『セミノール』って何?~特徴や食べ方は?~

セミノール

春頃に出回る柑橘の一種に『セミノール』というものがあります。

見た感じみかんにそっくりですが名前が違うので、

『温州みかんと何が違うんだろう?』
『普通に剥いて食べて大丈夫かな?』

…といった疑問も持つ人もいるかもしれません。

今回は『セミノール』について、見た目や味の特徴・食べ方のポイントについて簡単に書いていこうと思います。

セミノールってどんな柑橘?

分類は『タンジェロ(タンゼロ)』

セミノールは『タンジェロ(またはタンゼロ)』という『みかん×(文旦やグレープフルーツなどポメロ系)』の組み合わせから生まれた柑橘のひとつ。純粋なみかんとはちょっと異なります。他にも、日本内で流通している柑橘類で比較的よく見かけるタンジェロに『ミネオラ』があります。

セミノールと見た目が異なり、特にヘタ周辺のコブが大きな特徴。

現状輸入物しかありませんが、味が濃く、おいしい柑橘です。

※ミネオラの特徴や食べ方についてはこちら↓

『ミネオラ』ってどんな果物?オレンジとの違いは何?
ミネオラはポコッと頭からコブのようなものが出ているのが特徴。オレンジと同じようにカットして食べます。果汁がたっぷりで甘みが強く、酸味もちょっと強め。ジュースなどにも◎。

温州みかんっぽい見た目とサイズ感

では本題、セミノールの特徴について見ていきましょう。

冒頭で書きましたが、一見温州みかんにソックリの少し平たい形をしています。

大きさもそこそこ近いです。たぶん温州みかんのM~Lくらいのサイズじゃないでしょうか。

ただ、

①温州みかんは少し果皮がデコボコ
②セミノールは比較的表面がなめらか

…といった違いがあります。

写真だとちょっと分かりづらいかもしれません。実際に触ってみると違いがよくわかるので、入手された際には是非表面をなでて確認してみてください。

色は赤みのあるオレンジ色で、発色が良くきれいです。

ちなみにこちらは2019年に購入・撮影したものです。このようにたまに色ムラがあります。
(購入して少し時間がたってしまったものなのでもしかしたら管理状態の問題かもしれませんが……。)

ただ色ムラや黒い斑点があっても特に気にするほど中身に影響は無いように思います。

ずんだ
ずんだ

黒い斑点は他の柑橘でもたまに見ますが特に心配しなくて大丈夫です

中身もみかんっぽい……

次に断面を見てみましょう。

横向きにカットしました。

中心に少し空洞ができているのがわかります。

他の柑橘とも比較。

温州みかんとネーブルオレンジの断面の写真は上のような感じです。

ネーブルは中心まで身が詰まっているのが特徴。こう見るとやっぱりみかんっぽいですね。

やまも
やまも

中心の空洞は柑橘の種類によって広さが異なるみたいで、ぽんかんとか伊予柑(いよかん)は割と広い。逆にオレンジ系は大体狭いかな……

味が濃く、やわらかい食感!

さて、見た目以上に気になるのは味や食感でしょう。

セミノールは見た目だけでなく、味もみかんと似ています。

酸味がけっこうあるのですが、甘みもしっかりあるため特段すっぱいと感じることはなく気になりません。全体的に味が濃い感じです。苦みは特になし。

果肉はやわらかく、薄皮も薄くやわらかいため口の中に残りません。果汁をたっぷり含んでいることもあり舌触りが良いと感じます。

やまも
やまも

味はみかん寄りだけど部分的にはオレンジっぽい感じもあるかな?

ただし種が多いので、飲み込まないよう注意してくださいね。

セミノールの食べ方は?

