という名称で販売されているものも同じものになります(※サワーポメロは英語名、パール柑はブランド名)。

ずんだ
ずんだ

人によってはこちらの名称のほうがなじみ深いかもしれませんね

さて、この大橘、食べたことが無い人もいらっしゃるでしょう。

『どんな味なんだろう?』
『グレープフルーツっぽいから似たように苦いのかな?』
『どうやって食べればいいんだろう?』

……など気になる点もあるかもしれません。

今回は『大橘(おおたちばな)』について特徴や味、おすすめの食べ方について書いていこうと思います。

大橘の特徴を見てみよう

酸味と甘み、少しの苦みがアクセント

まず、いちばん気になる食味について。

大橘は酸味と甘みがほどよくあり、苦みも少しあります。黄色く大きい柑橘と言えばグレープフルーツを連想する人も多いでしょうが、実際味の特徴としては似ています。

個人的にはグレープフルーツよりは苦くない印象。ただ苦いには苦いので、少しでも苦いのはNGという人は食べづらいかと思います。逆に柑橘の苦みを好む人には向いていると言えるでしょう。後述しますが、できるだけ苦みを減らしたい場合は果肉のみ食べることをおすすめします。

果汁が多めでジューシー、果肉はしっかりめでプリプリしており食べ応え十分。

薄皮は時期によるかもしれませんがちょっとしっかりめなので、噛む力が弱い人も果肉のみ食べるようにしたほうがいいかもしれません。

黒い斑点はきにしなくてOK

大橘を購入する際、皮に黒い斑点が見られることがあります。

上の写真は両方『大橘』です。こう見ると全然違うもののように見えます。

黒い斑点は他品種の柑橘でもたまに見られるもので、特に大橘はこういったものが売られていることがよくあります。ちょっと見映えが良くないので『大丈夫なの?』と心配になるかもしれませんが、中身に問題はありません。

意外とそんなに大きくは無い?

名前に『大』と付いているので特大サイズなのかな?と思うかもしれません。

試しに先ほどの写真のものを量ってみたところ、

左は約250g
右は約350g

でした。

今まで購入した経験から言うと、少なくともよくスーパーなどで入手できる大橘については文旦と大体同じか少し大きいくらい。ほかにも文旦やグレープフルーツ、メロゴールドなど大きい柑橘はいくつかあるので、それらと比べてすごく大きいというわけでもなさそう、という印象。もちろん全体的に見たら一応大きいには大きいです。

やまも
やまも

ちなみに、ものすっごい大きい黄色い柑橘をお店で見かけることがあるんだけど、あれは『晩白柚(ばんぺいゆ)』っていう品種でこれとは別物。ごっちゃにならないように注意

皮がすごく分厚い!

大橘はかなり皮が厚いです。

※個体によって差はあります

なので食べられる果肉部分は見た目と比べれば意外と少ないようです。

大橘のオススメの食べ方は?

大橘はみかんのように薄皮ごと食べることも可能です…が、個人的には薄皮を剥いた方が食べやすいと思います。

その最大の理由は、

やまも
やまも

…すんごく苦いのだ……

薄皮ごと食べると、苦みが強いから。

こんな感じで、剥いたときに白い綿状のものが小房に付いてきます。

この白いワタ部分(専門的には『アルベド』と呼ばれます)が特に苦く、後口にもしばらく残ってしまいます。あくまで体感ですが、大橘は特にワタが小房に残りやすい気がします。

逆に言うと、それ以外の薄皮部分はそこまで苦みはありません。なので正確には苦みの主な原因は薄皮ではなくワタ部分ということになります。しかしくっついている白い部分を取り除くのは難しいため、あっさり薄皮ごと取り除いてしまうほうが楽なのです。

