『ぽんかん』と『オレンジ』の違いは何だろう?~実際に比べてみよう~

ぽんかんとオレンジの違い

秋から冬にかけて多く出回る柑橘類。りんごと同じく、寒い時期に生で食べられる貴重な果物です。

柑橘のひとつに『ぽんかん』というものがあります。パッと見た感じどちらかといえば温州みかん寄りではあるのですが、中にはオレンジとの違いが知りたいという方もいらっしゃるご様子。ぽんかんはちょっとみかんよりサイズが大きく、特に2~3月は国産のネーブルオレンジが多く出回り時期が被るのでそういった理由もあるのかもしれません。

…というわけで、今回は『ぽんかん』と『オレンジ』について特徴や味などの観点から違いを見ていこうと思います。

※ぽんかんとみかんを比べたものはこちら↓

ぽんかんとオレンジの違いを見てみよう

ぽんかんは少し平たく、オレンジはまん丸

まず、ぽんかんは温州みかんのように少々平たい形をしています。皮が少し浮いているのでごわついているのも特徴。

それに対し、オレンジは全体的にまん丸い形です。ぽんかんと異なり、表面はしっかり硬め。

バレンシアオレンジ断面・縦切り
やまも
やまも

断面見るとわかりやすいかも

ぽんかんの縦切り写真が無かったので割愛しますが(※撮れ次第追加します)、オレンジの縦切り断面を見ると高さがあるのがわかります。オレンジの種類によっては少し縦幅が狭いものもありますが、それでもみかん系と比べれば大体円に近い形状です。

ぽんかんは空洞あり、オレンジは中身ギッチリ

次に断面を見てみます。

ぽんかん断面②

こちらがぽんかん。

中心に空洞があるのがわかります。

温州みかんや桶柑(たんかん)と比べてみると、だいぶ空洞が大きいです。

このように手で剥けるタイプの柑橘は大体空洞がありますが、その中でもぽんかんはこの空洞が特に広めになっています。

ずんだ
ずんだ

伊予柑(いよかん)も空洞が大きいですが、あちらは皮が分厚いという点が異なります

次にオレンジの断面。

バレンシアオレンジ断面・横切り

中心までギッチリと実が詰まっているのがわかります。

ほかのオレンジだとこんな感じ。上写真だと多少空洞が見られるものの、ぽんかんと比べれば圧倒的に小さいです。

ぽんかんは手で剥けるが、オレンジは難しい

ぽんかんは皮と中身があまり強くくっついていないため、温州みかんと同様に手で簡単に剥くことができます。

一方、オレンジの場合は皮が硬く、中身がくっついているため手で剥くのは少々難しいです。

手で剥くよりは包丁や果物ナイフでカットしたほうがいいでしょう。

やまも
やまも

ちなみにオレンジは切り方が同じでも切る方向で見た目が変わるんだ。最初に横向きに切れば写真左のように、最初から縦向きに切れば右のようになる

包丁などの道具を使う必要があり、食べる時に汁で手が汚れやすいのがちょっと面倒かも。

※オレンジのくし切りと切る方向について詳しくはこちらに書いています。ネーブル以外の写真も載せているので参考にどうぞ↓

ぽんかんは酸味ひかえめ、オレンジは全体的に味が濃い

さて、いちばん気になるのは味や食感についてでしょう。

ぽんかんはみかん寄りの味ですが、比較的酸味がひかえめでクセが少なく食べやすいのが特徴。薄皮ごと食べられますが、人によってはちょっと硬く感じるかもしれません。また種がけっこうあるので飲み込まないように注意。

オレンジは酸味が少し強めですが、甘みもしっかりあるので全体的に味が濃い印象。ネーブルやバレンシアはクセは少ないほうだと思いますが、オレンジ独特の風味があるので人によっては気になるかも。薄皮は薄くやわらかいので食べやすい※。

やまも
やまも

あくまで上記は個人的所感なのであしからず……

結局好みによるので甲乙は付けがたいです。

※ブラッドオレンジの場合、ほかのオレンジより少し薄皮が丈夫なので人によっては食べづらい可能性があります。

ぽんかんは国産、オレンジはものによる

柑橘類は国産のものもあれば輸入されているものもあります。

ぽんかんの場合、(一応輸入物もあるようなのですが)一般的にスーパーなどで販売されているものは国産です。

一方、オレンジの場合は輸入物の割合が高いです。国内でもネーブルやブラッドオレンジなどが栽培されているものの、旬の一時期しかお目にかかれません。国産ネーブルは冒頭でもお話したとおり2~3月、早くて1月くらいにはお店に並ぶので狙い目です。ちなみにオレンジの代表格としてネーブルに並ぶ『バレンシア』はどうやら日本の気候では栽培が難しいらしく、国内での栽培もされているようなのですが普段見かけることはまずありません。かなり希少な存在です。品種改良や技術が進んでいけばもしかすると国内中に出回る未来もあるかもしれませんが、もしそうなるとしても当分先の話になるだろうと思います。

ずんだ
ずんだ

輸入柑橘は防カビ剤などを使っていることからパッケージなりお店のポップなりに記載があるはずなので、購入時にチェックすることおすすめします

輸入柑橘を食べる場合はまず食材に使える洗剤で洗ったり塩でこすり洗いしたりといった処理で薬品を落とす必要があります。また、完全には落ちないと思われるため、個人的には皮は食用に使うことをおすすめしません。皮を剥いて中身だけいただきましょう。

まとめ

やまも
やまも

じゃあおさらいをしてみよう

ざっとまとめると、

  • ぽんかんは皮が少しごわついており、中心には空洞がある。みかんのように手で剥ける。酸味がひかえめでクセが少なく薄皮ごと食べられる。ほぼ国産である。
  • オレンジは全体が丸っこく、中心まで実が詰まっている。手で剥くのは少し難しいのでカットすると食べやすい。全体的に味が濃く、オレンジ独特の風味がある。国産と輸入物があるため、こだわりのある人はよく見て購入を。

…と、大体こんな感じでしょうか。

どちらもおすすめの柑橘です。ただ時期によっては酸味が強い場合もありますし、もし贈答用などでお困りの場合はまずご自分で少量購入し食味を確認してからそちらを参考に選ぶことをおすすめします。

旬の時期に是非ご賞味くださいね。

※24年1月に大きいぽんかんを見かけて購入しました。サイズは200g越えとかなり大きかったのですが見た目がかなりゴツゴツしているのでオレンジとの見分けはつきやすいと思います。感想はこちらに(サブブログに飛びます)↓

BIGサイズのぽんかん~その味は如何に?~
大きいサイズのぽんかん。もしかすると天成りかも。通常サイズよりちょっとだけ味が落ちるかなという感じですが、それでも普通に美味しかったです。ものによるんでしょうね……
【更新状況】
24.02.06:大きいぽんかんの記事リンクを追加
26.01.19:全体の構成を見直し
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