簡単な食べ方として

①『手で剥く』

②『オレンジのようにカットする』

…という2通りの方法があげられます。

それぞれの食べ方とポイントについて見ていきましょう。

みかんのように手で剥く

まず手で剥く方法。温州みかんと同じ食べ方ですね。

道具が必要無いという点がいちばんのメリット。

実際やったところこんな感じで剥けました。

やまも
やまも

ちょっと見た目汚くなっちゃったけど人によってはもっときれいに剥けるはず…たぶん

ただし、剥くのは可能ですが、温州みかんほど剥きやすくないです。

何故かというと、セミノールは

『皮が中身と強くくっついているため剥がしづらい』
『皮がボロボロと崩れやすい』

…という特徴を持つため。

よって手で剥くにはちょっと根気が必要。皮を剥く際手に力を入れすぎて中身が潰れてしまうこともあるのでご注意ください。

また、薄皮(じょうのう膜)があまり丈夫ではないので、小房に分ける時に少し破れてしまうかもしれません。これに関しては自分で食べるなら特に気にするほどのことではないとは思いますが、汁が飛ぶかもしれないのでもし心配な場合はエプロン等を準備したほうがいいかも。

やまも
やまも

あ、あと『小房はしっかり分けてから食べる』のをオススメする!!

理由は『種が多いため』

通常のみかんの場合、適当に割って塊のまま食べる…という人もいらっしゃるのではないかと思います。種の無いみかんであれば特に問題無いのですが、種が多い柑橘は一気に口に含んでしまうとそれだけ多くの種を口から出さなければならず苦戦することになってしまいます。(実は自分がこれをやらかしてだいぶ苦労しながら食べました)

ちょっと手間ですが、きちんと分けて少しずつ食べた方が楽です。

ずんだ
ずんだ

せっかくおいしい柑橘なので、できるだけ『食べづらい』とストレスを感じるようなことは避けたいですからね……

オレンジのようにカットする

もう一つの手として『カットする』という方法があります。

カット方法はオレンジと同様、縦もしくは横向きに半分に切ってから等分にします。

オレンジの切り方の図A

(上画像はオレンジの切り方についての記事の再掲です。横切りと分けてA,BとしたのでAの文字は特に気にしなくてOK)

こちらは縦に8等分にしたもの。皮と中身の間に切り込みを入れています。

ネーブルオレンジなどは皮が剥がしやすいので切り込みは入れても入れなくてもいいのですが、セミノールの場合は剥がしづらいので入れた方が食べやすいです。

こっちは6分の1。4分の1だと分厚くて食べづらかったので、6~8分の1くらいでちょうどいいんじゃないかと思います。

なお、最初から縦ベースではなく一旦横向きにカットしてから同じように分けると下のようになります。(※撮り忘れたので例としてカラマンダリンの写真を出しています。セミノールで撮れたら差替予定)

カラマンダリンのオレンジカット

セミノールの場合、個人的にですがこっちの切り方はあまりオススメしません。

先ほども書きましたが、皮が内側と強くくっついている上にボロボロと崩れやすいため、食べている途中に皮がちぎれます。正直食べづらいので、カットして食べるのであれば縦切りを推奨します。

ずんだ
ずんだ

あくまで筆者が実際試してみてそう感じたからその方がいいのではないか、という感想なので、人によっては違うかもしれません。

参考となれば幸いですが、それにとらわれずにそれぞれの食べやすい方法で食べてくださいね。

※オレンジのくし切り(スマイルカット)については下記記事にて。品種別のポイントなどについても少し触れていますのでご興味ありましたらご覧ください↓

オレンジの基本の切り方~見た目や食べやすさの違いは?~
オレンジの簡単な切り方『くし切り』。ポイントは『切る向き』。これによって見た目や食べやすさが変わります。オレンジの種類ごとの特徴も把握しておくとグッド。

まとめ

やまも
やまも

じゃあ最後に簡単に箇条書きでまとめてみよう

セミノールは、

  • 一見、温州みかんにソックリだけどちょっと手触りがなめらか
  • みかんに似た濃い味、ちょっとオレンジっぽさも有り
  • 手で剥いて食べる場合は破れやすさに注意。種が多いので少しずつ食べよう
  • カットして食べる場合は縦に6~8分の1がオススメ

と、ざっとポイントを上げればこんな感じでしょうか。

果汁が多めなので絞り器があるならばジュースやゼリーなどに加工してもよさそう。たくさん入手できた場合は試してみてもいいかもしれませんね。

【更新状況】
23.06.28:画像の追加など23年版として全体的にリニューアル。
24.02.27:全体の構成修正。オレンジのカット記事のリンクやまとめの項目の追加など。
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