※皮が分厚い柑橘のアルベドは大抵共通して苦いものですが、例外的に『日向夏』『はるか』といった品種は苦くないため食べることが出来ます↓

『日向夏』って何?~特徴や食べ方をみてみよう~
日向夏は白いわた部分が苦くないという珍しい特徴を持つ柑橘です。ほどよい甘みとキリッとした酸味を持ちます。苦みはほぼ無く食べやすいです。生食のほか、サラダやゼリーなどにも。
『はるか』ってどんなみかん?~特徴や日向夏との違いは?~
『はるか』は日向夏にソックリのみかん。ただし尻にコブがあるので見分け方は簡単です。酸味がおだやかであっさりめの甘みを持ち、クセが無いため食べやすい。おすすめの食べ方はオレンジカット。フルーツサラダの具にしてもOK。

では具体的にどういった方法で食べればいいか、例をあげていきましょう。

薄皮を剥いて食べる

まず『薄皮を手で剥く』方法。大橘の薄皮は硬く丈夫かつ果肉の硬さもしっかりしているため、剥くのはさほど難しくありません。

いよかんの剥き方③

上写真は伊予柑(いよかん)ですが、やり方は同じでOK。赤線の部分に切り込みを入れて手でやさしく薄皮をめくってください。青線の部分は中の果肉がくっついているのでここを切ってしまうと崩れやすいため避けた方がいいです。

薄皮を剥いた大橘はこんな感じ。透き通った薄い果肉がきれいです。種もこの段階で取ってしまえば後が楽。外側の部分の薄皮はくっついていて取りづらいため多少残りますが、この程度であればそこまで気にしなくていいでしょう。どうしても気になる場合包丁で少しこすりとっても良いです。

※外側の皮の剥き方など詳しくはこちらにて説明しています↓

皮が硬い柑橘類~皮の簡単な剥き方は?~
皮の硬い柑橘類は、ヘタ付近を薄く切ると手で剥きやすくなります。また、薄皮は軽く切れ込みを入れると剥きやすいです。ただし果肉がやわらかいと失敗しやすいので状況によってご判断ください。
柑橘全般にいえるのですが、出回る時期によって果肉の酸味ややわらかさなどに違いが出ます。出回り始めはすっぱく果汁が多いとよく言われています。写真のものは4月購入分で、時期としては少し遅め。なので、もっと早い時期であれば果肉がやわらかめの可能性があります。やわらかいと崩れやすく薄皮を剥くのが難しくなるので、その場合は次の項目の食べ方のほうがいいかもしれません。

半分に切って中身をすくって食べる

次に『横向きに切ってスプーンで食べる』方法。グレープフルーツでよく上げられる方法ですね。

上写真は『河内晩柑』なので違う種類ではありますが、このように

①ある程度の大きさがある
②皮に厚みがあり安定している
③薄皮がしっかりしている(破れない)

…といった特徴の柑橘であれば同様の食べ方が可能です。

大橘は皮を剥くのがけっこう大変なので、人によってはこちらのほうが楽かも。

スプーンですくう際に力を入れすぎて汁が跳ねやすいので、服に飛ばないように注意してくださいね。

ずんだ
ずんだ

ティースプーンなどの小さいスプーンのほうが食べやすいのでおすすめです

まとめ

やまも
やまも

じゃあ簡単に今回のまとめをして終わろう

  • 大橘と『サワーポメロ』『パール柑』は同じものを指す
  • グレープフルーツ系に似た苦みを持つ柑橘
  • 苦みをできるだけ減らしたいなら薄皮は除けて果肉のみ食べるのがおすすめ
  • 黒い斑点が見られることがあるが中身に問題は無いので心配しなくて大丈夫

グレープフルーツや文旦、八朔(はっさく)など苦みのある品種を好む方、もしくは抵抗が無い方におすすめの柑橘です。あまり買う時期が遅いと中身がスカスカになってしまっている場合もあるため、食べ時を逃さないようご注意を。

【更新状況】
25.02.10:全体的に構成の見直し
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